野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

81回目の誕生日に思う

2017-06-28 21:58:30 | 随想

 とうとう81歳の日を迎えた。息子からは祝誕生日メールが届き、そのほか、FBで5人の方々から祝メッセージを頂いた。一人暮らしの身、有難いことである。

 若い頃は自分の80代はおろか70代すら想像できなかったが、すでに八十路を1年も過ぎてしまった。これから何年生きられるかわからないが、透析中の身、健康人に比し、平均余命は半分と言われているので、あと4年がせいぜいということになる。東京オリンピックの年まではどうにか間に合いそうなものの、先を見越すと寂しい限りである。これからは、歳を聴かれたら「当(十)年とって71歳です」とでも答えようか。

 しかし残念ながら、体力・知力とも年々衰えているのを感じざるを得ない。昨年までやっていたことができなくなる、あるいはやる気力がなくなる一方、記憶力の低下も著しく、毎日必ず何かしらすることを忘れる。さらには何を忘れたのかさえ思い出せないことすらある。

 妻が重度の認知症で保健施設に入所中のため、私が先に逝くわけにはいかず、かと言って私より5歳も若い妻の旅立ちを待つというのも、残酷極まりない話で、この相矛盾する課題をどう克服すればいいのか、考えれば考えるほどストレスが増してしまう。winwinの答えはないものか?

 ともあれ、今日は誕生日である。「誕生日 一人寂しく ワイン飲む」

 以上、思うがままに書いてみました。

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妻・再入所後の容態(86)

2017-06-18 15:59:52 | 健康・病気

                                    最近の妻の病状(141)

 本日(6/18)は、次男が彼のルーチンである2週間ぶりに来宅し、庭木の手入れを30分ほどしてくれた後、これもルーチンとなっているファミレスでの会食後、妻の許を訪れる。

 妻は元気にしていたが、又も髪を引っ張り抜く悪癖が出てきたということで、更に短くカットされていた。

 右腕に小さい痣ができていたので、どうしたの?と問うと、「うん、昔できたの」と言う。妻にとっては、過去のことはたとえ数日前でもになってしまうようだ。

 それでも、「T夫さんの病気はすっかり治ったの?」と気遣ってくれる。「いや、これは一生治らないんだよ」と答えて左手の注射の跡を見せると、驚いていた。

 息子が「今月はお父さんの誕生日なんだよ。何日か知ってる?」と訊くと、残念ながら「知らない」と言われてしまった。では自分の誕生日は?と尋ねると、最初はやはり「知らない」と言っていたが、こちらで「昭和―――」と誘導すると、「××年×月××日」と、ふっと思い出したように答えた。

 連れてきてくれたE介護士さんの話では、食欲もあるし、お腹も壊さないし、発熱もないとのことで、ここのところ安定しているとのこと。まずは安心である。

 フルーツゼリーの摂取、カード脳トレと、面会の際のルーチンを一通りこなした後、広間に連れ帰ったが、突然、「あれ、私が作ったのよ」というので、その指さす方を見ると、スタッフルームの窓の前に生け花が数点置いてあり、その中のひとつに妻の名前が描かれていた。リハビリの一環としてフラワーアレンジメントをした時の作品であろう。危うく気付かず通り過ぎてしまうところだったが、妻が能動的に教えてくれたことは滅多にないことなので、嬉しく受け止めた次第である。

 次に来るのは息子の都合で2週間後になってしまうが、元気で変わりなくいてほしいものだ。

                                以上

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バーベキュー大会

2017-06-11 22:16:57 | イベント

 本日(6/11)、T病院の透析患者で構成する「桃の会」のイベントの一つとして、清水公園にてバーベキュー大会があり、参加してまいりました。

 日ごろお世話になっている主治医のT先生をはじめ、看護師・臨床工学技士の有志の方々も参加され、きめ細かい世話をしてくれました。

   

 爽やかな初夏の日差しの下、約30名によるバーベキュー、日ごろからお馴染みの人はもちろん、あまり接することの少ない方々とも焼き肉や焼き野菜などを囲んでたらふく食べ、大いに語り合い、日ごろの透析の辛さから解放され、楽しいひと時を過ごすことができました。

 練炭で焼きを担当してくれた方々、有難うございました。

 私にとっては「桃の会」のイベントに参加したのは今回が初めてでしたが、体力的に旅に出ることが難しくなった今、これからは積極的に参加しようと思っております。

                       以上

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妻・再入所後の容態(85)

2017-06-07 21:27:46 | 健康・病気

                                       最近の妻の病状(140)

 本日(6/7)は、義妹が1か月ぶりに来てくれたので、3日前に次男と行ったばかりではあるが、妻が喜ぶのは必至であるので、同行する。

 果たして妻は期待通り喜んでくれたが、3日前に次男と来たことについては覚えていないと言う。哀しいがこれが現実である。
 一方、今回連れて行ったしゃべる人形については、名前が「ミルル」であることを覚えていたから不思議である。
 ルーチンのカード遊びに入る前に、ひとしきり一緒に童謡や唱歌などを歌い楽しむ。義妹が各曲とも1番のみならず、自分は忘れた2番の歌詞までも覚えていることに感心していた。

 よく観察してみると、他の入所者の病状の進行の度合いに比し、妻の病状は緩やかに進行しているようで、やはりトランプなどで脳に刺激を与えるのは有効であるのが窺える。中には、1か月前はあれほどまともな会話ができてたS氏が、すっかりボーっとした状態に陥っているのには驚かされた。

 人のことは言っていられない。私自身も直前のことを忘れる頻度が多くなったように思え、予備軍の一人になっているのではなかろうか?歳は取りたくないものである。

                       以上

 

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妻・再入所後の容態(84)

2017-06-04 21:27:05 | 健康・病気

                                  最近の妻の病状(139)

 今日(6/4)は、予定通り2週間ぶりに次男が来てくれたので、例によってファミレスで会食後、昼過ぎ、妻の許を訪ねる。

   ちょうど昼食後のひと時の後で介護士さんに連れられて昼寝のため部屋に戻ろうとしているときだったので、そのまま我々が引き取り面会コーナーへ。

 実は、先週の日曜日に家族会があり、私は所用で来られなかったが、代理で次男が出席したため、次男にとっては3週連続となり、その時も会っているので、妻が「今日は日曜日ね」と言ったとき、「うん、先週もHくんだけ来たよね。覚えてる?」と訊くと「うん、来た」と返ってきたので、まずはホッとする。

 妻は心身ともに変わりなく、このところ現状維持が続いている。有難いことである。

 いつものように、フルーツゼリーを美味しそうに食べ、脳トレのカード遊びもいつものようにこなし、簡単な得点計算なら何とかでき、行き詰ると、次男が誘導して答えを出させようとすると、鈍くなった頭で懸命に考えてる姿は真剣そのもので、相手をする甲斐があろうと言うものである。

 やはり考えることはそれだけ脳の刺激になり、退化を遅らせる源となっているのではないか? ただ、考えることは本人にとってはそれだけ負担にもなるようで、しばしば、「これ終わったらお部屋に連れてって」とよく言う。疲れて寝たいのであろう。

 トランプ終了後、いつものように広間に連れて行き、介護士さんに引き渡し(?)して帰路についた。

                                以上


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