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IDCフロンティアのILBサービス
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IDCフロンティア、最速60秒でオートスケールするロードバランサーを提供開始
https://www.idcf.jp/pressrelease/2016/20160714001.html
IDCフロンティアはIDCFクラウドのサービスメニューの拡張として、ILB(Infinite Load Balancer)という負荷分散装置サービスの提供を始めたそうです。
上記URLによれば
このILBの特徴は
・アクティブ/アクティブの冗長構成を標準とし要求負荷が高ま
ると60秒でオートスケール
・分散処理の最大性能は 37,500TPSで、IDCFクラウド標準ロード
バランサーの約10倍
・SSL通信をLBが行い、サーバーのSSL処理負荷をオフロード可能
・Web管理画面と分かりやすい入力項目による簡単設定が可能
・サービス利用料金は月額上限を採用。
ネットワーク料金はアウトトラフィックのみ課金
であり、
以下のような用途に有効であるとしています
・突発的にアクセスの急増が想定されるテレビ・ソーシャルメデ
ィア連動のキャンペーンサイト
・デイリーアクティブユーザー(DAU)が30万~50万規模となる
ゲームアプリなど、大量の同時アクセスが発生するシステム
逆に言えば、IDCFクラウドが提供する標準ロードバランサーは3,750TPS程度の性能を持つと言えます。
また、ILBがターゲットにしている規模より小さなWebサイトや単にサーバの冗長性を実現する為だけであれば、ILBはもちろん専用のLBアプライアンスを導入する必要はないと言えます。
クラウドサービスはともかく、オンプレミスの業務用システムの場合、アクセス規模も小さく、突発的ピークアクセスも起きないけれども、下手をすると信頼性の為のサーバ冗長化ですら、専用のハードウェアSLB(Server Load Balancer)が導入されている場合をかなり見かけます。
これらはかなりもったいない(贅沢な)投資と言えるでしょう。サーバの仮想化が進む現在、SLBやFWといったネットワークアプライアンスも仮想化を検討するべきでしょう。
しかし、SLBやFWの仮想化を考える場合、残念なことは、サーバ仮想化ソフトウェアは
「"サーバ"仮想化なので
ネットワークアプライアンス仮想化機能は
標準装備していない」
事です。別途仮想アプライアンスを買うのではそれなりのコストもかかります。
ネットワーク仮想化製品(SDN)を追加購入する方法もありますが、もっと高くつきます。
一方、IDCフロンティアのようなクラウド会社が使用するクラウド管理ソフトウェアは標準でSLB兼ファイアウォールになる仮想アプライアンス機能を持っていることが多いです。
これは、クラウド管理ソフトはサーバだけを仮想化するものではないからです。
この標準装備のSLB/FW(仮想ルータと呼ばれる)を使えば、追加経費無でこれらの機能を提供することができるわけです。
ILBサービスの紹介
https://www.idcf.jp/cloud/ilb/
によれば、標準のロードバランサとILBの仕様上の差異は以下のようなものであるようです。
標準LB ILB
---------------------------------
冗長構成 アクティブスタンバイ アクティブ/アクティブ
分散対応レイヤー L4、L7 同左
負荷分散方式 ラウンドロビン、 同左
リーストコネクション、
ソースIPハッシング
セッション維持 LB Cookie 同左
SSLターミネ × ○
ーション ワイルドカード証明書対応
マルチドメイン証明書対応
オートスケール × ○
ファイアウォール ○ ○
モニタリング ○ 予定
配下サーバ TCP TCP
ヘルスチェック HTTP
ソーリーページ × 仮想マシン、IP指定
インターフェース WebUI/API 同左
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IDCフロンティアのILBサービス
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IDCフロンティア、最速60秒でオートスケールするロードバランサーを提供開始
https://www.idcf.jp/pressrelease/2016/20160714001.html
IDCフロンティアはIDCFクラウドのサービスメニューの拡張として、ILB(Infinite Load Balancer)という負荷分散装置サービスの提供を始めたそうです。
上記URLによれば
このILBの特徴は
・アクティブ/アクティブの冗長構成を標準とし要求負荷が高ま
ると60秒でオートスケール
・分散処理の最大性能は 37,500TPSで、IDCFクラウド標準ロード
バランサーの約10倍
・SSL通信をLBが行い、サーバーのSSL処理負荷をオフロード可能
・Web管理画面と分かりやすい入力項目による簡単設定が可能
・サービス利用料金は月額上限を採用。
ネットワーク料金はアウトトラフィックのみ課金
であり、
以下のような用途に有効であるとしています
・突発的にアクセスの急増が想定されるテレビ・ソーシャルメデ
ィア連動のキャンペーンサイト
・デイリーアクティブユーザー(DAU)が30万~50万規模となる
ゲームアプリなど、大量の同時アクセスが発生するシステム
逆に言えば、IDCFクラウドが提供する標準ロードバランサーは3,750TPS程度の性能を持つと言えます。
また、ILBがターゲットにしている規模より小さなWebサイトや単にサーバの冗長性を実現する為だけであれば、ILBはもちろん専用のLBアプライアンスを導入する必要はないと言えます。
クラウドサービスはともかく、オンプレミスの業務用システムの場合、アクセス規模も小さく、突発的ピークアクセスも起きないけれども、下手をすると信頼性の為のサーバ冗長化ですら、専用のハードウェアSLB(Server Load Balancer)が導入されている場合をかなり見かけます。
これらはかなりもったいない(贅沢な)投資と言えるでしょう。サーバの仮想化が進む現在、SLBやFWといったネットワークアプライアンスも仮想化を検討するべきでしょう。
しかし、SLBやFWの仮想化を考える場合、残念なことは、サーバ仮想化ソフトウェアは
「"サーバ"仮想化なので
ネットワークアプライアンス仮想化機能は
標準装備していない」
事です。別途仮想アプライアンスを買うのではそれなりのコストもかかります。
ネットワーク仮想化製品(SDN)を追加購入する方法もありますが、もっと高くつきます。
一方、IDCフロンティアのようなクラウド会社が使用するクラウド管理ソフトウェアは標準でSLB兼ファイアウォールになる仮想アプライアンス機能を持っていることが多いです。
これは、クラウド管理ソフトはサーバだけを仮想化するものではないからです。
この標準装備のSLB/FW(仮想ルータと呼ばれる)を使えば、追加経費無でこれらの機能を提供することができるわけです。
ILBサービスの紹介
https://www.idcf.jp/cloud/ilb/
によれば、標準のロードバランサとILBの仕様上の差異は以下のようなものであるようです。
標準LB ILB
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冗長構成 アクティブスタンバイ アクティブ/アクティブ
分散対応レイヤー L4、L7 同左
負荷分散方式 ラウンドロビン、 同左
リーストコネクション、
ソースIPハッシング
セッション維持 LB Cookie 同左
SSLターミネ × ○
ーション ワイルドカード証明書対応
マルチドメイン証明書対応
オートスケール × ○
ファイアウォール ○ ○
モニタリング ○ 予定
配下サーバ TCP TCP
ヘルスチェック HTTP
ソーリーページ × 仮想マシン、IP指定
インターフェース WebUI/API 同左
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