基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると丁寧な紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
◎『マチェーテ・キルズ』(アメリカ)108分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
ご存じ(だよね?)ダニー・トレホ主演作『マチェーテ』の第2弾。レディー・ガガが初めて女優に挑戦、ってことで話題になっています。しかし、その割には愛知県じゃベイシティのみって、どういうこと? 1作目に続いてジェシカ・アルバも出てるみたいなので何とか観たいとは思ってますが……。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎『ホビット 竜に奪われた王国』(アメリカ/ニュージーランド)161分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
こちらも第2弾。まあ、説明不要ですね。面白いことは間違いないと思うけど、実はイマイチそそられなかったりします。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『魔女の宅急便』(日本)108分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
これも説明不要ですよね。今回は実写化。アニメ版を大好きな人に聞いたら「実写は認めねぇ」と言ってましたが、まあまあ。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高
◎『ラヴレース』(アメリカ)93分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
1972年に公開された伝説的ポルノ映画『ディープ・スロート』の主演女優であるリンダ・ラヴレースの数奇な半生を描いた人間ドラマ……らしい。こういう題材は大好き。予告編の印象では、かなり面白そう。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』(アメリカ)115分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
疎遠になっていた父と子がネブラスカまでの旅を通して歩み寄っていくさまを描いた人間ドラマ……らしい。アカデミー賞にノミネートされています。
※上映館/伏見ミリオン座/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎『始まりも終わりもない』(日本)95分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
舞踊家、田中泯の主演作。セリフをほとんど使わず、ある男の人生を描いているそうです。監督は『女囚さそり』シリーズの伊藤俊也。予告編の印象では、かなり前衛的そう。
※上映館/シネマスコーレ
◎『猫侍』(日本)100分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
人斬りとして恐れられた浪人のもとに猫を斬れという依頼が舞い込んだことから始まる騒動を描いた時代劇……らしい。主演は北村一輝。しかし『ねこタクシー』『幼獣マメシバ』などのチームの作品なので、あんまり期待できそうに……。
※上映館/伏見ミリオン座/センチュリーシネマ
◎『家路』(日本)118分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
東日本大震災以降の福島を舞台に、故郷への帰還と家族の再生を描いた人間ドラマ……らしい。主演は松山ケンイチ。他に内野聖陽、田中裕子、安藤サクラなど。
※上映館/伏見ミリオン座
○『アニメミライ2014』(日本)?分
文化庁による若手アニメーター育成事業の一環。『アルモニ』『大きい1年生と小さな2年生』『パロルのみらい島』『黒の栖 ─クロノス─』の4本。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○『彌勒 MIROKU』(日本)87分 <ムービーウォーカー>
稲垣足穂の自伝的小説『彌勒』の映画化。監督は『私立探偵濱マイク』シリーズの林海象。
※上映館/シネマスコーレ
○『華魂』(日本)106分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
暴行を受けた少女が加害者たちに復讐の牙を剥くさまを描いたホラー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク
○『伝説のレーサーたち 命をかけた戦い』(アメリカ)111分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
F1の歴史を追ったドキュメンタリー。『ラッシュ』とセットで観ると、より楽しめるかも。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
○『マンボーグ』(カナダ)90分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/シネマスコーレ
『ブエノスアイレス恋愛事情』(アルゼンチン/スペイン/ドイツ)95分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
『自由と壁とヒップホップ』(パレスチナ/アメリカ)86分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
『最後の晩餐』(中国/韓国)103分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/名演小劇場
『HAFU/ハーフ』(日本)87分 <シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>
※上映館/名古屋シネマテーク
アカデミー賞の発表、いよいよ来週の月曜です。何が選ばれるんでしょ。作品賞にノミネートされた9本のうち、僕が観たのは『アメリカン・ハッスル』『キャプテン・フィリップス』『ゼロ・グラビティ』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。どれも良かったんですが、ノミネートされていない『ラッシュ/プライドと友情』の方が断然素晴らしいと思います。なんで選ばれなかったんだろ。
* * * * *
この一週間で観た映画は4本。またまた時間がないので簡単に感想を。
●ハロー!純一
小学生以下は無料、という太っ腹さ。その試み自体は素晴らしいと思うんですが、残念ながら作品自体には面白味に欠けます。というか、笑わせようとしているシーンのうち大半が失敗している気がします。
とはいえ、子どもの前で平然と煙草を吸う教育実習生を演じる満島ひかりは実に魅力的。『夏の終り』みたいなシリアス文芸系も悪くないけど、こういうコメディー要素が強い役柄の方が断然持ち味を活かせるんじゃないでしょうか。だからこそ、もっと出番を増やしてほしかった、とも思うわけですが。
で、エンディングテーマを聴きながら「これ、誰が歌ってるんだろ」と思っていたら、なんと満島ひかりでした。上手いじゃん! まあ、もともと歌手だったわけだから当然ですね。
●ラッシュ/プライドと友情
傑作! オススメ! 冒頭から物語の世界に引き込まれ、ほとんどダレることなくラストまで駆け抜けました。実に見事な語り口。
実在した二人の天才レーサーの闘いが描かれてるんですが、その見せ方が本当に上手いです。どっちも魅力的であり、どっちも凡人から見れば変人なわけですが、でもどちらにも感情移入できる余地があるように描かれているので、時にはニキ・ラウダ、時にはジェームズ・ハントを応援しながら観ることができます(とはいえ、基本的には僕はニキ派)。
レースのシーンでは半端ない臨場感が味わえるし、きれいな女優さんも続々と出てくるので、誰が観ても楽しめるはず。まさに娯楽映画の王道中の王道です。もうそろそろ終わっちゃうので、急いで観るべし!
