少年トッパ

<2015年11月6・7日公開作> 『劇場版MOZU』『シネマの天使』など

週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー! ☆・◎・○・無印の順で……以下略。

『劇場版MOZU』(日本)116分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
逢坂剛の小説が原作のテレビドラマシリーズの劇場版。西島秀俊、香川照之、真木よう子などが出演。テレビ版は結局まったく見てません。せめて深夜にやってた総集編を見ようと思ってたんですが……。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『シネマの天使』(日本)94分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
1892年に開館した広島の映画館、シネフク大黒座の閉館に向けた町の人々やスタッフらの心模様を描いた人間ドラマ……らしい。
※上映館/名演小劇場

『エベレスト 3D』(アメリカ/イギリス)121分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
世界最高峰のエベレストを舞台に、登山家たちが生き残りを賭けた闘いに挑む姿を描いたサバイバル・アドベンチャー……らしい。かなり臨場感ありそう。これ、3Dのみでの公開みたいですね。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダーTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『通学シリーズ 通学電車』(日本)80分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
小説投稿コミュニティから誕生した「通学シリーズ」の映画化。通学途中に見かける男子に片想いした少女を主人公にした純愛ファンタジー……らしい。
もう一本『通学途中』という作品も作られるそうで、そっちのヒロインは何と森川葵! うわー、困った。
※上映館/109シネマズ名古屋

『あなたにゐてほしい Soar』(日本)98分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
『20世紀ノスタルジア』などで知られる原將人監督の新作。昭和を舞台に、戦死した息子の夢を叶えるため、電波の届かない村にテレビを引こうと奔走する父と息子の許嫁の姿を描いた人間ドラマ……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク

『ミケランジェロ・プロジェクト』(アメリカ)118分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ジョージ・クルーニー監督・主演作。ナチスに奪われた美術品を取り戻そうとする特殊部隊を描いたサスペンス・アクション……らしい。なぜか日本公開が延期になっていた作品です。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ名古屋茶屋

『グラスホッパー』(日本)119分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
伊坂幸太郎の小説の映画化。渋谷のスクランブル交差点で起きた事件を機に奇妙な運命に巻き込まれる3人の男の姿を描いたサスペンスドラマ……らしい。主演は生田斗真。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『起終点駅 ターミナル』(日本)111分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
直木賞作家、桜木紫乃の短編の映画化、心に傷を抱えた男が依頼人の女性とのふれあいを通して生きる道を見出していく姿を描いたヒューマンドラマ……らしい。監督は篠原哲雄で、主演は佐藤浩市と本田翼。尾野真千子も出演。
※上映館/ピカデリー109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『名もなき塀の中の王』(イギリス)106分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
闇の暴力に支配された刑務所で過ごす不良少年の姿を描いたヒューマンドラマ……らしい。かなりリアルそう。
※上映館/名古屋シネマテーク

『1001グラム ハカリしれない愛のこと』(ノルウェー/フランス/ドイツ)91分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
計量を専門とする女性の孤独と再生を描いたヒューマンドラマ……らしい。監督は『ホルテンさんのはじめての冒険『キッチン・ストーリー』などのベント・ハーメル。
※上映館/伏見ミリオン座

『クライム・スピード』(アメリカ?)94分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
スティーヴ・マックイーンが主演作『セントルイス銀行強盗』のリメイクだそうです。主演はヘイデン・クリステンセンとエイドリアン・ブロディ。
※上映館/中川コロナシネマワールド

『午後3時の女たち』(アメリカ)98分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
不満を抱えたごく普通の主婦が百戦錬磨のストリッパーと出会ったことで未知の体験をするさまを描いたヒューマンドラマ……らしい。タランティーノが高く評価しているそうです。
※上映館/センチュリーシネマ

『恋人まで1%』(アメリカ)94分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
本気の恋をするつもりのなかった男性が、ある女性に夢中になっていくさまを描いたロマンチックコメディー……らしい。主演はザック・エフロン。
※上映館/センチュリーシネマ

『サヨナラの代わりに』(アメリカ)102分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
ALSに苦しむ女性とその介護人との深い絆を描いた人間ドラマ……らしい。主演はヒラリー・スワンク。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『明日へ』(韓国)110分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『太陽を撃て』(韓国)87分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/シネマスコーレ

『悪のクロニクル』(韓国)102分
※上映館/シネマスコーレ

『インターセプション 盗聴戦』(中国/香港)131分 <ムービーウォーカー>
※上映館/シネマスコーレ

『尚衣院 サンイウォン』(韓国)127分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋

『五つ星ツーリスト THE MOVIE 究極の京都旅、ご案内します!!』(日本)55分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
TVドラマの映画化。渡辺直美が「伝説のトラベルマスター」を演じているそうです。寺島進も出演。
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋

●ドキュメンタリー

『THE WHO / ザ・フー LIVE IN HYDE PARK』(イギリス)109分 <ムービーウォーカー>
※上映館/イオンシネマ名古屋茶屋

『かみさまとのやくそく 胎内記憶を語る子どもたち』(日本)114分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/シネマスコーレ

『一献の系譜』(日本)103分 <シネマトゥデイ> <ムービーウォーカー>
※上映館/伏見ミリオン座

●リバイバル

『暗殺の森』(イタリア)115分 <ムービーウォーカー>
ベルナルド・ベルトルッチ監督の代表作。1970年の作品です。
※上映館/名古屋シネマテーク

『悪魔のいけにえ 40周年記念版』(アメリカ)84分 <ムービーウォーカー>
こちらは1974年の作品。ホラー映画の金字塔的な作品……らしいですが、実は観てないです。だって、すげー怖そうなんだもん。
※上映館/ピカデリー

