久しぶりのRX10、レンズの分解と清掃

2019年03月20日 | PC&ガジェット

SONY、初代RX10。
1インチセンサー、26mm-220mm、F2.8通しの明るいズームレンズが特徴。2013年秋の発売で、2014年春に購入。 

そして2015年7月、このRX10をバイクに積んで、5回目の北海道ツーリングに行った。
しかし、道々カメラの扱いが粗雑だったのか、ツーリング終盤に調子が悪くなってしまった。レンズ内部が結露してしまうし、何をするにも動作が緩慢にもなった。

北海道から帰り、しばらくして、このカメラを取り出して見ると、レンズに網目状のカビが発生していた。「え~っ!」というショック。修理に出すと5万円ほどもかかると言う。優柔不断の迷いとともに、そのまま放置となった。

 そして時は過ぎ、2019年春となった先日、数年ぶりにこのカメラを引っ張りだした。
カビは相変わらず存在していたが、増殖はしていない様子。バッテリーを充電し電源を入れると、カメラは即座に生き返った。緩慢だった動作も解消され、まずまずのレスポンス。カメラ内部の湿気が取れて、調子が戻ったのだろう。 

さて、このカビ、どうしたものか。清掃と言う修理に5万円も出す気持ちはとうに失せていたので、自分でレンズを分解してみることに・・。
壊れても良い覚悟の上だった。ネジのある個所は簡単だが、ネジ隠しの粘着性の銘板や、レンズを固定している充填剤がやっかいだった。兎も角コツコツと地道な作業でやっとレンズが外れた。

前玉2枚の中間、後方のレンズに、菌糸が網目状に伸びていた。無水エタノールを浸み込ませた綿棒で拭いた後、眼鏡拭きで擦ってようやく菌糸が取れた。慎重に元通りに組付けた結果が、写真右上で、カビは綺麗に消えている。

素人の組付けなので、厳密に光軸が合っているのか分からないが、室内でテスト撮影した限りにおいては画質的に問題なさそう。修理代5万円が、エタノール代の970円だけで済んだし、何よりも自分でここまでやれたと言う満足感が大きい。


2 コメント

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素晴らしい!! (noboo)
2019-03-24 16:15:09
分解が趣味の私でもカメラの分解はしたことが無いです。
カビが取れて無事に完成して良かったです。
確かにカビ取りをメーカーに出すと凄い料金ですよね(T_T)
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Re:素晴らしい!! (nobooさん) (アローン)
2019-03-25 16:34:29
メーカー修理となると、カビを取る作業はしなくて、ユニットごと交換みたいです。
だから高いのかと。
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