誓球の空 - since 2001 -

昭和43年盛夏、初めて出会った人生の師匠は云った。
未来に羽ばたく使命を自覚するとき、才能の芽は急速に伸びる。

2017年 秋季東京都高校野球大会 一次予選 代表決定戦

2017年09月18日 | 誓球の空2016-2020

[写真] 6回から救援した笹岡投手(1年)が、要所を抑えてピンチを凌ぐ。


2017年 9月18日(月/祝) 09:54~12:00 晴れ やや強い風(センター → 本塁) 東大和創価グラウンド

秋季東京都高校野球大会 一次予選 代表決定戦

東亜学園 (中野区)
  1  0  1   0  0  0   0  0  0 =  2
創価   (小平市)  2  2  0   0  0  0   0  0  X =  4

[ 投 手 ] 吉澤(5)‐笹岡(4)
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ] 藤井
[ 二塁打 ] 

1番 (三) 松田 → (8表/三) 古林
2番 (遊) 藤井
3番 (二) 門脇
4番 (右) 浪川
5番 (左) 菊地
6番 (一) 中野
7番 (投) 吉澤 → (6表/投) 笹岡
8番 (捕) 会田
9番 (中) 古川

昨夜来の雨風はすっかり静まり、台風一過で爽やかな風が心地よい朝を迎えた。
絶好の秋晴れ野球日和なんだが・・・ まずは台風で被災された地方の方々へお見舞いを申し上げたい。

秋季大会の本戦への出場をかけて戦う相手は・・・ 今夏の東東京大会でベスト4に残った東亜学園
新チームの地力を計る上では申し分ないが、ブロック予選で対戦するには、いささか難敵である。

9時15分から始まったアップが終わり、グラウンド整備が終ってプレーボールが掛かったのは9時54分
後攻めの創価のマウンドには背番号14を付けた吉澤、右のサイドスローで打たせて取るタイプだ。
バックには初戦で休んだ菊地が5番でレフトに入り、初戦でレフトに入っていた松田がサードを守る。

[ 1回表・東亜学園 ]
若干制球に苦しむ吉澤は、1番にワンボールワンストライクからストレートが抜けて死球を与える。
2番は1球犠打を試みるがファールになると、ヒッティングに切り替えライナーがショートの頭上を襲う。
ヒットを覚悟したが、センター古川が地上すれすれでキャッチするファインプレーでワンアウト1塁

3番は初球を鋭く振りぬくと、ライトの右を破る二塁打となり一死23塁の大ピンチ
ここで4番には、ボールが先行するもののフルカウントまで粘り、空振り三振に打ち取り二死とするが、
5番にはフルカウントからの1球が外れて二死満塁

6番にはストライクが先行してツーボールツーストライクと攻めるが、
ストレートを上手くミートされて三遊間を割られ、あっけなく1点を許してしまった。
なおも二死満塁から、7番にも上手くミートされたがセカンド門脇へのゴロで何とか1点で凌ぎきる。

[ 1回裏・創価 ]
東亜のマウンドには、背番号11をつけたサウスポーが上がる。
1番・松田の初球ストレートが肩口を直撃し死球、どちらも似たような立上りでスタートする。
2番・藤井の時に1塁走者の松田が牽制で刺されるが、藤井がレフト前に弾きかえして一死1塁
3番・門脇は投手とサードの間に絶妙の犠打を転がすと、
ベースカバーが遅れ、完全セーフのタイミングの1塁へ暴投となり1塁走者の藤井が長駆ホームイン

あっという間に同点にすると、門脇も3塁を落とし入れ一死3塁
4番・浪川は、動揺する相手投手の初球を痛烈に捉えライト前のタイムリーであっさり逆転する。
なおも5番・菊地が歩き、6番・中野がセカンド強襲のヒットで一死満塁とするが、
7番・吉澤は見逃しの三振、8番・会田はサードゴロに倒れてしまい・・・ もう一つ、攻めきれない。

[写真] 貴重な追加点となる三塁打を放ち、続く打者の内野ゴロで好走塁を見せた藤井選手

[ 2回表・東亜学園 ]
8番は初球を打ってライトフライ、9番は2球目を打ってセンターフライ、
簡単に二死とするが、1番にセンター前に弾き返されると、2番には3塁線を抜かれ二死23塁と大ピンチ
迎えるは前の打席で二塁打を放ってる3番、ボールが先行するがフルカウントまで粘ると、
最後は内角のストレートをズバッと投げ込みライトフライ、開き直ったピッチングで何とか凌ぎきる。

