①無死一二塁、バッター打ってサードライナー真正面、三塁手グラブに当てて前に落とし、球を拾い三塁ベースを踏んで二塁・一塁へ転送トリプルプレー完成?
②一死満塁、バッターバントするも小フライ、キャッチャーフェアグランド内でミットに当てて落とし、球を拾いホームベースを踏み一塁へ転送ダブルプレーでチェンジ?
③無死一塁バッター打って平凡なショートフライ。グラブにボールを収めると同時にわざと落球、ボールを拾い二塁ベースを踏む、一塁走者アウト?
・・・あなたが審判をしていたら、どのようにジャッジするでしょうか・・・
打者走者アウト8-2項15
無死または一死で走者が一塁にいるとき、野手が容易に捕球できるはずのフェアの飛球(バント飛球およびラインドライブを含む)を地面に落ちる前に、手またはグラブで打球に触れたのち、故意に地面に落としたとき。
インフィールドフライ(【ルール第6回】参照)が宣告されたあとなら、何の問題もないのですが、ライナーやバントには宣告されません。もちろん走者一塁だけの時もです。
・・・それでは①の場合を考えてみましょう。
まず打球が弱いか痛烈かでも判断が分かれるでしょうが、弱い場合はグラブに当てて前に落として、ベースを踏んで転送・・なら故意落球でしょうし、落とした球がファウル地域を転々としてオールセーフとなった場合は故意落球とはならないでしょう。
痛烈な場合はちょっと厄介ですね。ラインドライブの定義は「(ライナー)鋭く直線的に打たれた飛球をいう」ですから、この『鋭く』をどう判定するかでしょう。
また『手またはグラブで打球に触れたのち』ですから胸や足で故意に打球を止め落としても故意落球とはなりません。(かなり危険で痛いでしょうが)
いずれにせよ『故意に地面に落としたとき』ですから、審判員の判断にゆだねられますね。
・・・②の場合
キャッチャーの打球への捕球姿勢が問題でしょう。余裕で落下地点へ入れば故意落球と言われてもしかたないでしょうし(ダブルプレーが成立すれば)、スライディングをしながらミットに当てて球を落としダブルプレーが成立しても故意落球とはみなされないでしょう。
・・・③の場合
あきらかに故意落球です。打者アウトです。こういうプレーはまずないでしょうが、一塁走者が俊足の場合、一塁走者をアウトにしようと、こういうプレーをするかもしれません。
もし、落としたことによってオールセーフになれば故意落球は適用されないでしょう。自業自得ってことですね。
いずれにしても『故意』かそうじゃないかは審判員の判断です。審判員は判定を下すタイミングと手またはグラブに触れてから故意に落としたかの見極めがむずかしいですね。
関連した事項で
8-2項15(注1)トラップトボールは故意落球とはみなさない。
トラップト ボール TRAPPED BALL1-68項
ラインドライブを含む飛球で、守備者がショートバウンドで捕球した打球をいう。
飛球が野手の手またはグラブに触れることなく、バウンドすれば故意落球とはなりません。
8-2項(注2)インフィールドフライが宣告されている場合は、故意落球は適用しない。
(【ルール第6回】参照)
8-2項(注3)外野への飛球には故意落球は適用しない。
外野手で故意に落球する人はいないでしょうが・・・(二塁ベースのすぐ後ろで守ってた場合はあるかも)
故意に落球する人はいないでしょうが、「トラップト ボール」は戦術のひとつなので試してみてはいかがでしょうか。(・・・・あくまでも自己責任で・・・)
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②一死満塁、バッターバントするも小フライ、キャッチャーフェアグランド内でミットに当てて落とし、球を拾いホームベースを踏み一塁へ転送ダブルプレーでチェンジ?
③無死一塁バッター打って平凡なショートフライ。グラブにボールを収めると同時にわざと落球、ボールを拾い二塁ベースを踏む、一塁走者アウト?
・・・あなたが審判をしていたら、どのようにジャッジするでしょうか・・・
打者走者アウト8-2項15
無死または一死で走者が一塁にいるとき、野手が容易に捕球できるはずのフェアの飛球(バント飛球およびラインドライブを含む)を地面に落ちる前に、手またはグラブで打球に触れたのち、故意に地面に落としたとき。
インフィールドフライ(【ルール第6回】参照)が宣告されたあとなら、何の問題もないのですが、ライナーやバントには宣告されません。もちろん走者一塁だけの時もです。
・・・それでは①の場合を考えてみましょう。
まず打球が弱いか痛烈かでも判断が分かれるでしょうが、弱い場合はグラブに当てて前に落として、ベースを踏んで転送・・なら故意落球でしょうし、落とした球がファウル地域を転々としてオールセーフとなった場合は故意落球とはならないでしょう。
痛烈な場合はちょっと厄介ですね。ラインドライブの定義は「(ライナー)鋭く直線的に打たれた飛球をいう」ですから、この『鋭く』をどう判定するかでしょう。
また『手またはグラブで打球に触れたのち』ですから胸や足で故意に打球を止め落としても故意落球とはなりません。(かなり危険で痛いでしょうが)
いずれにせよ『故意に地面に落としたとき』ですから、審判員の判断にゆだねられますね。
・・・②の場合
キャッチャーの打球への捕球姿勢が問題でしょう。余裕で落下地点へ入れば故意落球と言われてもしかたないでしょうし(ダブルプレーが成立すれば)、スライディングをしながらミットに当てて球を落としダブルプレーが成立しても故意落球とはみなされないでしょう。
・・・③の場合
あきらかに故意落球です。打者アウトです。こういうプレーはまずないでしょうが、一塁走者が俊足の場合、一塁走者をアウトにしようと、こういうプレーをするかもしれません。
もし、落としたことによってオールセーフになれば故意落球は適用されないでしょう。自業自得ってことですね。
いずれにしても『故意』かそうじゃないかは審判員の判断です。審判員は判定を下すタイミングと手またはグラブに触れてから故意に落としたかの見極めがむずかしいですね。
関連した事項で
8-2項15(注1)トラップトボールは故意落球とはみなさない。
トラップト ボール TRAPPED BALL1-68項
ラインドライブを含む飛球で、守備者がショートバウンドで捕球した打球をいう。
飛球が野手の手またはグラブに触れることなく、バウンドすれば故意落球とはなりません。
8-2項(注2)インフィールドフライが宣告されている場合は、故意落球は適用しない。
(【ルール第6回】参照)
8-2項(注3)外野への飛球には故意落球は適用しない。
外野手で故意に落球する人はいないでしょうが・・・(二塁ベースのすぐ後ろで守ってた場合はあるかも)
故意に落球する人はいないでしょうが、「トラップト ボール」は戦術のひとつなので試してみてはいかがでしょうか。(・・・・あくまでも自己責任で・・・)
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故意落球については判断が難しいでしょうね。うちのチームの実力では、そんな余裕はないのですが、過去にそれらしきプレーで併殺を取られたことがあります。
強いチームは何をやらせても上手いものでした。