ぴあフィルムフェスティバルは12日(木)~15日(日)に開催されます。
http://pff.jp/37th/

*     *     *     *     *

<観た映画>
●俺物語!!
●ギャラクシー街道
●エール!
●マイ・インターン
●ドローン・オブ・ウォー

『俺物語!!』、ものすごく面白かったです。大好き! たぶん、僕にとって今年のナンバーワン映画になることは間違いないでしょう。ありえないほどの純情っぷりと、ありえないほどの勘違いっぷりに、もう胸がキュンキュンしっぱなしでした。体型まで変えた鈴木亮平の超熱演も素晴らしかったし、永野芽郁はウルトラ可愛かったし、坂口健太郎の出しゃばらない好演っぷりも見事。断然オススメです。

それに比べて……いや、比べる気も起きないんですが、同じ東宝映画である『ギャラクシー街道』のヒドさには、ただただ呆然とするばかり。つまらなくて腹が立つ、というよりは、三谷幸喜が精神的にヤバくなってるんじゃないかと心配になってきます。いくらなんでも、自分でも途中で気付くでしょ、あまりにもヒドい出来であることに。

『エール!』は、自分以外の家族は耳が聴こえない、という家庭に育った少女の物語。彼女は歌の才能を教師に認められ、みんなの前で披露する機会もできるわけですが、肝心の家族にはその歌声が聴こえないわけです。聴衆の中で自分たちだけ聴こえない、という箇所の描写がすごく真実味があって胸を打たれました。笑えるところもいっぱいあるので、誰もが楽しめると思います。オススメ。

大ヒット中の『マイ・インターン』は、僕が観た時も満席。実際、評判になるのも当然のウェルメイドでハートウォーミングな(外来語連発!)大人向け娯楽作でした。デニーロが良い人すぎ、という声もあるでしょうが、まあまあ、いいじゃん。アル・パチーノの『Dear.ダニー』、ビル・マーレイの『ヴィンセントが教えてくれたこと』と並んで、老年男優主演のアイドル映画と捉えてもいいんじゃないでしょうか。

『ドローン・オブ・ウォー』は、遠隔操作による攻撃が可能になった時代を象徴する戦争映画。戦場に行った者が精神を蝕まれるさまを描いた作品は多々あり、最近では塚本監督の『野火』やイーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』が印象深いわけですが、この『ドローン・オブ・ウォー』で描かれているのは、戦場に行かずして敵を殺戮する兵士たちの姿。
制御室のあるコンテナから出れば、そこはアメリカの地で、車で少し走れば家に帰ることができるわけです。自らがミサイルを押したことで数十人の命を奪い、その数時間後に家族と食卓を囲む、という日常を送ることができるわけです。これ、途轍もなく怖ろしいことですよね? まともな精神構造の者なら、おかしくなって当然です。
現代の戦争のあり方に問題提起を促す内容の映画ですが、もうひとつ「仕事に熱心になりすぎる亭主と、家で家事や育児や人付き合いに追われる妻との価値観の落差」を極めて象徴的に描いた作品でありました。つまり『ハートロッカー』と同じ。ちなみに実は『マイ・インターン』にも同じような状況(夫婦の立場は逆ですが)が描かれていて、興味深かったです。

<読んだ本>
●戦後サブカル年代記 -日本人が愛した「終末」と「再生」-/円堂都司昭
●名古屋16話/吉川トリコ

『戦後サブカル年代記』はサブカルに関しての本というよりも、戦後の日本社会及び日本人の意識のありようの変遷を追った一冊。10代の頃から「終末論」に強烈に感化されてきた僕としては、なるほどと納得できる記述が多々ありました。ただし、サブカルチャーの流れを知りたい人にとっては、ちょっと物足りなく感じるかも。『スターウォーズ』も吾妻ひでおも江口寿史も映画秘宝も出てこないですから。

『名古屋16話』は名古屋の16区と、その周辺の地域を舞台にした短編、というより掌編集。楽しく読みました。

<行ったライブ>
●高橋徹也
●フラワーカンパニーズ ※無料ライブ

高橋徹也のライブ、最高に良かったです。音楽によって湧き上がる楽しさや喜びのすべてを体感できるような素晴らしい演奏と歌でした。もちろん幸福な状態を歌った楽曲ばかりではなく、むしろ焦燥感や絶望感、閉塞感、気怠さ、物憂さを描いた作品が多いわけであり、聴きながらそうした感情を呼び起こされる瞬間も多々あったわけですが、それを含めて実に心地いい時間を過ごすことができました。
ライブ後、出たばかりの新しいアルバム『The Endless Summer』を購入。家に帰ってからさっそく聴いたら、これまた何とも心地いい響き。ほどよい気怠さ、ほどよい高揚感が味わえる名盤でした。オススメ。

パルコでのフラカンの無料ライブも楽しかったです。武道館ライブ、成功しますように!

ところで、『おそ松さん』の「封印」騒動、けっこうな話題になってますね。しかし、これ、最初からこうなることを見越した確信犯的な所業のような気もします。何はともあれ面白けりゃいいじゃん。
http://osomatsusan.com/news/attention/






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