めんどくさいけど

どうしても自分で作った餃子が食べたくなった。

茹でキャベツばかりが存在を主張する餃子である。

チマチマと皮に包む作業が面倒になって冷凍餃子ばかりだった。

でもやっぱり食べたいのだ。自作するしかない。

餃子を作ったら副菜など作る気になれそうもない。

かぶ、ニンジン、パプリカ、玉葱、ニンニクそしてベーコン。

それから庭のローズマリー。

塩胡椒に白ワイン、コンソメ顆粒を振りかけてオープンに突っ込んだ。

粒マスタードを添えれば何やら凝った料理に見えなくもない…ような気がしてくる。

そういえば長い年月使ってきた言葉がある。

「栄養はとれてるわよ」

また呟いてみる。

栄養はとれてるわよと。

お気に入りのページ

写真がたっぷりの本で必ず私がやること。

どの写真が一番好きか？

決められないことも多いけどそれでもいつもやる。

今回はこのページ。

海外のマーケットを本や動画で覗くのが好きだ。

暮らしだからかな。

このショッピングカートは初めて見た。

雪国の橇的発想？

ワクワクした。

私が幼い子供だったら入り込まずにいられないだろう。

なんてそそられるショッピングカート。

北欧の子供たちのなかにだってこのショッピングカートに入ってみたい子はいるよね？

私だけじゃないよね？

まさか、私だけ？いやいやそんなことはないはず。

名前が覚えられない

今朝はキャラメルマキアート。

ミルクもたしたからコクがでた。

マグカップはフィリフヨンカ…多分。

耳慣れない名前は私の中の記憶の神様が「退職させていただきます」と辞表を叩きつけたので覚えきれない。

たいして働かなかったくせにナマイキである。

このカップを使うと図書館中に貼られていた注意書が浮かぶ。

決めたことを決めた通りにしないと気がすまない方がいらしたのだろう。

きっと高齢者で男性だ。こだわりは男性の方が強い。

図書館の椅子のどこかに執着して同じ椅子に座らないと気分が悪いのだ。

そして喧嘩になった。

あの頃、図書館のソファーの配置がコロコロ変わった。

居心地の悪い配置であった。

このカップの中のご婦人も融通がきかないほど真面目で決め事の中で自分が身動き出来なくなってしまう。

老化により前頭葉が縮むとその傾向は激しくなるようだ。

父も脳外の医師に前頭葉が随分、縮みましたねと言われたっけ。

もともと偏屈だからあまり感じてはいなかったけどリースの介護ベッドを俺は技術屋だと分解しそうになったときは前頭葉の萎縮をしみじみ感じた。