少年トッパ

<2022年2月18日・19日公開作> 『君が落とした青空』『麻希のいる世界』など

週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!

『君が落とした青空』 <シネマトゥデイ>
よくある恋愛モンかと思ったら、タイムリープものでもあるようです。ヒロインがTVドラマ『消えた初恋』の福本莉子なので、楽しみにしていました。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマセンチュリーシネマ

『麻希のいる世界』 <シネマトゥデイ>
塩田明彦の新作。二人の女子高校生の友情ドラマのようです。
※上映館/名古屋シネマテーク中川コロナシネマワールド

『ホテルアイリス』 <シネマトゥデイ>
小川洋子の小説の映画化。かなり官能的な話のようです。主演は永瀬正敏。
※上映館/センチュリーシネマ

『アンチャーテッド』 <シネマトゥデイ>
ゲームの映画化。主演はトム・ホランドとマーク・ウォールバーグ。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『マヤの秘密』 <シネマトゥデイ>
ナチス・ドイツの軍人に暴行を受けた過去を持つ女性が復讐を果たそうとする、というドラマのようです。主演は『ミレニアム』などのノオミ・ラパス。予告編の印象では、ものすごく見応えありそう。
※上映館/伏見ミリオン座

『オペレーション・ミンスミート -ナチを欺いた死体-』 <シネマトゥデイ>
第2次世界大戦中にイギリス諜報部が行った作戦を題材にしたサスペンスだそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ中川コロナシネマワールド

『グッバイ、ドン・グリーズ!』 <シネマトゥデイ>
3人の高校生が主人公の冒険アニメだそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『白い牛のバラッド』 <シネマトゥデイ>
イラン映画。夫を冤罪で失った女性が主人公の社会派サスペンスだそうです。見応えありそう。
※上映館/伏見ミリオン座

『牛首村』 <シネマトゥデイ>
心霊スポットがテーマの「恐怖の村」シリーズ第3弾。監督は清水崇で、主演はKoki,。
このシリーズ、山田杏奈が出た『樹海村』は観ました…が、さっぱり怖くも面白くもありませんでした。今回はどうでしょ。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『Cosmetic DNA』 <シネマトゥデイ>
「ミュージカル調のスプラッター」だって。ちょっと気になります。
※上映館/シネマスコーレ

『真・事故物件/本当に怖い住民たち』 <シネマトゥデイ>
※上映館/イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ名古屋茶屋

『フルーツバスケット -prelude-』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『バトル・オブ・ザ・リバー 金剛川決戦』 <シネマトゥデイ>
朝鮮戦争に出兵した中国人民志願軍の激闘を描いているそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『レジェンド・オブ・フォックス 妖狐伝説』 <シネマトゥデイ>
狐の妖怪と人間の交流を描くファンタジーアクションだそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『愛国女子-紅武士道』 <シネマトゥデイ>
※上映館/109シネマズ名古屋中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

●ドキュメンタリー

『なれのはて』 <シネマトゥデイ>
フィリピン・マニラの貧困地区で暮らす「困窮邦人」たちを追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『コロナなんかぶっ飛ばせ』
コロナ禍の中で奮闘するシネマスコーレをめぐるドキュメンタリー。テレビでもオンエアされましたが、追加映像があるみたい。
※上映館/シネマスコーレ

『白いトリュフの宿る森』 <シネマトゥデイ>
※上映館/伏見ミリオン座

『夢みる小学校』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名演小劇場

●特集上映

<塩田明彦監督特集>
『害虫』『月光の囁き』
※上映館/名古屋シネマテーク

<若松孝二監督特集>
初公開のドキュメンタリー『67歳の風景 若松孝二は何を見たのか』を含む8本を上映。
※上映館/シネマスコーレ

アカデミー賞の有力候補になっている『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、明日からシネマスコーレで上映されます。これ、感想を書きそびれていた気がするけど、すごく奥の深い話です。オススメ。

大須シネマではドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』『犬と猫と人間と2』を上映中。どちらも初公開時にシネマテークで観ました。良い作品です。

『ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート』、25日からアンコール上映されるそうです。観た人に聞いたら、すごく良かったと言ってました。僕も観たいけど、IMAXは高い……。
https://www.disney.co.jp/movie/thebeatles/news/20220218_01.html

