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[アイディア] 仮想デスクトップ用VDAの特典を上手に生かして自家製DaaS
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最近その分野のことを書いていませんが、このブログの記事でわりとアクセスが多いのは仮想デスクトップの話。 仮想デスクトップは良いけど高い。 インフラ、VDIソフト、VDAライセンスこれらが全部かかるから高い。今回はVDAの特典をうまく使って安くできんかなという話。
みなさんは "CloudStack" というソフトをご存知ですか?
ホームページ Apache CloudStack
http://cloudstack.apache.org/

CloudStackは普通プロバイダ事業者が使うソフトで、これを使うと Amazon AWS や MS Azure のようなクラウドサービスを提供する基盤を作ることができます。
AWSと言えば EC2(IaaS)と思うように、CloudStackを使っているプロバイダも普通IaaSを提供しています。ただし、CloudStackはIaaS専用ではなく、これをベースにすると、DaaSやSaaSも提供できるのです。
ということで、今回は CloudStackを企業が自社のIT基盤のために使って、仮想デスクトップを提供してしまおうという話。 その際に、VDAライセンスの特典を利用してアプリケーションのライフサイクル管理を楽にしましょうというアイディアを取り混ぜています。
VDAは仮想インスタンスを無制限に作れるので、アプリを配信する専用の仮想パソコンを用意して、アプリを追加削除するとベースマシンに加えて、アプリを乗せた仮想マシンがあなたのために準備されるという発想です。
CloudStackはVMをテンプレートから生成できますが、いちど生成してしまったインスタンスにアプリを追加削除する仕組みがありません。 このようにVMでアプリをラッピングしてしまえば、アプリを乗せたVMの数でアプリライセンスも管理できるという利点が生まれます。
欠点は、アプリのためにわざわざVMを用意するというオーバヘッドですが、アプリ単位にクラスターを分けて、プライマリストレージに重複排除機能を持たせるか、Linked Clone 方式を使用することでストレージ消費量を抑えることができるでしょう。 メモリ、CPUはアプリを使っていなければハイパーバイザが解放するので大きな問題にはならないと思います。
CloudStackのクラウドの概念 マルチテナント型で、テナント単位にネットワーク分離

一般的にはこういう使い方をされている

サーバOSの代わりにデスクトップOSを使えばDaaSができる

サービス単位にテナントを形成すれば SaaS を提供できる

ユーザが選ぶサービスメニューにテンプレートがひも付けされている

テンプレートからの生成では生成後にアプリの追加削除は難しく、アプリの数だけテンプレートの数が増えて、管理が大変になる
理想的には、ベーステンプレートに差分(Δ)を追加削除できればいいのだが、現実は厳しい。

VDAライセンスの特典として仮想PCを無制限に持てるということがある

これを生かして、アプリケーション配信専用パソコンを追加で持つという考え方をする

以下、この発想に従った場合の DaaS 環境








[アイディア] 仮想デスクトップ用VDAの特典を上手に生かして自家製DaaS
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最近その分野のことを書いていませんが、このブログの記事でわりとアクセスが多いのは仮想デスクトップの話。 仮想デスクトップは良いけど高い。 インフラ、VDIソフト、VDAライセンスこれらが全部かかるから高い。今回はVDAの特典をうまく使って安くできんかなという話。
みなさんは "CloudStack" というソフトをご存知ですか?
ホームページ Apache CloudStack
http://cloudstack.apache.org/

CloudStackは普通プロバイダ事業者が使うソフトで、これを使うと Amazon AWS や MS Azure のようなクラウドサービスを提供する基盤を作ることができます。
AWSと言えば EC2(IaaS)と思うように、CloudStackを使っているプロバイダも普通IaaSを提供しています。ただし、CloudStackはIaaS専用ではなく、これをベースにすると、DaaSやSaaSも提供できるのです。
ということで、今回は CloudStackを企業が自社のIT基盤のために使って、仮想デスクトップを提供してしまおうという話。 その際に、VDAライセンスの特典を利用してアプリケーションのライフサイクル管理を楽にしましょうというアイディアを取り混ぜています。
VDAは仮想インスタンスを無制限に作れるので、アプリを配信する専用の仮想パソコンを用意して、アプリを追加削除するとベースマシンに加えて、アプリを乗せた仮想マシンがあなたのために準備されるという発想です。
CloudStackはVMをテンプレートから生成できますが、いちど生成してしまったインスタンスにアプリを追加削除する仕組みがありません。 このようにVMでアプリをラッピングしてしまえば、アプリを乗せたVMの数でアプリライセンスも管理できるという利点が生まれます。
欠点は、アプリのためにわざわざVMを用意するというオーバヘッドですが、アプリ単位にクラスターを分けて、プライマリストレージに重複排除機能を持たせるか、Linked Clone 方式を使用することでストレージ消費量を抑えることができるでしょう。 メモリ、CPUはアプリを使っていなければハイパーバイザが解放するので大きな問題にはならないと思います。
CloudStackのクラウドの概念 マルチテナント型で、テナント単位にネットワーク分離

一般的にはこういう使い方をされている

サーバOSの代わりにデスクトップOSを使えばDaaSができる

サービス単位にテナントを形成すれば SaaS を提供できる

ユーザが選ぶサービスメニューにテンプレートがひも付けされている

テンプレートからの生成では生成後にアプリの追加削除は難しく、アプリの数だけテンプレートの数が増えて、管理が大変になる
理想的には、ベーステンプレートに差分(Δ)を追加削除できればいいのだが、現実は厳しい。

VDAライセンスの特典として仮想PCを無制限に持てるということがある

これを生かして、アプリケーション配信専用パソコンを追加で持つという考え方をする

以下、この発想に従った場合の DaaS 環境








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