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SBCとVDIのサイジングに関する情報
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★☆ 仮想デスクトップ関係の記事はほかにもあります。 よかったら、左ペインの「製品_遠隔画面」カテゴリーから探してみてね ☆★
★☆ ちなみに、VDIだけが解ではないと思います。 こちらはいかが? ☆★
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Microsoft® Windows Server 2008 R2 Citrix XenAppにおける
Hyper-V性能検証ホワイト ペーパー 2011年
http://www.hitachi.co.jp/products/it/windows_os/engineer/pdf/Citrix_XenApp_WP.pdf
======================================================================
この資料では 共有ストレージ(AMS) と サーバ内蔵HDD の2種類の環境で試験しています
サーバ内蔵HDD環境はストレージのIOPS不足がネックになっていますが
共有ストレージ環境はストレージのIOPS不足はなく、最大180人の利用者を 4仮想TSで
カバーする事ができています。
共有ストレージの試験環境は
物理ホスト X7560(8コア、2.26GHz)×2 計16コア
64GBメモリ
仮想化 Hyper-V (2008R2 64bit)
仮想TS 1物理ホストに4仮想TS
仮想TS 1台あたり 4仮想コア、12.8GBメモリ
SBCソフト XenApp
この環境に対してCitrix EdgeSight for Load Testing 3.7という負荷ツール
を利用し180人の同時ログインと利用(IE, Office)を試みてCPU負荷、メモリ空き容量
DISKのIO待ちの情報を取得した結果、180人同時負荷の時にも
物理ホスト CPU利用率90%
物理ホスト メモリ25GB空き(0ユーザ時50GB空き)
物理ホスト DISK IO 待ち 発生せず
という結果を得て、結論として 180人の同時利用に耐えるとしています。
この場合、仮想TS1台あたりの接続数は 180接続/4TS = 45接続であり、
接続あたりの資源は
4仮想コア/45 = 0.09コア/接続 弱
12.8GBメモリ/45 = 284MB/接続 強
という結果になります。
TSでなくVDIですが、下記のサイジング資料があります。
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VMware View アーキテクチャの計画
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/view_5_arch_plan_guide_jp-ja.pdf
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この資料は VMware View 5.0 の資料です。
資料のp35に、下記の記述があります。
---------------------------------------------------------------
非公式な最初のサイズ設定のアプローチとして、各仮想マシンには、保証された
最小の計算能力として CPU コアの1/8 ~ 1/10 が必要であると見なしてくだ
さい。つまり、コアあたり 8 ~ 10 台の仮想マシンを使用するパイロットを計
画します。
たとえば、コアあたり 8 台の仮想マシンを想定したときに、2 ソケットの 8
コア ESX/ESXi ホストがある場合は、パイロット運用中にそのサーバ上で
128 台の仮想マシンをホストできます。
この期間中にホスト上の全体的な CPU使用率を監視し、使用率の急上昇に対する
十分な余裕を確保するための安全マージン(たとえば、80 %)をほとんど超え
ることがないようにしてください。
---------------------------------------------------------------
これを見ると、CPUコアに対する指標は 1VMあたり 1/8~1/10 (0.125~0.1)コア
という事になります。
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XenDesktopデザインガイド
http://support.citrix.com/servlet/KbServlet/download/23844-102-645668/ctx124687_JA_mkt.pdf
======================================================================
この資料は Windows2008R2 Hyper-V を前提にしています。
資料のp5に以下の記述があります
---------------------------------------------------------------
MicrosoftがサポートしているvCPU対物理コアのオーバーサブスクリプション比は最大8:1です。
つまり、4基の物理コアが搭載されたホストでは、シングルvCPUゲスト数を常に32以下に
抑えなければならないことになります。
---------------------------------------------------------------
資料のp14に、下記の記述があります。
---------------------------------------------------------------
CPUのオーバーサブスクリプション比
全ゲスト(最大ゲスト数は384)のvCPU総数を求め、それを物理コア数で割る
8:1 (最大vCPU数は512)
---------------------------------------------------------------
日本語が若干意味不明ですが、Hyper-Vの制限で物理コアあたり8VM(=0.125コア)
以上の集約はダメという事で、XenDesktopもそれに縛られると言いたいようです。
逆に言えば、XenDesktopとしては1VMあたり0.125コアで駄目とは考えないと読めます。
上記を受けてVDI環境で負荷試験をした結果の情報があります
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VDI でサーバー1台に 150 人集約した場合のレスポンス動画
http://d.hatena.ne.jp/ogawad/20120506/1336327567
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このブログでは
物理ホスト AMD Opteron 6100 2.5GHz,12Corex2個(24core)
256GBメモリ
内蔵HDD RAID5 (10Krpm×8HDD)
1GBキャッシュ付 RAIDコントローラ
仮想化 VSphere 5.0
画面転送 RDP 7.0
多重度 150VM/物理サーバ
この環境に対して負荷ソフトLoginVSI コントローラーで150同時リモート接続を生成。
この状態で手動で 151 個目のリモート・セッションを張り、レスポンスを確認する。
という試験を行い、150人がランダムな作業をしている時に、新たに接続した151人目
のパフォーマンスがいかほどか? ということを評価しています。
この多重度では 1VMあたり 0.16 core、1.70GBメモリです。