*     *     *     *     *

●観た映画

『ウエスト・サイド・ストーリー』※オススメ!
いやあ、さすがスピルバーグ。見事な躍動感と臨場感に圧倒されました。楽曲が素晴らしいのは当然ですが、振り付けのカッコよさも抜群。特に序盤、不良グループが踊りながら街を闊歩する姿にシビレました。
対立する2つのグループがホールで互いに挑発し合いながら踊る場面も最高。敵対している割には思いっきり息が合ってる、ってのも素敵です。とにかくもう、歌と踊りに関してはとことん楽しめます。
だからこそ……あ、一応ここからネタバレです。まあ、あまりにも有名な話なので悲劇的結末を迎えることはほぼ誰もが知ってるでしょうが。
えっとですね、ものすごく大胆な提案になりますが、この映画、いっそのことハッピーエンドに変えた方が良かったんじゃないでしょうか。もちろん、そんなことをしたら原作ミュージカルのファンからは非難を浴びるでしょう。でもね、このお話、ラストの悲劇がかなり作為的に思えてしまうわけですよ。
だってさ、そもそも警察は、その夜に2つのグループによる決闘が行われることを把握しているわけですよ。しかも、それぞれのリーダーが誰であるかも知ってるわけです。であれば、その2名及び重要人物をしっかり監視していれば、決闘は未然に防げるじゃん。
しかも、片方のグループが決闘の場へ向かう時、パトカーとすれ違ってるじゃん! その時、なぜ止めない?
そんなわけなので、決闘が行われた後の流れが、すごく作為的なストーリーテリングに見えてしまうわけです。最後の最後、亡くなったトニーを男子たちが担ぎ上げて運ぶ場面は、まるで舞台演劇のよう。元が舞台なので当然でしょうが、映像作品としては現実味を欠いた描写になってしまっている気がしました。
とはいえ、もちろんミュージカルの楽しさはたっぷりと味わえるので、ぜひとも大きなスクリーンで楽しむべき。
ところで、この映画のパンフ、なんと2970円だって。もちろん買ってないけど、どんな内容なんでしょ。

『ちょっと思い出しただけ』※観る価値あり
昨年の『花束みたいな恋をした』と同じく、ものすごく相思相愛だったのに別れてしまった若いカップルを描いた作品。最近、この手の映画がやけに多いように感じます。
主演が池松壮亮と伊藤沙莉なので、もちろん見応えは充分。しかも池松君は軽やかに踊るシーンもあったりして、ちょっとビックリ。身体能力が高いことは前から分かっていたけど、こんなに踊れる人だったんですね。大いに感心。タクシー運転手を演じる伊藤沙莉も実在感がありました。ああいう女性ドライバー、実際にいそうな感じがしました。
というわけで主演の二人は素晴らしいんだけど、映画としてはいまひとつ。現在のシーンと過去のシーンを混在させるというのはこの手の映画の常套手段ですが、それがあまり上手く機能していないように思えて仕方ありませんでした。というか、あくまで個人的な意見ですが、世の中の映像作品の多くが、時制の扱いに失敗しているように思えます。もちろん回想シーンを挿入することが必要な場合もあるでしょうが、普通に時間の流れ通りに物語を進めた方が断然いいじゃん、と感じるケースがすごく多いのよ。
話を『ちょっと思い出しただけ』に戻します。なんだかんだ不満な点もありますが、やはり松壮亮と伊藤沙莉がバカップル(死語?)さながらにじゃれ合ったり、想いがすれ違ったり、ぶつかり合ったりする場面は、どれもすごく絵になっていて、観ていて本気で楽しくなったり悲しくなったりします。恋にうつつを抜かしている時の高揚感を疑似体験を堪能したい方には特にオススメ。

●読んだ本
『言葉の人生』片岡義男
『映画評論家への逆襲』荒井晴彦・森達也・白石和彌・井上淳一
『円 劉慈欣短篇集』劉慈欣

『円』は『三体』シリーズの劉慈欣による短編集。さすがに読ませます。グイグイ引き込まれました。『三体』同様、あまりにスケールが大きすぎて想像力が追い付かない展開があるかと思えば、ものすごく生活感が伝わってくる描写があったりして、その落差の激しさも大きな魅力です。

今週はビックリするほど仕事が入らなかったので、ひたすら本を読んでおりました。来週もこんな調子だったら、どうしよう。
おっと、もうすぐ午前0時じゃん。もうちょい何か気の利いたことを書きたかったけど、これにてアップ。
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