「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。
☆『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(日本)95分
北尾トロの同名エッセイの映画化。裁判の傍聴にのめり込む人々と、法廷で繰り広げられる様々な人間模様を描く社会派コメディー……らしい。主演はバナナマンの設楽統で、監督は『ソフトボーイ』の豊島圭介。これは面白そう。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『ストーン』(アメリカ)105分
ロバート・デ=ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチが共演するクライム・サスペンス! ってことで、ぜひとも観たいと思ってるんですが、上映館は1館のみで、しかも2週間限定だって。10年前なら大々的に公開されたろうなぁ……。
※上映館/109シネマズ名古屋
◎『信さん 炭坑町のセレナーデ』(日本)108分
昭和30年代の福岡の炭坑町を舞台に、たくましく生きる人々を描いた人間ドラマ……らしい。主演は小雪、監督は『必死剣 鳥刺し』の平山秀幸。
※上映館/名演小劇場/ワーナー・マイカル・シネマズ大高
◎『デイブレイカー』(オーストラリア・アメリカ)98分
人間の大半がヴァンパイアと化した2019年の世界を舞台にしたSFアクション……らしい。イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールなどが出演。おすぎが週刊文春で絶賛してました。しかし最近やたらとヴァンパイア映画が多いのは何故?
※上映館/109シネマズ名古屋
『アメリア 永遠の翼』(アメリカ・カナダ)111分
女性として初めて大西洋を横断した飛行士、アメリア・イヤハートの人生を綴る伝記ドラマ……らしい。主演はヒラリー・スワンク。他にリチャード・ギア、ユアン・マクレガーと、なかなかの豪華キャスト。これも昔なら大々的に公開されたんでしょうね。
※上映館/TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
『黒く濁る村』(韓国)161分
父の訃報を聞きつけた男が、山奥の村に隠された秘密と死の真相を探る姿をスリリングに描くスペンス・ドラマ……らしい。監督は『シルミド SILMIDO』のカン・ウソク。「村長役のチョン・ジェヨンが特殊メイクを施し70代の老人に変身した点も話題」ってことだけど、予告編を見る限り老けメイクなのはバレバレすぎなんですが……。
※上映館/シルバー劇場
『新釈 四畳半襖の下張り』(日本)73分
永井荷風の『四畳半襖の下張り』の何度目かの映画化。監督は、あの愛染恭子! 主演は現役AV女優、麻美ゆま。
※上映館/シネマスコーレ
<マカロニは死なず!>
なぜか唐突にマカロニ・ウェスタン(イタリア製の西部劇)の特集。『続 荒野の用心棒』『怒りの荒野』『さすらいの一匹狼』『ハチェット無頼』『必殺の用心棒』『さいはての用心棒』の6本です。
※上映館/名古屋シネマテーク
『燃える闘魂アントニオ猪木50年の軌跡』
アントニオ猪木デビュー50周年記念DVD-BOXの発売を記念して、DVDに収録される秘蔵試合や名勝負、猪木のインタビューなど豪華映像を特別編集……とのことです。3000円ってのは、ちょい高くない?
※上映館/109シネマズ名古屋
で、12/1(水)からは、いよいよ『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が公開されるわけですが……どれくらいヒットするんでしょ。特に根拠はないんですが、コケそうな気がします。まあ、僕は観るつもりですが。
* * * * *
『リトル・ランボーズ』を観ました。これは映画好きなら必見! 映画への愛情に満ちた作品であり、「圧迫」に耐えている子供たちの健気さとしたたかさを実にバランス良く描いた物語です。ほら、子供ってのは、自分が置かれた状況を特殊であるかどうか把握できないことが多いじゃん。そこで、どうやって世間と渡り合っていくか苦労するわけです。この映画では、厳格で狭量な宗教の信者の家庭に育った気弱な(でも時に大胆な)少年と、「兄」という暴君に仕えて生きる粗暴な(しかし実は繊細な)少年が主人公なんですが、それぞれの苦悩を端的に描き、彼らを取り巻くクラスメイトや留学生のエピソードを盛り込みながら、すんごく感動的なフィナーレに進むわけです。気持ち良く泣けること必至!
『行きずりの街』は、志水辰夫原作のハードボイルド。映画を観ていて、ついついお節介にも「みんな(=他の観客)、理解できてるんだろうか」と考えちゃうことがあるんですが、これはその典型。僕はずっと前に原作を読んでいて、すっかり細部は忘れているけど、まあ、大枠はかろうじて覚えているわけです。しかし、まったく何も知らない人が観たら訳が分からないんじゃないかと、心配になっちゃったのよ。ずいぶん説明不足な作りなので。
でもさ、世の中には「訳が分からないけど面白い」って映画もあるわけです。よく状況が掴めないけど迫力あるじゃん、みたいに感心させられる作品も少なくないでしょ? だけど、この『行きずりの街』の場合、残念ながら面白くもありません。断片的には見応えのある場面もあるものの、それが持続しないし、カタルシスも余韻も感じられないままに映画は終わっちゃいます。結局、何よりも印象に残ったのは、窪塚洋介のベタな悪役っぷり。そこは大いに楽しめました。
そして、『さらば愛しの大統領』。映画好きには評判が悪そうですが、僕はけっこう楽しめました。「徹底的にくだらないものを作ろう」という姿勢は大いに支持したいと思います。ただ、最初に出てくるテロップ(インテリぶるのはカッコわるいので……云々)はアカンでしょ。最初に言い訳をするのは反則。
ちなみに『行きずりの街』の主役は仲村トオルなんですが、『さらば愛しの大統領』にも出ています。実は同じ日に続けて観たので、ちょっとしたトオル祭りデーになりました。
えー、急いで書いたので誤字脱字があるかも。ご容赦を。
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