[ 2回裏・創価 ]
ピンチの後にチャンスあり、9番・古川が三遊間を真っ二つに割るヒットで出ると、
1番・松田が初球でキッチリ犠打を決め一死2塁
2番・藤井は期待に応え、右中間を真っ二つに破る三塁打を放ち1点追加
3番・門脇は前進守備のセカンドへ詰まったゴロ、本塁はクロスプレーになったが
ホームベースを空けねばならないコリジョンルールか幸いして間一髪セーフ、貴重な4点目が入った。

なおも一死1塁から、4番・浪川はセンターに大きなフライを打つが、逆風に伸びを欠きセンターフライ
門脇が走って二死2塁とするが、5番・菊地は内角をズバッと攻めるストレートに手が出ず見逃しの三振
追加点にはならなかったが・・・ 立上りは創価がペースを握ったようだ。

[ 3回表・東亜学園 ]
4番はセンター前ヒットで出ると、すかさず盗塁を決め無死2塁
5番は痛烈なライト前ヒット、2塁走者は3塁を回って本塁へ向かうが、
ライト浪川の返球が早く、キャッチャー会田が走って来る走者を待っておりタッチアウト

返球の間に打者走者は2塁を落とし入れ一死2塁から、6番の時に暴投が出て一死3塁
6番は前進守備の藤井の前にボテボテのゴロ、本塁が厳しいと見た藤井がファーストに送り1点を許す。
7番は変化球にタイミングが合わず三振に打ち取るが、
浪川の好返球の直後に、暴投が絡んでの失点は・・・ ちょっと勿体ない。
強豪相手に付け入る隙を見せては、流れが変わる可能性があり、これはちょっと引き締めるべきだろう。

[ 3回裏・創価 ]
6番・中野がレフトへのクリーンヒットで出ると、7番・吉澤は手堅く送って一死2塁とするが、
8番・会田ショートフライ、9番・古川は見逃しの三振に倒れ無得点


[ 4回表・東亜学園 ]
8番は3球目を打ってレフトフライ、9番は高めのストレートを空振りの三振
1番はセンターの前にフラフラとフライを打ち、セカンド門脇が背走するがグラブに当てたものの落球
しかし・・・ 2塁を欲張った打者走者を見ていた古川が2塁へ入った藤井へ送球しタッチアウト
際どいプレーが続くが・・・ 野手陣の守りは鉄壁で、しっかりと凌ぎきっている。

[ 4回裏・創価 ]
1番・松田は外の変化球にタイミングが合わず空振りの三振、2番・藤井はセカンドゴロ
3番・門脇は内角のストレートを見逃してしまい三振

[写真] 先発した吉澤投手、制球に苦しみながらも要所を締め、5回までを2失点で投げ切る。

[ 5回表・東亜学園 ]
2番はレフト菊地へのファールフライ、3番は2球目を打ってセンターフライ
4番には追い込んだ後からぶつけてしまい二死1塁、すかさず走られて二死2塁とされるが、
5番をサードのファールフライに打ち取り、この回も凌いだ。

[ 5回裏・創価 ]
4番・浪川はツーボールツーストライクから低めのストレートを空振りの三振
5番・菊地はセンターフライ、6番・中野は外の変化球を振って空振りの三振に倒れ三者凡退

なんとなく・・・ 試合が落ち着いて来た感があるが、
4回ぐらいから、外のストライクゾーンが広くなったような気がする。
両校に対して差がないので、特にどうこう言うつもりはないが、
両校ともに外のボールを見逃して、ストライクをコールされる場面が増えている。

また、外のストライクゾーンが広くなったことから、
意識するあまりに内角のボールにバットが出辛くなっているし、
ストライクのコールが若干遅れ気味になってることも・・・ ちょっと気になる。

[ 6回表・東亜学園 ]
この回から先発の吉沢に代わって、1年生右腕の笹岡がマウンドに上がる。
6番に対しボールが先行し、スリーボールワンストライクから歩かせてしまうが、
7番をショートフライ、8番は外の高めのストレートを見逃し三振、
9番をショートゴロに打ち取り・・・ 隙を見せない。

