基本的に、気になってる作品以外の説明は省略。タイトルの下の<シネマトゥデイ><ムービーウォーカー>という文字をクリックすると紹介文を読めますので、そちらをご参照ください。
◎『ミリオンダラー・アーム』(アメリカ)124分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
野球未開の地、インドで名選手を発掘してメジャーリーグへ送り込もうとしたスポーツ・エージェントの実話を映画化したヒューマンドラマ……らしい。
※上映館/109シネマズ名古屋/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
◎『太陽の坐る場所』(日本)102分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
直木賞作家・辻村深月の小説の映画化。同窓会で10年ぶりに再会した高校の同級生たちが、高校時代に抱えていた複雑な思いをさらけ出すさまを綴った人間ドラマ……らしい。主演は水川あさみと木村文乃で、監督は傑作『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司。ちょっと前の『不倫純愛』がビックリするほど駄作だったので、ちょい心配。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『FORMA』(日本)145分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
9年ぶりに再会した級友2人の関係を軸に、それぞれの登場人物の心の奥底でうごめくほの暗い心情を描いた心理サスペンス……らしい。ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク
◎『蜩ノ記』(日本)129分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
直木賞作家・葉室麟の小説の映画化。不義密通の罪で10年後の切腹を命じられた元奉行とその監視役の交流を描いた人間ドラマ……らしい。監督は『博士の愛した数式』『明日への遺言』などの小泉堯史で、役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子などが出演。このメンツなら外れることはなさそう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
○『LOVE SESSION』(日本)92分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
OKAMOTO’S、さかいゆう、RIPSLYME、槇原敬之、島袋寛子、Cristal Kay、吉田美奈子が世代を超えた一夜限りのコラボレーションを成立させていく過程を追ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高
『さまよう刃』(韓国)122分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
東野圭吾の同名小説の映画化。以前、寺尾聰主演でも映画化されましたね。
※上映館/ピカデリー
『サミーとシェリー 七つの海の大冒険』(ベルギー)88分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
初恋の相手を捜し求めて世界の海を冒険するウミガメの姿を描いたベルギー産アニメ……らしい。
『Mr.パーフェクト』(韓国)101分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
挫折した天才プロゴルファーが小さな島を訪れたことをきっかけに再起していくさまを描いた人間ドラマ……らしい。
※上映館/シネマスコーレ
『イノセントラブ 愛の言葉』(韓国)92分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
『イノセントラブ この世の果て』(韓国)100分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/109シネマズ名古屋
『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』(フランス/スイス)96分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
アルゼンチン出身の世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチの素顔に迫った音楽ドキュメンタリー……らしい。
※上映館/伏見ミリオン座
『聖者たちの食卓』(ベルギー)65分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
インドの黄金寺院で何世紀も続く「聖なるキッチン」の実態に迫ったドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名演小劇場
<セルゲイ・パラジャーノフ生誕90周年映画祭>
火の馬/ざくろの色/スラム砦の伝説/アシク・ケリブ/アンドリエーシ/石の上の花
※上映館/名古屋シネマテーク
明日から東京・大阪など全国で公開されるスカーレット・ヨハンソン主演作『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』ですが、なぜか東海地方ではまだ上映劇場が発表されてません。早く決めて!
