週末恒例、名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ!
☆『アイアンクロー』 <シネマトゥデイ>
プロレスファミリー、フォン・エリック家の実話がベースの人間ドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座/イオンシネマ名古屋茶屋
☆『パスト ライブス/再会』 <シネマトゥデイ>
幼なじみの男女が24年間のすれ違いを経て再会を果たす、というドラマのようです。アカデミー賞にノミネートされていました。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/センチュリーシネマ/中川コロナシネマワールド
◎『フジヤマコットントン』 <シネマトゥデイ>
『東京自転車節』で注目された青柳拓の新作。障害福祉サービス事業所で働く人たちを取材したドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ナゴヤキネマ・ノイ
◎『毒娘』 <シネマトゥデイ>
『許された子どもたち』などの内藤瑛亮の新作。ある新婚家族に起きた争いを描いたホラーだそうです。主演は佐津川愛美。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
◎『インフィニティ・プール』 <シネマトゥデイ>
ブランドン・クローネンバーグの新作。高級リゾートを訪れた作家が思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく、というスリラーのようです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『マリア 怒りの娘』 <シネマトゥデイ>
ニカラグアのゴミ集積場周辺で暮らす少女が主人公の人間ドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『ブルックリンでオペラを』 <シネマトゥデイ>
幸せそうに見える夫婦に訪れた驚きの出来事を描いたヒューマンドラマだそうです。主演はアン・ハサウェイ。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
◎『ゴッドランド GODLAND』 <シネマトゥデイ>
19世紀後半のアイスランドを舞台に、布教の旅に出たデンマーク人の牧師を描いた人間ドラマだそうです。
※上映館/伏見ミリオン座
◎『成功したオタク』 <シネマトゥデイ>
あるスターが性加害容疑で逮捕されたことを受けて、一人の熱狂的ファンが他のファンの反応を取材したドキュメンタリー……だそうです。
※上映館/センチュリーシネマ
◎『RED SHOES/レッド・シューズ』 <シネマトゥデイ>
姉の死にショックを受けて踊れなくなったバレエダンサーの再起を描いたドラマだそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ大高
○『デストラップ/狼狩り』 <シネマトゥデイ>
猟師一家が野性のオオカミと謎の殺人鬼と死闘を繰り広げる、というサバイバルスリラーのようです。
※上映館/イオンシネマ・ワンダー/イオンシネマ名古屋茶屋
○『人生って、素晴らしい/Viva La Vida』
※上映館/109シネマズ名古屋
○『オーメン:ザ・ファースト』 <シネマトゥデイ>
かの『オーメン』の前日譚だそうです。
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ/109シネマズ名古屋/イオンシネマ・ワンダー/中川コロナシネマワールド/イオンシネマ大高/イオンシネマ名古屋茶屋
○『戦雲 -いくさふむ-』 <シネマトゥデイ>
沖縄を含む南西諸島の実情を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/ナゴヤキネマ・ノイ
○『いまダンスをするのは誰だ?』 <シネマトゥデイ>
若年性パーキンソン病と診断された中年サラリーマンが主人公の人間ドラマだそうです。自身もパーキンソンであるミュージシャン、樋口了一が主演。
※上映館/シネマスコーレ
『巡る、カカオ ~神のフルーツに魅せられた日本人~』 <シネマトゥデイ>
チョコレートの原料であるカカオに魅了された日本人を追ったドキュメンタリーだそうです。
※上映館/シネマスコーレ
『ゲキ×シネ「天號星」』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2023 / 24/ロイヤル・バレエ「マノン」』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『シネマ歌舞伎 刀剣乱舞 月刀剣縁桐』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
●リバイバル&特集上映(一部のみ)
