＜11年8月5・6日公開作＞ 『メタルヘッド』など

　週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　「☆＝絶対に観る！」「◎＝できれば観たい！」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

◎『メタルヘッド』（アメリカ）106分
　ヘビメタ好きな男が、失意に沈んだ人々を再生させていくさまを描いたヒューマンドラマ……らしい。なかなか面白そう。主演は『インセプション』のジョセフ・ゴードン＝レヴィット（って、どんな役だったっけ？）。ナタリー・ポートマンも出てるみたい。
※上映館／センチュリーシネマ

◎『モールス』（アメリカ）116分
　『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド版リメイクで、監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』のマット・リーヴス、そして主演は『キック・アス』のクロエ・モレッツ！　ってことで多くの映画ファンが楽しみにしてたと思うんですが、その割には公開規模が小さすぎ。なんでベイシティのみ？
※上映館／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

◎『乱反射』『スノーフレーク』（日本）72分＋74分
　モデル出身の桐谷美玲の主演作を2本立て公開。チラシなどで見る限り特に魅力的な子とは思えないんですが、どうなんだろ。2本とも監督は『時をかける少女』の谷口正晃。
※上映館／センチュリーシネマ

『ドライブ・アングリー3D』（アメリカ）101分
　またしてもニコラス・ケイジ主演作。今回は、謎の追跡者や凶悪なカルト教団と死闘を繰り広げるカーアクション……らしです。B級っぽさ満載で、しかも3D。好事家が好みそうですね。
※上映館／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE　勝どき橋を封鎖せよ！』（日本）112分
　ご存知「こち亀」の映画化。主演はテレビ版と同じく香取慎吾。そっちは一度も見たことなかったし、これはパス……と思ってたら、深田恭子が出てるの？　あと、香里奈も気になるので、できれば観たいなぁ。
※上映館／ミッドランド スクエア シネマ／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『ヒマラヤ 運命の山』（ドイツ）104分
　1970年に標高8125メートルのナンガ・パルバートでルパール壁の初登頂に成功した登山家、ラインホルト・メスナーの実体験を基にした冒険記……らしい。
※上映館／伏見ミリオン座

『ロスト・アイズ』（スペイン）112分
　全盲の姉を亡くした妹が、その死に疑問を抱いて調査を進めていく中で姉と同じく失明の恐怖に襲われる……という内容だそうです。「徐々に進行する視界ゼロの恐怖演出」ってことで、かなり怖そう。
※上映館／ゴールド・シルバー劇場

『ザ・ローリング・ストーンズ／レッツ・スペンド・ザ・ナイト・ トゥゲザー』（アメリカ）91分
　ザ・ローリング・ストーンズが1981年に行った全米ツアーの模様を収めたライブ・ドキュメンタリーだそうです。予告編を見たら、みんなすげー若い！　監督は『夜の大捜査線』や『帰郷』などのハル・アシュビー。
※上映館／伏見ミリオン座

『劇場版仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』『海賊戦隊ゴーカイジャーTHE MOVIE　空飛ぶ幽霊船』（日本）？分
　仮面ライダーオーズの方には、なんと「暴れん坊将軍」こと松平健が出てるそうです。もう何でもアリですね。
※上映館／ピカデリー／109シネマズ名古屋／イオンシネマ・ワンダー／中川コロナシネマワールド／TOHOシネマズ名古屋ベイシティ／ワーナー・マイカル・シネマズ大高

『クラシコ』（日本）97分
　Jリーグの下にある全国アマチュアリーグJFLの、さらに下にある地域リーグに密着したドキュメンタリー……らしい。
※上映館／名古屋シネマテーク

　名古屋シネマテークでは『100,000年後の安全』、シネマスコーレでは『ミツバチの羽音と地球の回転』が、それぞれ再上映されます。どちらも原子力について勉強になりそうなので観ておきたいんですが、なかなか時間とカネが……。

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　先週末から妙にバタバタしていて、観に行けたのは『カーズ2』だけでした。これがまあ、なんとも微妙な出来映え。かつてのピクサー作品には、圧倒的な娯楽性に加えて革新性や先進性が必ず備わっていたわけですが、それも影を潜めてしまった印象です。実際、ここ数年のアメリカのアニメでは、ピクサー作品よりも『ボルト』『ヒックとドラゴン』『塔の上のラプンツェル』の方が断然面白かったし。まあ、要するにピクサーも成長期から成熟期に入った、ってことですね。そういう意味ではジブリと同じなのかも。
　『カーズ2』で致命的なのは、メーターの仕事上の過ちをマックイーンが呆気なく許してしまうところじゃないでしょうか。やらかしたことは、あくまでも「業務におけるミス」であり、それは「友だちだから」という問題とは全然違うんじゃない？　あいつら、公私混同しすぎ。まあ、スパイ映画のパロディとしては面白いし、なんだかんだ言っても平均点以上の楽しさはしっかり提供してくれたわけですが。
　あ、でも、パフュームの曲の使い方はイマイチぞんざいな気がしたなぁ。それに、日本の描き方もヘンテコな感じ。あんなトイレ、実際に存在するの？　ピクサー関係者が日本で体験したエピソードに基づいてるらしいけど、あそこまで凝ってるのは見たことない……って、よく考えたらピクサー関係者が泊まるのは超一流ホテルだろうから、僕とは別世界の話なわけですね。