ウリナラ人民共和国の北の首領様は今日も荒れているお。

一匹狼,北の首領様が吠えるニダ。
ワオーン!!

やる夫

2008年10月16日 12時55分50秒 | Weblog
やる夫(やるお)とはインターネット上の巨大電子掲示板群・2ちゃんねるで考案されたAA(アスキーアート)によるキャラクターである。ニュー速でやる夫、ニューソクデ・ヤル夫(にゅーそくでやるお)とも呼ばれることもある。本当ならばニュース速報(VIP)板で遊びたかったが、そこの住人は相手をしてくれない。悲しみに暮れるがそれならばニュース速報板でやればいいと閃き、満面の笑顔を見せてくれるAAである。

また、やる夫の横顔として誕生したAAはやらない夫(やらないお)と呼ばれる。性格も冷静沈着な常識人で、その風貌はやる夫に似ても似つかない。また女性キャラのやる美も存在し、こちらは擬人化、萌え要素を併せ持っている(やる夫がパーマをあてたような母親のAAも存在する)。プラナリ夫は元はやる夫の携帯向けAAとして考案されたがやる夫とは似ても似つかない造形、可愛らしさから別キャラクターとして独立。口数は少なく、他キャラともあまり絡まず独自のポジションを築いている。オプーナはゲームのキャラクターだが、独特のキャラクター造形がやる夫と融合したAAとなっている。余談だが、オプーナ(やる夫)とオプーナ(本物)がスレで競演する時は大抵後者のAAがコプーナと呼ばれる。

発生
元々のAAは2chのニュース速報板(通称:ν速、ニュー速)において、ニュース速報(VIP)板のノリを持ち込む住人に対して書き込まれる「VIPでやれ」というレスやAAに対抗して貼られた内藤ホライゾン(ブーン)が大量に押し寄せ、「ニュー速でやるお!」と言っているAAであった。しかし、一番最後の顔を正面に向けたAAがあまりにも元のブーンに似ていなかったためか、そこから独立および発展して誕生したのが"やる夫"である。
派生
以下に掲載しているAAの他にも穏やかな笑顔や得意げな顔、怒り顔など、様々な表情のやる夫がおり、この表情の豊かさが人気を呼ぶ要素の一つとなっている。特にテーブルを叩きながら爆笑しているAAは応用性が高く、2ちゃんねるの様々な板で見受けられる。見る者を何故か不快な気持ちにさせるその表情は、様々なAAと合体させられた。大抵は煽りに使われ、実例としてはやる夫に嘲笑させるものや叩く相手の発言をやる夫にしゃべらせ不快感を植え付けることを狙ったものなどがある。
キャラの傾向
基本的に駄目人間的な面が強調されている。しかし、時として漢を見せる事もあり、完全な駄目人間という訳でもない。
やる夫スレ
ニュース速報(VIP)板などにおいてやる夫などのAAを用いて雑談したり、小説的なストーリーを展開するスレッドが多く立てられている。従来、ブーンなどの1行ですむAAや、サムネイルを用いて同様の事が行われていた例があるが、大判のAAを使って、様々なバリエーションを楽しめるためか、2007年ころからはやる夫が使われることが多くなっている。

特にストーリーを展開するスレッドは「やる夫は○○をするようです」などというタイトルがお約束であり、大抵の場合やる夫が何かに挑戦してうまくこなしていくものの必ずどこかでずっこけてしっぺ返しに遭う(大抵は大失敗して無職に戻ったりするが、死亡したり逮捕される事もある)といった古典的なギャグ漫画のようなオチがつく(稀に可愛い女子に囲まれたり成功して大物になるストーリーもある)。「ドラゴンクエストシリーズ」や「ときめきメモリアルシリーズ」等ゲームのストーリーに沿って進行することもある。スレ主が実体験に基づいたストーリーであることを明らかにしていたり、そのように推測されるものもある。このようなストーリーでは、外からではわからない業界の裏話を知ることができ、興味をひく趣向になっている。

ちなみにキャラクターの初期設定は、やる夫の場合ニートや大学生・高校生であるという設定が殆どである(やや稀に社会人だったりすることもある)。やらない夫はやる夫の同級生・どこかの会社の上司・やる夫の知り合いの専門家(金持ちだったりすることもある)という設定で、突っ込み役を務めることが非常に多い。物語に一人はいるガイド役やヒロイン、そしてサブキャラクターの面々は実在の漫画・アニメのキャラクターの設定をある程度改変して出す事が殆どである。

このようなやる夫を用いたストーリーが展開されたスレッドの記事は、その大半が有志によるブログにおいて抜粋されてまとめられており、主なストーリーの流れなどをそれらのブログを閲覧することで確認することが可能である。

また、実際の社会問題や歴史、哲学等の雑学を取り上げた「やる夫で学ぶ○○」といったスレが立つ事がある。こちらは専門書籍などが必要になる、もしくはある程度の知識・経験が必要になるためか前述のシリーズに比べると非常に少ないが、社会問題に対する知識をわかりやすく知ることができると定評がある。

2008年頃からは「やる夫は○○をするようです」型と「やる夫で学ぶ○○」型をあわせたものも登場した(例:「やる夫が工場を立て直したいようです(経営の能率化)」「やる夫がフューラーになるようです(ヒトラーの台頭)」等)。その一つ「やる夫が徳川家康になるようです」は3ヶ月以上の長期に及ぶ「連載」となり、その登場キャラクターAAの多さと練られたストーリーから人気を博している。

北の首領さんだお。
オラがよく「だお」って語尾につけるでしょ。
それはやる夫をリスペクトしているからだお。
あと2日で休みだお。がんばるお!!