道東を発見する旅 第3の人生

家の中に蜂が入った、ホバリングが与える恐怖心、一羽のスズメ、だから恐れるな

家の中に蜂

先週、月に一度の粗大ゴミを出す日があった。朝、6時半に玄関のドアを開けて、ゴミ出しに行く。

ドアを開けっぱなしでゴミを出し、やれやれと思って、玄関から入ったところで蜂がブーンと羽根の音を響かせながら、空中に漂っているのを発見した。

いわゆるホバリング(空中浮遊)の状態である。

開けっ放しのドアから、まさか、蜂が中に入ってしまったとは、まったく予想もしていなかったので、恐怖心で頭が真っ白になった。

同居している息子はまだ眠っているので刺されたら厄介だ。何とかしなければならない。

最初、ほうきのような長い叩き潰すものを探したのだが、そんな物は家に置いていない。

どうしようか、と躊躇していたが、「これだ!」と思って、手に取ったのがコードレスの掃除機である。

掃除機のスイッチを入れて、蜂に向かって掃除機の先端を向けて吸引しはじめた。

多分、蜂は空気の流れに気がついたのか、空中を逃げ出し始めた。

それに対抗して、掃除機のホースの先端をドンドン近づけていくと壁に追い詰める事が出来た。

満を持して躊躇せずに壁に向かってホースを突き出すと、無事、蜂は吸引された。

コードレス掃除機

去年、一人暮らしを始める時に買った掃除機は、持ち運びが楽で掃除機をかけるのが楽である。

そのゴミ溜め部分は透明なケースで外から見えるカプセル状だ。

吸い込まれた蜂が、そのゴミ溜めカプセルの中でクルクル回っているのが見えた。

そして、玄関から外に出て植え込みで、カプセル部分の蓋をパカンと開けて、弱った蜂を捨てた。掃除機の吸引力で羽はつぶれたので、たぶん、虫の餌になるのだろう。

ホバリングが与える恐怖心

さて、自分は、蜂が怖いと感じたのは、空中でブーンと羽音を響かせながら空中で停止するホバリングをしているからだと思う。

目の前でホバリングしている蜂は、なぜか目の高さ位なのだ。だから、次の瞬間、自分の方に向かってきたらどうしよう、という恐怖感を与えるのだ。

この先何が起こるか分からないという将来に対する恐れが自分の心の底に生まれるのだろう。

だけど、実際に刺されたとしても痛くて辛いけど、蜂アレルギーでアナフィラキシーショックになるのは、ほんの一握りの人だけだ。

北海道の離島の診療所にいる時は、この時期に、必ずスズメバチに刺されたと言い、恐怖心で顔が青ざめた患者さんがたくさん来た。だけど、局所の対応(洗う、冷やす、抗ヒスタミン薬、ステロイド軟こうなど)だけで済み、蜂アレルギーでショックになっている人は一人もいなかった。

参考のために蜂に刺された時の対応についてリンクを貼っておきます。

蜂に刺された時の対応
http://imizu.weblike.jp/news/post-30.html

さて、このホバリングは、ハチドリだけではなくて多くの鳥が出来るらしい。スズメもホバリングしている姿を見たことがある人は多いと思います。あまり主題とは関係ないのですが、有名な曲でイエスの目はスズメにも宿るという曲があります。

自分は聖書のどこかに書いているのだろうと思っていたのですが、その出典となったと思われる聖書の箇所が分かったので曲と共に紹介します。

スズメの事

今、住んでいる団地ではカラスしか見かけないけど、昔はどこに行ってもスズメ(雀)をよく見かけたものだ。いつもスズメのチュンチュンという鳴き声を聞いたものだった。

スズメは、森に棲まない鳥で人の暮らしと共に生きてきた鳥なのだそうだ。

勤務先のチャプレンさんが小冊子に書いているのを読んだのだが、なんと、イエスの時代のガリラヤ地方でも棲息していたそうだ。

そして、昔から疑問に思っていたのだが、「天使にラブソングを」という映画に出てくる「His eyes is on the sparrow」という曲は、聖書のマタイによる福音書の一節に出てくるエピソードに関連して作曲されたようだ。

この曲はマヘリア・ジャクソンの全盛期の頃から歌われている曲で、映画で一躍有名になり、いろんな歌手や一般人が歌う動画が沢山Youtubeにアップされている。

今回は、まず映画の挿入曲、次に日本語の訳つきの動画、男性ボーカルグループの動画を紹介しています。まだまだ沢山アップされている、欧米では有名な曲ですが、クリスチャンの多い韓国でも凄く人気があるようで、big mamaという女性グループの動画がアップされています。

最後に関連する聖書の一節を紹介して終わります。

Lauryn Hill & Tanya Blount - His Eye Is On The Sparrow lyrics
https://www.youtube.com/watch?v=H74FBgOZTDw

「His Eyes On The Sparrow一羽のすずめ」ニッコー・ロー女史

Nikko Lowe Allen2018年8月12日大和カルバリーチャペル第三礼拝特別賛美

https://www.youtube.com/watch?v=Kb14vRuRuRs


His Eye Is On The Sparrow - Eclipse 6 - Official Video - on iTunes

https://www.youtube.com/watch?v=lRhgD0UtpL4&list=RDlRhgD0UtpL4&start_radio=1&t=28


マタイによる福音書、第10章26から31節

「だから恐れるな」

「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。

私が暗闇であなたがたに言う事を、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。

体は殺しても、魂を殺すことの出来ない者を恐れるな。むしろ魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。

二羽のスズメが1アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽でさえ、あなたがたの父のお許しがなければ、地に落ちることは無い。

あなたがたの髪の毛まで一本残らず数えられている。

だから、恐れるな。あなたがたは、たくさんのスズメよりもはるかにまさっている。

感想

正直なところ、自分は「イエスの目はスズメにさえ注がれているから、自分の事も見守ってくれている、だから落ち込まなくてもいい」という歌詞が世界中の人に勇気を与えているのだろうか、という点に疑問を感じてしまう部分もあるのでしょうけど、それ以上に歌を通して神との一体感を感じるのが賛美歌のいいところなんでしょうね。

現実は、スズメの鳴き声を聞くことがなくなってしまったようです。自分がまだ20代の頃、居酒屋で「スズメ」のメニュで焼いたスズメが出てきたのですが、スズメを見かけることも無くなったので日本が貧しくならない限り、それも復活しないでしょう。

だけど、この曲はメロディの美しさ、親しみやすさからこれからもずっと残っていくように思います。

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