いよいよ『ノーカントリー』公開！ ＜08年3月15日公開作＞

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順ですが、途中からはテキトーだったりします。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『ノーカントリー』（米）122分・R-15
　コーエン兄弟の新作。血なまぐさい事件に関わった男たちの運命を描く人間ドラマ……らしい。アカデミー賞では作品賞など4部門で受賞。トミー・リー・ジョーンズも出てるし、観ないわけにゃいきませんね。

☆『魔法にかけられて』（米）107分
　アニメの世界のキャラクターが現実のニューヨークに現れて繰り広げる大騒動を描くファンタジー……らしい。ものすごく面白そう。

『ブラブラバンバン』93分
　高校のブラスバンド部の仲間たちが全国コンクール目指して大奮闘する姿を描く青春ドラマ……らしい。主演は安良城紅。イオンシネマ・ワンダーにて。16日には草野陽花監督と安良城紅による舞台挨拶もあるそうです。

『ミスター・ロンリー』（英・仏）111分
　マイケル・ジャクソンのモノマネ芸人として生きる男の姿を悲哀を込めて描く人間ドラマ……らしい。監督はハーモニー・コリン。ディエゴ・ルナ、サマンサ・モートン、ドニ・ラバンなどが出演。予告編は物悲しそうな雰囲気でした。シルバー劇場にて。

『犬と私の10の約束』117分
　子犬と少女の10年間にわたる交流を描く感動作……らしい。まあ、泣けるのは間違いないでしょ。田中麗奈、加瀬亮、池脇千鶴、豊川悦司、笹野高史、高島礼子など、キャストもなかなか豪華。でも、イマイチ食指が……。

『NOVEM』（米）87分
　6日間だけしか存在しなかったバンドのテープを巡る青春映画……らしい。面白そう。名古屋シネマテークにて。

『ヴィットリオ広場のオーケストラ』（伊）90分
　15カ国30人のミュージシャンや知識人、俳優、芸術家などがオーケストラを結成していく様子を追った音楽ドキュメンタリー……らしい。名演小劇場にて。

『窯焚　KAMATAKI』
　心に傷を抱えた日系カナダ人青年が陶芸修業を通じて生きる希望を取り戻していく姿を描く人間ドラマ……らしい。監督はクロード・ガニオン。日本人キャストでは藤竜也、吉行和子などが出演。シネマスコーレにて。

『風を聴く　台湾・九分物語』117分
　台湾の街「九分」の歴史を綴るドキュメンタリー……らしい。一青窈の父の出身地でもあるらしく、ナレーションは姉の一青妙が担当しているそうです。伏見ミリオン座にて。

＜土本典昭の世界＞
　土本典昭監督のドキュメンタリー作品の特集上映。土本監督の軌跡と水俣の人々との交流を追ったドキュメンタリー『映画は生きものの記録である　土本典昭の仕事』も上映されます。名古屋シネマテークにて。

＜性と文化の革命展!!!!!!＞
　「ポルノとアートの薄皮をブチ破り、ジェンダーを超えたアナーキーな作品が続々、集結。同志諸君、参戦せよ!!!!!!」とのこと。『ラズベリー・ライヒ』など全6作品を上映。名古屋シネマテークで19日より。

　日本映画批評家大賞ってのが発表されました。作品賞は『夕凪の街　桜の国』。それはまあ理解できるんですが、主演女優賞が『サイドカーに犬』の竹内結子なのは、ちょっと解せません。さっぱり役柄に合ってなかったように思えたし、少しも魅力が感じられなかったもん。とはいえ、キネ旬でも主演女優賞に選ばれていたので、やはりお年を召された方に好かれるタイプなんでしょうか。暴言？　あ、でも『チームバチスタの栄光』の竹内結子はなかなか良かったけど。この人、ちょっとコミカルな役どころの方が合ってるんじゃないかな。
　主演＆助演男優賞が『クローズ　ZERO』の小栗旬＆やべきょうすけってのも、どうなんだろ。別に悪くはないけど、もっと他に良い役者がいたんじゃない？　それに小栗旬なら『キサラギ』の方が評価されるべき。
　あと、この賞だけじゃなくいろんな新人賞で『バッテリー』の林遣都が選ばれているけど、それに比べて『キャプテン』の布施紀行にはさっぱり陽が当たってないんじゃない？　どちらも同じぐらい好演してたと思うけどなぁ。