結論は特に問題なく動作する。という事になっており、このことから VMware, Citrix
のサイジングガイドは裏付けられると結論しています。
SBCとVDIのサイジングに関する情報
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★☆ 仮想デスクトップ関係の記事はほかにもあります。 よかったら、左ペインの「製品_遠隔画面」カテゴリーから探してみてね ☆★
★☆ ちなみに、VDIだけが解ではないと思います。 こちらはいかが? ☆★
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Microsoft® Windows Server 2008 R2 Citrix XenAppにおける
Hyper-V性能検証ホワイト ペーパー 2011年
http://www.hitachi.co.jp/products/it/windows_os/engineer/pdf/Citrix_XenApp_WP.pdf
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この資料では 共有ストレージ(AMS) と サーバ内蔵HDD の2種類の環境で試験しています
サーバ内蔵HDD環境はストレージのIOPS不足がネックになっていますが
共有ストレージ環境はストレージのIOPS不足はなく、最大180人の利用者を 4仮想TSで
カバーする事ができています。
共有ストレージの試験環境は
物理ホスト X7560(8コア、2.26GHz)×2 計16コア
64GBメモリ
仮想化 Hyper-V (2008R2 64bit)
仮想TS 1物理ホストに4仮想TS
仮想TS 1台あたり 4仮想コア、12.8GBメモリ
SBCソフト XenApp
この環境に対してCitrix EdgeSight for Load Testing 3.7という負荷ツール
を利用し180人の同時ログインと利用(IE, Office)を試みてCPU負荷、メモリ空き容量
DISKのIO待ちの情報を取得した結果、180人同時負荷の時にも
物理ホスト CPU利用率90%
物理ホスト メモリ25GB空き(0ユーザ時50GB空き)
物理ホスト DISK IO 待ち 発生せず
という結果を得て、結論として 180人の同時利用に耐えるとしています。
この場合、仮想TS1台あたりの接続数は 180接続/4TS = 45接続であり、
接続あたりの資源は
4仮想コア/45 = 0.09コア/接続 弱
12.8GBメモリ/45 = 284MB/接続 強
という結果になります。
TSでなくVDIですが、下記のサイジング資料があります。
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VMware View アーキテクチャの計画
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/view_5_arch_plan_guide_jp-ja.pdf
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この資料は VMware View 5.0 の資料です。
資料のp35に、下記の記述があります。
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非公式な最初のサイズ設定のアプローチとして、各仮想マシンには、保証された
最小の計算能力として CPU コアの1/8 ~ 1/10 が必要であると見なしてくだ
さい。つまり、コアあたり 8 ~ 10 台の仮想マシンを使用するパイロットを計
画します。
たとえば、コアあたり 8 台の仮想マシンを想定したときに、2 ソケットの 8
コア ESX/ESXi ホストがある場合は、パイロット運用中にそのサーバ上で
128 台の仮想マシンをホストできます。
この期間中にホスト上の全体的な CPU使用率を監視し、使用率の急上昇に対する
十分な余裕を確保するための安全マージン(たとえば、80 %)をほとんど超え
ることがないようにしてください。
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これを見ると、CPUコアに対する指標は 1VMあたり 1/8~1/10 (0.125~0.1)コア
という事になります。
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XenDesktopデザインガイド
http://support.citrix.com/servlet/KbServlet/download/23844-102-645668/ctx124687_JA_mkt.pdf
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この資料は Windows2008R2 Hyper-V を前提にしています。
資料のp5に以下の記述があります
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MicrosoftがサポートしているvCPU対物理コアのオーバーサブスクリプション比は最大8:1です。
つまり、4基の物理コアが搭載されたホストでは、シングルvCPUゲスト数を常に32以下に
抑えなければならないことになります。
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資料のp14に、下記の記述があります。
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CPUのオーバーサブスクリプション比
全ゲスト(最大ゲスト数は384)のvCPU総数を求め、それを物理コア数で割る
8:1 (最大vCPU数は512)
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日本語が若干意味不明ですが、Hyper-Vの制限で物理コアあたり8VM(=0.125コア)
以上の集約はダメという事で、XenDesktopもそれに縛られると言いたいようです。
逆に言えば、XenDesktopとしては1VMあたり0.125コアで駄目とは考えないと読めます。
上記を受けてVDI環境で負荷試験をした結果の情報があります
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VDI でサーバー1台に 150 人集約した場合のレスポンス動画
http://d.hatena.ne.jp/ogawad/20120506/1336327567
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このブログでは
物理ホスト AMD Opteron 6100 2.5GHz,12Corex2個(24core)
256GBメモリ
内蔵HDD RAID5 (10Krpm×8HDD)
1GBキャッシュ付 RAIDコントローラ
仮想化 VSphere 5.0
画面転送 RDP 7.0
多重度 150VM/物理サーバ
この環境に対して負荷ソフトLoginVSI コントローラーで150同時リモート接続を生成。
この状態で手動で 151 個目のリモート・セッションを張り、レスポンスを確認する。
という試験を行い、150人がランダムな作業をしている時に、新たに接続した151人目
のパフォーマンスがいかほどか? ということを評価しています。
この多重度では 1VMあたり 0.16 core、1.70GBメモリです。
結論は特に問題なく動作する。という事になっており、このことから VMware, Citrix
のサイジングガイドは裏付けられると結論しています。
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