午前十時の映画祭『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『ブリット』35mmフィルム上映
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『ローマの休日』4Kレストア・吹替版
※上映館/ミッドランドスクエアシネマ
『悪魔のシスター』
※上映館/シネマスコーレ
『ヴェルクマイスター・ハーモニー』4Kレストア版
※上映館/ナゴヤキネマ・ノイ
というわけで「午前十時の映画祭14」が始まります。最近は必ずしも午前十時スタートじゃない場合も多いようなので、行かれる場合は事前に上映時間をチェックすべし。
まあ、月間になったキネマ旬報もまだ「旬報」と名乗っているわけだし、お馴染みになった名称はなかなか変えられませんよね。
大須シネマ、三越映画劇場、シアターカフェに関しては、各自でチェックしてくださいませ。刈谷日劇のサイトも要チェック。
大須シネマでは「山本陽子さん追悼上映」と「90年代映画特集」を開催中のようです。
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●観た映画
『オッペンハイマー』※オススメ
評判通り、濃密で繊細な映画。2つの時間軸が並行して描かれるので、いささか分かりにくくもあります。でも見応えは抜群で、序盤は「これぞ映画!」と興奮しながら観ておりました。なのに……。
えっとですね、この映画、とにかく情報量が多いんです。というより、出てくる人物みんな、もう喋る喋る。僕らはそれを耳で聞き取るわけではなく字幕で読むわけですから、文字を追っかけるのが大変。しかも今は花粉症の時期で、ただでさえ目がショボショボしてて、すぐに疲れるわけです。で、疲れると眠気が……というわけで、不覚にも中盤、少し意識を失ってしまいました。ああ、悔しい。
なので、この映画のすべてを理解できたとは到底言えないんですが、とにかく凄まじく見応えがありました。特に、広島と長崎に原爆を落としたあと、オッペンハイマーが日本について言及する場面。ここ、日本人なら平静ではいられないでしょう。僕も腹立たしく思いました。しかし、戦時中の日本人は日本軍が海外で敵軍を撃破したと聞いて快哉を叫んでいたわけですし、他国でも同様だったでしょう。もしも自分がその時代に生きていたら同じような反応を示していたでしょうから、この映画のアメリカ人たちを責めることはできません。
映画の随所で示されるように、オッペンハイマーは天才的な科学者ではあったものの、人の心に機微には疎い人だったんでしょうね。彼が良い人間であったか否かは一概には言えないと思います。
当然ながら賛否両論はあるでしょうが、観ておいて損はない……というより、観ておくべき作品だと思います。僕ももう一度、見直したいと思っております。
『あの夏のルカ』※オススメ
素直に楽しめる成長譚。冒険、友情、努力、仄かな恋心、嫉妬心、家族愛、他民族との交流。いろんな要素が過不足なく詰め込まれていて、これぞ少年少女向けアニメの見本、といった趣でした。
ちょっと不満に感じたのは、悪役君が悪役のまま終わってしまうこと。最後、ちょっと更生の機会を与えても良かったんじゃないかな。
●読んだ本
『猿の戴冠式』小砂川チト
『変な家』雨穴
『ピアノマン:『BLUE GIANT』雪祈の物語』南波永人
●お気に入りor気になるMUSIC
The Birthday『April』
The Bargains『Sister Julia』
藤原さくら『wood mood』
町あかり『地球出禁にしていいよ ~ディスコあかり~』
ウマシカて『お前のために聴いてない』
というわけでThe Birthdayの新作がリリースされました。これがチバユウスケの遺作になる……のかな。
●視聴した番組
『歌う ~ずっと好きだった曲~ 中島みゆき・ 坂本龍一・KANの名曲カバーを披露&貴重な映像も公開!テレビ初!つんく♂&トータス松本・同郷同世代対談!』
タイトルを見て大味な番組かと思ったら、すごくリスペクト精神に満ちた良い内容。改めてKANというエンターテイナーの徹底したサービス精神に感嘆しました。つんく♂とトータス松本の対談も良かった!
『ドキュメント・原田芳雄Birthday Live ~生きてるうちが花なんだぜ~』
佐藤浩市、江口洋介、大森南朋など人気俳優が続々と登場して歌うという豪華なライブ。山崎ハコも出ています。
『ブギウギ』も『不適切にもほどがある!』も終わっちゃいましたね。アニメでは『道産子ギャルはなめらめんこい』も『薬屋のひとりごと』も『葬送のフリーレン』も。
と思ったら『からかい上手の高木さん』が始まりました。これが予想外に良い! 実写にしたらウソっぽくなんじゃないか、と思っていましたが完全に杞憂でした。高木さを演じる月島琉衣、西片を演じる黒川想矢、どちらも素晴らしいと思います。
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たぶん、のちほど追記します。