すんません、土曜日の更新になっちまいました。時間がないので大急ぎでまとめます。
それにしても安保法成立のニュースには、ただただ暗澹たる気分になるばかり。日本という国の在り方が今後大きく変わっていくであろうことを思うと、現政府への腹立たしさが募ります。
☆『アントマン』（アメリカ）117分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
体長わずか1.5センチのヒーロー、アントマンの活躍を描くアクション……らしい。アメコミ原作モノ。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
☆『向日葵の丘 1983年・夏』（日本）138分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
30年ぶりに故郷に帰った主人公が直面する現実と、名画座で過ごした80年代の日々を描いた青春ドラマ……らしい。常盤貴子、田中美里、藤田朋子などが出演。
※上映館／センチュリーシネマ
☆『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』（日本）88分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
説明不要ですね。前篇は賛否両論……というより「否」の方が多かった気がしますが、今度はどうでしょ。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高／イオンシネマ名古屋茶屋
◎『ヒロイン失格』（日本）112分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
人気少女マンガの映画化。典型的なラブコメっぽいですね。主演は桐谷美玲で、山崎賢人 坂口健太郎も出演。坂口健太郎、『at Home』では素晴らしい演技を見せていたので今回も期待しています。
※上映館／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高
◎『クーキー』（チェコ）95分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
操り人形による人形劇にVFXを組み合わせたファンタジー、とのこと。古くなって捨てられたテディベアが主人公だそうです。面白そう。
※上映館／名演小劇場
◎『みちていく』（日本）89分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
大学の卒業制作ながら完成度の高さが話題を呼んで劇場公開に至った、という話題作。高校の陸上部の少女たちを描いた青春ドラマだそうです。
※上映館／名古屋シネマテーク
◎『心が叫びたがってるんだ。』（日本）119分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のスタッフによるアニメ。青春群像劇だそうです。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／イオンシネマ大高
○『かけがえのない人』（アメリカ）118分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
高校時代に深く愛し合った男女が20年後に再会して……というラブストーリーだそうです。
※上映館／伏見ミリオン座
○『ぼくらの家路』（ドイツ）103分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
10歳と6歳の幼い兄弟が突然いなくなった母親を探す旅を描いたヒューマンドラマ……らしい。
※上映館／センチュリーシネマ
○『ポプラの秋』（日本）98分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
父親を亡くして心に傷を負った少女と、不思議なおばあさんの交流を描いた人間ドラマ……らしい。本田望結という子役の初主演作だそうです。
※上映館／名演小劇場／中川コロナシネマワールド
『ハイキュー!! 勝者と敗者』（日本）88分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
人気バレーマンガが原作のテレビアニメの総集編の後編、だそうです。
※上映館／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
●ドキュメンタリー
◎『首相官邸の前で』（日本）109分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
2012年夏、福島第一原発事故後の原発政策に抗議するために約20万人が首相官邸前を埋めた抗議活動を記録したドキュメンタリーだそうです。
※上映館／シネマスコーレ
◎『選挙フェス！』（日本）114分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
政治経験ゼロのミュージシャン、三宅洋平の2013年夏の参院選での選挙活動を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館／シネマスコーレ
『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』（日本）82分 ＜シネマトゥデイ＞ ＜ムービーウォーカー＞
東日本大震災発生後から、故郷である岩手県陸前高田市の風景を撮り続ける世界的写真家、畠山直哉の活動を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館／名古屋シネマテーク
●リバイバル、特集上映
『戦場のピアニスト』
※上映館／ピカデリー
『GONIN』『GONIN2』
※上映館／ピカデリー
＊ ＊ ＊ ＊ ＊
＜映画＞
●天空の蜂
●キングスマン
●赤い玉、
●私たちのハァハァ
●ピクセル
●黒衣の刺客
とりあえず『キングマン』はオススメ。ヘンなバランスの映画だし、過剰な暴力表現とかもあるので万人向きではありませんが、思わず息を呑むような鮮烈なシーンがあります。
『天空の蜂』に関しては、原発へのテロというテーマを真正面から描いた姿勢は支持。サスペンス的趣向も上手く機能しているし、ストーリーテリングは悪くありません。難点は登場人物がどれも魅力に欠けることと、あまりにセリフが紋切型だったり「議論のための議論」みたいなやり取りが続くことですが、それより何よりヒドいのは名古屋弁もしくは尾張弁の扱い！
ウィキペディアによると、監督の堤幸彦は三重県生まれで6歳から18歳まで名古屋に住んでたそうで、だったらほぼ名古屋ネイティブと言えるわけなんですが、なのになぜあんなに奇妙な名古屋弁もどきのセリフを役者たちに喋らせたんでしょ。そもそも、この物語に地方色は必要ないんじゃない？ 確かにヘリが盗まれた場所は小牧で（なので、小牧コロナで観ると臨場感が増すかも）、事件を担当するのは愛知県警なわけですが。
『赤い玉、』は、ひとことで言えば奥田瑛二主演のアイドル映画。ビル・マーレイの『ヴィンセントが教えてくれたこと』、アル・パチーノの『Dear ダニー』同様、カッコよくて間抜けで世俗にまみれたジジイの姿を大いに楽しめます。
『私たちのハァハァ』は生々しい青春映画。友情モノとしても優れていますが、「ファン」というものの在り方について考えさせられる作品でもありました。
『ピクセル』は80年代にテレビゲームに熱狂した世代なら大いに楽しめそうな娯楽作。そうじゃない僕でもなかなか楽しめました。ただし、展開はご都合主義満載で、サクサク進みすぎ。もうちょっと脚本を練って、じらす場面を増やさなきゃ。
『黒衣の刺客』は静謐さと映像美が魅力なんでしょうが、それはつまり「眠気を誘う」ということでもあります。というわけで、すんません、序盤ちょっと寝てしまいました。
＜本＞
●知らないと恥をかく世界の大問題／池上彰
●流／東山彰良
●黒博物館 スプリンガルド／藤田和日郎 ※マンガ
直木賞に選ばれた『流』、めちゃめちゃ面白かったです。最初のうちは初期の本宮ひろ志のマンガみたいなノリで、男子高校生たちがケンカに明け暮れる日々が描かれるわけですが、物語は次第に抒情性を帯び、人は誰しも歴史のしがらみから逃れられないし、それは決して不幸なことではない、という事実を教えてくれます。今の時代に読んでおくべき一冊。
