そんなわけで、週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナーを。
☆『さんかく窓の外側は夜』 <シネマトゥデイ>
人気マンガの映画化。主演は岡田将生と志尊淳で、ヒロインは平手友梨奈。まあ、平手ちゃんが出てるなら観なきゃね。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『エマの秘密に恋したら』 <シネマトゥデイ>
典型的なロマコメっぽい感じで面白そう。
※上映館/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『ルクス・エテルナ 永遠の光』 <シネマトゥデイ>
ギャスパー・ノエの新作。例によって賛否両論を巻き起こしているそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『どん底作家の人生に幸あれ!』 <シネマトゥデイ>
ディケンズの半自伝的小説の映画化だそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『KCIA 南山の部長たち』 <シネマトゥデイ>
韓国映画。1979年に起きた朴正煕大統領暗殺を基にしているそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ
◎『権力に告ぐ』 <シネマトゥデイ>
韓国映画。実際に起きた金融スキャンダルを基にしているそうです。
※上映館/シネマスコーレ
◎『不夜城の男』 <シネマトゥデイ>
韓国映画。水商売の世界で成り上がっていく男を描いているようです。
※上映館/シネマスコーレ
◎『眠る虫』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク
●リバイバル
『ザ・ビジター』
※上映館/シネマスコーレ
『屋根裏部屋の花たち』
※上映館/シネマスコーレ
●ドキュメンタリー
○『エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケット』 <シネマトゥデイ>
※上映館/センチュリーシネマ
○『戦車闘争』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク
○『香港画』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク
○『分断の歴史 朝鮮半島100年の記憶』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク
●特集上映
<「ソビエト時代のタルコフスキー」+1>
惑星ソラリス/ノスタルジア/ローラーとバイオリン/ストーカー/アンドレイ・ルブリョフ/鏡
※上映館/名古屋シネマテーク
昨年の日本映画の話題作『ミセス・ノイズィ』、伏見ミリオン座で今日から公開されています。これ、感想を書きそびれていましたが、なかなかの力作でした。構成が見事。
ただね、僕としては看過できないほどの致命的な欠点、というか、好きになれない部分があるんですよ。なので、観た後すごくモヤモヤした気分になりました。
<以下ネタバレ>簡潔に言うと、主人公の旦那と弟の描き方。特に旦那の方は終盤「すべてを分かった上で泰然としていた」みたいな描かれ方になるけど、いやいや、もしも真相(もしくはそれに近しいこと)が分かっていたなら、その時点で妻か隣人に対して何らかの行動を起こすべきじゃん。
この男、要は「面倒なことには関わりたくない」と思ってただけじゃないでしょうか。違うかな? そのあたりの描き方が曖昧というか、おざなりに感じられました。
映画の登場人物の行動すべてに対する「報い」を描くべき、とまでは思いません。しかし、この映画の場合は、やはり主要人物が行ったことへの結果なり影響なり報復なりを描くべきではないでしょうか。じゃないと、どうにもスッキリしません。
とはいえ、観ておく価値は充分。騒音おばさんを演じた大高洋子という女優さんの演技と存在感は特筆モノでした。
シネマスコーレでは『ミッドナイトスワン』が上映されます。これまた見応えある力作。僕としては正直言って不可解に思える場面もあったんですが、観ておく価値は充分あると思います。ぜひともスクリーンで! いや、このご時世なので、無理にとは言いませんが。
中川コロナの料金、2月から少し改定……というか、値上げされるようです。まあ、一般料金は変わらないみたいですが。
http://www.korona.co.jp/Cinema/info.asp?Seq=4364
毎日映画コンクールの結果が発表されました。大賞は『MOTHER マザー』。
我らが長澤まさみの主演作が選ばれたのは喜ばしいことですが、去年の日本映画にはもっと良い作品がたくさんあったのに、という気がします。
https://www.cinematoday.jp/news/N0121195
https://natalie.mu/eiga/news/413351
映画秘宝の2020年度ベスト&トホホ10も発表されました。ベストは『フォードvsフェラーリ』、トホホ(ワースト)は『キャッツ』。まあ、順当ではないでしょうか。
https://www.cinematoday.jp/news/N0121177
https://natalie.mu/eiga/news/413204
4月に公開予定だった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、10月に延期されるそうです。ものすごく残念。
https://www.cinematoday.jp/news/N0121208
『ザ・ファブル』の続編も公開延期だって。緊急事態宣言の延長が取り沙汰されているので、これからさらに公開延期作が増えるかも。
https://www.cinematoday.jp/news/N0121229
* * * * *
●観た映画
『恋する遊園地』
ファンタジーっぽいタイトルですが、実際にはさにあらず。遊園地のデカい遊具に恋心を抱いてしまった女性が主人公で、しかもその恋心は決してプラトニックなものではなく、もっと生々しい欲望です。当然、周囲の者たちは誰も理解しません。
そして彼女は自らの欲望に忠実に、大型遊具との……あ、以下ネタバレです。
えっと、大型遊具との性交を何とか成し遂げるわけです。そのあたりの描写は幻想的でありながらも妙に生々しく、引き込まれました。ただ、その後の展開がどうも……。
最終的に彼女の母親と、まだ知り合って間もないニュー父親候補とに祝福されて遊具との婚礼を行うわけですが、うーん、それはちょっと無理があるんじゃない?
いや、実際に起きた出来事が基になっているらしいから、その通りに描いたのかもしれませんが、何とも釈然としない気持ちになりました。
たとえば「撤去されるはずだったけど、動きに工夫を加えたら人気が出て名物アトラクションになった」みたいな結末にしたら……それじゃベタすぎ? すんません、花粉症でボーッとしてるので良いアイデアが浮かびません。
『聖なる犯罪者』※オススメ
少年院を退所した若者が神父になりすます話。少年院時代に何度も神父のアシスタント的なことを経験していたので、これがなかなかサマになっているわけです。近所の信者たちにも受け入れられます。
そのまま無難に過ごしていればいいものを、妙な正義感に駆られて彼は物議を醸すような行動に出ます。
<以下ネタバレ>しかし、その行動も信者たちに受け入れられ、彼はすっかり神父として信頼されます。その矢先、彼が少年院時代に世話になった神父(もちろん本物)が現れ……。
ラストシーンは鮮烈。この1年ぐらいの間に観た映画の中でもトップクラスの鮮烈さでした。もちろんラストだけじゃなく全編にわたって見どころだらけなので、ぜひともご覧ください。今年観た映画の中で一番(って、まだ早いか)。
●読んだ本
『たかが殺人じゃないか(昭和24年の推理小説)』辻真先
* * * * *
花粉症、しんどいです。昨日か今朝のニュースでは2月から始まると言ってたけど、いやいや、とっくに始まってるって。というか、これで始まっていないのなら、本格的に始まったら日常生活を送れないじゃん。
緊急事態宣言の延長、ホントにどうなるんでしょ。まあ、出された時より状況が良くなっていないのなら延長するのは当然かもしれませんが、何の補填も補償もないままに行動ばかりを制限されても……ねえ。
ややこしい仕事が入ったので、来週はちょっと慌ただしくなりそう。気が重いけど、まあ、仕事がないよりは遥かにマシなので、せっせと頑張らなきゃ。
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