●土竜の唄 潜入捜査官 REIJI
こちらもスピード感たっぷりの娯楽作。特に冒頭の10分か15分、潜入捜査官としての認定を受けるまでのテンポが素晴らしいです。中盤からは少々かったるく感じる展開もあるんですが、それはキャラクターが多すぎたせいかも。とはいえ、ほどよくエロいシーンもあるし小ネタも多いので、観る者を飽きさせません。暴力シーンがエグいんじゃないかと心配していましたが、それもほど良い加減。楽しい映画でした。
●東京難民
甘ったれのスネかじり大学生が親の庇護を失ったことで住む場所を失い、転落していくさまを描いた作品。マンガチックに思えるところもありますが、こういうケースは決して珍しくないでしょうし、誰の身にも起こり得ることだと思います。なので、もう怖い怖い。
ちょっと現実味に欠けるのは……あ、ここからネタバレです。ホストクラブのボスが主人公をボコボコにしたあと「そいつはもう終わってる」と言って、そのまま放置してしまうこと。これ、甘いんじゃない? まだ若くて健康なんだから、いくらでも使い道があるじゃん。労働力として使えるし、売り飛ばしてもそこそこの金が入るじゃん。なんで逃がしたんだ?
それはともかく、この映画で何よりも素晴らしいのは大塚千弘! もともと美人女優なんですが、きれいなだけじゃなく感情表現が実に巧みで、その表情の移ろいに心を奪われっぱなしでした。で、実は「この女優さん、誰だっけ」と思いながら観ていて、エンドクレジットで名前を見て「ああ、大塚ちひろだったんだ」と分かった次第。何年か前に『ぼくはうみがみたくなりました』でもその演技力に大いに感心したものですが、今回も魅せられました。今年のベスト女優は彼女に決まりかも。
読み終えた本は3冊。
●なぜ日本人は落合博満が嫌いか?/テリー伊藤
もともと落合支持派の僕としては特に目新しい論旨でもなかった(でも知らないことは多かった)わけですが、それよりも、テリー伊藤の観察眼や洞察力、そして考え方の公正さに感心しました。
●原発広告/本間龍
この40年間、いかに日本人が原子力発電の広告に騙され、洗脳されてきたかを証明する一冊。しかも、その莫大な広告料には日本人が払う電気料金が使われていたわけですから、ただただ暗澹とした気分になります。全日本人が読むべき本。
●本の品格―電子書籍にも必要な校正読本/野村保惠
勉強のために読んだ本。改めて誤記や誤字には気を付けようと誓いを新たにしました(このブログでは別)。それはともかく、これを書いた人、すごく博識なのはいいですが、文章そのものはけっこう雑ですね。
この前の日曜日、名古屋駅近くの笹島の交差点でクルマが暴走して歩道に突っ込む、という事件がありました。自分もよく通るところなのでニュースを聞いてビビったわけですが、その後ほとんど続報がないのは何故?
最後にラジオ情報。NHK-FMミュージックライン、木曜のゲストは甲斐バンド! まあ、たぶん甲斐さんだけでしょうが。松藤さんと一郎も一緒に出ればいいのにねぇ。
http://www.nhk.or.jp/ml/
なんてことを書きながらも実は『ROCKS』も『ROCKSII』も買ってないし、今度のツアーにも行かないわけですが……。