ケーキ
土曜日、3週間ぶりに長男が家に戻ってきた。
嫁さんが、自分が禁酒しているということをメールした為、お土産に、一個500円もしたというショートケーキを買ってきた。
夕食の後、一口食べてビックリする。まるでパリの高級レストランで食べるようなデリケートだけどコクのあるケーキだった。
ただし、大きさは日本サイズで本場に比べると小さい。
早速ネットでお店を調べたら、大阪市内の扇町公園の近くにあるお店で、「大阪一のケーキ屋さん」という口コミであり、食べログの評価が4.13と凄く高い。
ここ10年ばかり、ケーキを買うといえば、家の近所にある有名ケーキ屋さん、または千里阪急のケーキ屋さんばかりだった。
大げさだけど、小さなケーキ1個を通して考え方の違いを感じ驚いたのだ。
お店の目指しているレベルは、多分フランスの一流レベルなのだろうか。
ケーキの原価率は非常に高いそうだ。
材料に金がかかっていると、一個あたりの値段も当然すごく高くなるそうである。
1個500円で売れるという事がすべてを物語っているようだ。
世間の評価を反映している値段なのだろう。
体操選手
先日、つり輪の話を書いた。男子の体操で中学チャンピオンの子が2020年のオリンピックを目指すという番組の内容を紹介した。
その後、分かったのは、彼にとって選手層の厚い日本男子の体操では、5年先にオリンピックの代表選手になるという夢は、限りなく厳しいということだ。
個人総合で内村選手が前人未到の8連覇を達成したのだが、それに続く、現在19歳の白井選手の世代がすごく力をつけてきている。
5年先の東京オリンピックでは、白井の世代が25歳前後で、昨年中学チャンピオンの彼は20歳前後なので、かなりレベルが上がらないと日本代表は厳しいかもしれない。これが現実のようである。
現在、日本男子の体操選手は、世界的に非常に高いレベルで競い合っているという事のようだ。
それは、体操だけではなく、他のスポーツ、たとえばボクシングでも日本選手の活躍が著しい。
先日、新しく世界チャンピオンになった若者は、何とプロ5戦目で世界チャンピオンになったそうで、それまでの6戦目の最短時間をさらに短縮したという。
なぜ、こんなに日本選手のレベルが世界大きく上がってきたのだろうか?
夢を実現できる社会
その背景には、自分の求める夢をかなえた人が身近にいるという事がとても大きいのではないかと思う。
オリンピックで金メダルをとるとかノーベル賞を受賞するなんて、まるで絵に描いた餅のような夢を実際に実現している人をマスコミで見ていると、自分でも・・というモチベーション形成に大きな影響があるのだろう。
そんなわけで、今日も年老いた自分は、ささやかな夢に向かって細々と努力しています。