[ 6回裏・創価 ]
7番笹岡は、外のストレートを見逃し三振、8番会田は初球を打ってレフトフライ、
9番・古川は低めのストレートを振って空振りの三振、三者凡退に倒れる。
3イニング続けて三者凡退、相手投手の調子が上がってきているが、ちょっと・・・ 工夫すべきかも。

[写真] 第一戦に欠場した菊地選手が今日は5番レフトで出場

[ 7回表・東亜学園 ]
1番から始まる好打順、1番は2球目を打ってセンター前へのクリーンヒット
2番は上手くミートしたが、打球が伸びすぎセンター古川の正面に飛ぶライナーで一死1塁
ちょっとだけ左右のどちらかにズレていたら長打になっていただけに、ラッキーに当たりだった。
3番にはフルカウントまで粘られるが、今日一番のストレートを低めに投げ込み空振りの三振
1塁走者が走っており、2塁へ送球されタッチアウト、三振ゲッツーでこの回も凌ぐ。

[ 7回裏・創価 ]
1番・松田はライトフライ、2番・藤井は痛烈なセカンドゴロ、これをセカンドがトンネルして一死1塁
3番・門脇は初球を打ってライトフライ、4番浪川の時に藤井が牽制で刺され結果的に三者凡退

[ 8回表・東亜学園 ]
背番号16のサードの松田に代わって、サードに背番号5の古林が入り守備固め
4番は外のストレートにハーフスイングを取られ空振りの三振
5番はセカンドゴロ、門脇の手前で跳ね記録はエラーになったが、これはヒットだと思う。
6番は外のストレートをファールチップするが、キャッチャー会田が捕球し空振り三振
7番はボテボテのショート前のゴロ、サードの古林が藤井の前でカットして握り返したがアウト

[ 8回裏・創価 ]
4番・浪川はフルカウントから、外のストレートを見逃して三振
5番・菊地はフルカウントから、ストレートをオーバースイング気味に振って空振りの三振
6番・中野はピッチャーへのポップフライに倒れ・・・ この回も三者凡退

[ 9回表・東亜学園 ]
さぁ・・・ いよいよ最終回
8番を外のストレートで見逃しの三振に打ち取るが、9番にはフルカウントからの1球が外れ四球
1番のボテボテの三遊間への当たりは内野安打となって一死12塁
一発出れば逆転、長打なら同点の場面だったが・・・ マウンドの笹岡は落ち着いていた。
2番は初球を打ってセカンドゴロ、4-6-3と渡って試合終了

3回までは・・・ 確実に創価のペースだったといって良いだろう。
4回以降は膠着状態だったが、流れは東亜学園に傾きかけていた。
勝敗を分けたのは、ホンのちょっとしたディフェンスの差だったと思う。

そして・・・ あまり大きくない体を目いっぱい使って、
外連味のないオーバースローから、思いっきり腕を振って投げて来る笹岡の気迫勝ち
そんな試合だったんじゃなかろうか。

打線は、まだまだ工夫が必要だが・・・ 本戦までには3週間ある。
しっかりバットを振り込み、東京の頂点を目指してほしい。
ガンバレ 創価

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年 秋季東京都高校野球大... | トップ | 2017年 秋季大阪府高校野球大会 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スコアについて (maria)
2017-09-19 09:18:48
秋季大会も予選から、試合の詳細をアップしてくださり、ありがとうございます💕
先ずは本戦出場を素直に喜んでいます🎵
代表決定戦のスコアは4vs2だったですね。
6回の創価のスコアに2が表示されていますので一応、お伝えさせていただきます。
本戦の試合情報も楽しみに待ってます。
本戦出場64校の頂点目指して、頑張れ創価❗
返信する
ありがとうございました。 (誓球の空)
2017-09-19 12:26:33
mariaさま、ご指摘ありがとうございました。
本当に恥ずかしい限りです。
最近、歳を取ったせいか少しボケてます。
ご容赦下さい。
帰宅後、直ちに修正します。
返信する

コメントを投稿

誓球の空2016-2020」カテゴリの最新記事