「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。
☆『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(日本)118分
アルコール依存症と戦う男と家族の愛のドラマ……らしい。西原理恵子の元夫で、07年にがんで亡くなった戦場カメラマン、鴨志田穣の自伝の映画化です。監督は東陽一、主演は浅野忠信と永作博美。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』(アメリカ)109分
セクシーな悪女3人組が2億ドルのダイヤをめぐって砂漠で大暴れするさまを描くバイオレンス・アクション……らしい。すげーB級っぽくて楽しそう。
※上映館/中川コロナシネマワールド
◎『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(日本)138分
あの「宇宙戦艦ヤマト」の実写版。監督は『ALWAYS 三丁目の夕日』で名を上げた(しかし、それ以降はイマイチな感じの)山崎貴、主演は木村拓哉! 他に黒木メイサ、柳葉敏郎、山崎努、西田敏行など。すでに1日から公開中です。
どうでもいいけど、コ○ナから届くメールにいつもヤマトの告知が載ってるんだけど、必ず「木村拓也」になってんのよ。校正担当、いないのか?
※上映館/ピカデリー/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『武士の家計簿』(日本)129分
激動の幕末を舞台に、藩の算用者として財政に関わる下級武士と、その妻とが慎ましく生きる姿を描く時代劇……らしい。監督は森田芳光、主演は堺雅人と仲間由紀恵。なかなか面白そう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『キス&キル』(アメリカ)101分
CIAのスパイという裏の顔を持つイケメン実業家と、それを知らずに結婚した世間知らずのお嬢さんが……って、つい最近の『ナイト&デイ』に近いパターンですね。主演はアシュトン・カッチャーとキャサリン・ハイグル。内容は面白そうだけど、ネームバリュー的には少々弱いっすね。
※上映館/ピカデリー/イオンシネマ・ワンダー/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『神の子どもたちはみな踊る』(アメリカ)85分
村上春樹の短編小説の映画化“神の子”として育てられた青年が、父親と思わしき人物と出会ったことで体験する予期せぬ出来事を描いた作品……らしいです。ナスターシャ・キンスキーの娘、ソニア・キンスキーが大胆なヌードを披露しているんだって。わお。
※上映館/中川コロナシネマワールド
『まほらの糸』(日本)80分
変わりゆく奈良の山村を舞台に、老人と姉弟が織りなす静かな物語……らしい。
※上映館/シネマスコーレ
『極悪レミー』(アメリカ)117分
75年にイギリスで結成されたロックバンド「モーターヘッド」の中心人物、レミー・キルミスターの素顔に迫るドキュメンタリー……らしい。
※上映館/名古屋シネマテーク
『プチ・ニコラ』(フランス)91分
夢見がちで天真爛漫な小学生の少年ニコラと仲間たちが巻き起こす騒動を描くコメディ……らしい。フランスの国民的絵本『プチ・ニコラ』の実写映画化だそうです。
※上映館/ゴールド劇場
『GAMER』(アメリカ)95分
生身の人間を操作できるオンラインゲームが流行中の近未来社会を舞台に、無実の罪を着せられた囚人が死闘を繰り広げる……らしい。主演はジェラルド・バトラー。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『ベストセラー』(韓国)117分
盗作疑惑をかけられたベストセラー作家が真実を追跡するさまを描くサスペンス・スリラー……らしい。
※上映館/中川コロナシネマワールド
ナチス・ドキュメンタリー2部作『我が闘争』『続・我が闘争/勝者と敗者』
ナチスとヒトラーに関する記録映像をまとめたドキュメンタリー。約50年前に作られた作品です。観た人によると、残虐すぎて正視に耐えないそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク
『ボトムズファインダー』(日本)?分
『FREEDOM』のスタッフが贈る驚異のCGテクニックで完成した新世代ボトムズ第2弾……って、まったく僕には意味不明です。すんません。
※上映館/伏見ミリオン座
『劇場版BLEACH 地獄篇』(日本)90分
劇場版第4弾。こっちも全然知らないです。
※上映館/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
METライブビューイング2010-2011 ドニゼッティ 「ドン・パスクワーレ」
すみません、こういうのも全然……。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ
* * * * *
そういえば『ゴースト もういちど抱きしめたい』の感想、書いたっけ? えーっと、ぬるいです。テレビならともかく、こんなもんを映画館を出しちゃダメ。
いくつか疑問に思えるシーンもあります。たとえば、ゴーストと化した松嶋菜々子が最初に悪いヤツを追っかけるとこ。新米ゴーストで、まだ身体の動かし方もキチンと覚えていないはずなので、なんで自動車に追いつけたの?
樹木希林の怪演はそれなりに見応えあるものの、それは単に樹木さんの存在感や表情がスゴいってだけの話で、作り手の手柄じゃないでしょ。そんなこんなで、ホントにぬるーい映画。
それに比べて……って、比べる必要もないんだけど、技術面でも志の面でも極めて高いのが『レオニー』。彫刻家、イサム・ノグチの母親の物語です。監督は日本人女性なんですが、それを知らずに観たらハリウッド映画だと思ったかも。「日本映画離れ」した堂々たる出来映えです。いや、もちろんハリウッド映画が日本映画より優れているとは限らないんだけど、なんちゅうか、日本映画に顕著な「貧乏くささ」(それが時に長所でもあります)が感じられないのよ。しっかりと予算を注ぎ込まれた作品、という印象でした。
で、内容的には「誇り高き白人女の一代記」という感じで、逆境の中でも雄々しく力強く生きていく女性の姿が描かれているわけですが、ただ……えーっと、ちょっと意固地すぎない? いや、これほどの行動力や勇気を持った女性の生き方に対して意見を言えるほどの立場にはないんですが、終盤に向かうにつれ、主人公の行動に疑問を感じたのは事実です。とりあえず、もうちょっと日本語を話せるように努力するとか。すんません、偉そうなことを言って。
とはいえ、これほど完成度が高い映画も貴重なので、お時間がある方はぜひとも映画館に足をお運びください。名古屋では伏見ミリオン座で上映中です。
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