http://www.finefilms.co.jp/skin/
知多半島映画祭は明日開催。山下敦弘監督も来場するそうです。
http://chitaff.com/
なんと吉永小百合が109シネマズ名古屋に! あ、竹内結子も。
http://www.109cinemas.net/news/969.html
その前に、5日(日)に谷桃子がシネマスコーレに来るそうです。
http://ameblo.jp/rengousekigun
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この一週間で観た映画は、またもや7本。例のスタンプラリーの期限が迫っていたこともあって、あれこれ一気に観ました。
●フライト・ゲーム
面白い! まさしく先の読めない展開。恥ずかしながら、誰が犯人なのか全然予想できませんでした。
まあ、あとから考えてみれば「あれ、どうやってやったんだろ」みたいな疑問は次々と湧いてきます。辻褄が合っていないというより、この手の映画に多い「種明かし」を丁寧にしていないので、あれこれ疑問が残っちゃうんでしょうね。それを不満に思う方もいるでしょうが、僕としては事件が解決するまでこれだけ楽しませてくれたんだから大満足。
●幻肢
幻肢というのは、事故などで手足を失ったものが、それでも手足の存在を認識している、というような感覚(でいいかな?)。この物語では、手足ではなく、それと同等、もしくはそれ以上に大切な人を失った時、その人が今なお存在しているように感じてしまうという現象を描いています。一種の医療ミステリー。
で、そういう現象をめぐる考察自体には面白味を感じたものの、物語としてはいまひとつ。というより、演出がいまひとつ? ただ、主人公が抱いていた劣等感や嫉妬心には共感できる部分が多かったです。
●gift
6月に公開された作品をやっとこさ観ました。愛知県のご当地映画、みたいに聞いていたので楽しみにしていたわけですが、名古屋っぽさは皆無。三河あたりが舞台なのか? それにしても、まったく方言は使わないし名所も出てこないので、かなり肩透かしを食らった感じです。
肝心の物語も薄っぺらだし、ヒロインを演じた松井玲奈にも魅力を感じられず。唯一の収穫は、遠藤憲一が実に絵になる役者であることを改めて認識できたことでした。
●さまよう小指
『こっぱみじん』で片想いの恋で悩むヒロインを好演した我妻三輪子が、ここでも片想いキャラで熱演。一途でバカで可愛らしくてハタ迷惑なヒロインを伸びやかに体現しています。
そんなわけで彼女を見ているだけで愉快な気持ちになれるし、津田寛治が相変わらずこの手の映画で熱演しているのは頼もしかったんですが、物語自体にはまったく面白さを感じられませんでした。
●鬼灯さん家のアネキ
すごくセクシーな義理の姉と一緒に暮らしている男子高校生の日常を描いた作品。姉のいたずらで主人公が右往左往する様子はそれなりに楽しいんですが、いかんせん長すぎ。姉を演じる谷桃子は確かに魅力的なんですが、この役柄には合っていないように感じました。主人公の同級生を演じる佐藤かよはメガネがよく似合っていて、なかなかの存在感。
●記憶探偵と鍵のかかった少女
人の記憶の中に入って事件の真実を探る「記憶探偵」が主人公のミステリー。謎が謎を呼び、解決の糸口が見つかったかと思ったらさらに謎が深まったりして、なかなか先が読めない展開でした。で、終わってもいまひとつスッキリしないのは僕の頭が悪いせい?
●フルスロットル
すげー面白いじゃん! 潜入捜査官が主人公のありふれたドンパチものなんですが、その潜入捜査官の相方となる男を演じるダヴィッド・ベルのアクロバティックで敏捷な動きが素晴らしすぎ。
それに比べて主演のポール・ウォーカーは見劣りする……かと思いきや、いやいや、大健闘。『ワイルド・スピード』1作目の時点では主役にしては華がないと思ってましたが、場数を踏むにつれ主役然とした佇まいになってきました。ホント、惜しい役者を亡くしたもんです。
ダヴィッド・ベルの恋人を演じたカタリーナ・ドゥニはウェイトレス姿が異様に似合う逸材。惚れました。
読み終えた本は3冊。
●ロックの歴史/中山康樹
ものすごく大仰なタイトルですが、実際に書かれているのは60年代のイギリスとアメリカのロックシーン。この両国の若者たちが相互に影響を与え合って「ロック」を完成させていった過程が語られています。勉強になりました。
●仕事道楽 新版――スタジオジブリの現場/鈴木敏夫
ご存じジブリの鈴木プロデューサーが、宮崎駿や高畑勲との出会いから現在までを語った一冊。宮崎・高畑のビッグ2が天才であり変人であるのは日本人の常識(だよね?)ですが、それと負けず劣らず鈴木さんもケッタイな人物だなぁ、ということが伝わってくる一冊でした。こういう方々と同じ時代に生きているってのは幸せなことだとも感じました。
●春の庭/柴崎友香
芥川賞受賞作。ごくありふれた男が住むごくありふれたアパートとその界隈に住む人々が織りなすごくありふれた日常を細やかに描いた作品です。大きな出来事が起きるわけではありませんが、ひとつひとつの描写に具体性と現実感があるので、けっこう引き込まれました。
最後に音楽情報。宇宙まおの新曲『おいしいごはん』が今日から無料配信されています。ダウンロードすべし!
http://uchumao.jp/