野口敏夫プライベートブログ

私の周りで起こった出来事や日頃思ったことなど個人的で気ままなブログとなっています。

主治医への報告(7)

2013-06-27 21:54:43 | 健康・病気

2013.6.27

妻の最近の症状(7)


 最近また時おり不穏状態が見られるようになりました。
6/1015、ショートステイに参りましたが、出発前夜、明日からはお泊りでホームに行く旨を伝えると、「いつから?」とか、「何泊するの?」「いつ帰ってくるの?」などの質問を何回も繰り返し、そのうちに、急に「行きたくない。家にいたい!」と涙声になり、果ては、「私何にも悪いことしてないのに、何でそんなに苛めるのよ」とか、「あなたなんか大嫌い!世界中で一番嫌い!」と、錯乱状態になり、定規でテーブルをバンバンと叩いたり、更には、「おばあちゃん、助けて!敏夫さんが私のこと苛めてるから助けに来てよ!」などと大声を張り上げる始末。この状態、40分ほど続き、最後は、ゼリーを出すと、最初は拒否していましたが、さすがに疲れたのか、食べると言い出し、落ち着きました。ショートステイのことは数日前から話してあり、急なことではなかったのですが----(「おばあちゃん」とは33年前に亡くなった私の母のことです)


 さて、話変わって、今度はショートステイから帰ってきた日の夜のことです。帰宅後、例によって、シャワーを浴びさせた後、夕食、服薬の後、歯磨きをさせ、
30分後に寝かせたまでは良かったのですが、21時過ぎになって、起きだしてきて「ホームの人みんな優しいから、ホームに帰りたい」と言い出しました。これまではいつも「家のほうがいい」と言っていたのに。これが、何か不都合があって私が辛く当たった後なら話は分かりますが、それまでは平穏に過ごしていただけに、まさに青天の霹靂でした。「ねえ、今すぐホームに帰りたいから、連れてってよ」とわめき始め、次第に錯乱状態となり、「いいわよ、連れてってくれないなら、また俎板隠してやるから」と言い出す始末。(数日前に俎板を隠した前科あり)


 そして極め付きは
6/23の夜、10時半頃、私がそろそろ寝ようとしていると、起きだしてきて、「こんな格好じゃ恥ずかしくてホームに行けない」と言い始めました。いつものことなので、今着てるのはパジャマで、寝る間だけのもの、明日朝は別の服を用意するから心配ない旨を伝えたところ、いつもならこれで治まるのですが、この時はいくら説明しても納得せず、「こんな格好でホームに行かせるなんて!」と涙を流して怒り出し、果ては、「あぁもう死にたい、死んでやる!」「江戸川に飛び込んで死んでやる」などとエスカレートし、わめき散らすこと1時間半近く。このときも最後は、「じゃあ、何でも食べてやるから出してよ」ときたので、バナナを出すとむしゃむしゃと食べ、寝付いたのでホットしたのも束の間、今度は、「牛乳も飲むから出して!それ飲んだらおとなしく寝てやるから」---なんだ、それじゃ承知してわめいていたのか?


 いつも、翌朝は平静に戻っており、反省している様子が窺われますが、どうも錯乱状態になるのは、環境が変わるか、変わることが分っている場合に多いような気がしますので、今後は警戒を強めていきたいと思っております。


 救いは、ホームから迎えの車が来た時はおとなしく乗り込み、またホームでは不穏状態に陥ったことは皆無とのことで、有難く思っております。


 なお、お蔭様で、このほど障害
1級の認定を受け、障害者手帳を取得いたしました。


以上

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主治医への報告(6)

2013-06-01 21:26:22 | 健康・病気

2013.5.30

妻の最近の症状(6)


 この
4週間、デバケン錠を11錠に変更していただきましたが、「発作的錯乱」は、久方に一昨日の夜、1時間弱発生しましたが、そのほかは軽度のものが2度ほどみられた以外は、ほぼ平穏に過ごしております。

抜け毛のほうも、後頭部に大きな脱毛跡ができておりますが、最近は落ち着いているようです。ケアホームに行かない日(火・木・土・日)は、相変わらず、食事とトイレに起きる以外は寸時も惜しむように殆ど寝ております。

朝食は、いつもパンを食べていますが、午前中、起きだしてきては、「まだご飯じゃない?」と聞いてきます。パン1枚なのでお腹が空くのかと思い、それならパンを2枚食べれば、と勧めるのですが、「パンを2枚なんて食べたことない」と言って受け付けません。 

時々ものを隠します。5/6の朝、食事の支度に俎板を使おうとしましたら、所定の場所にないのです。「どこへ隠したんだ?」と聞いても、「知らない」と首を横に振るばかりです。散々探した末、やっと押入れにあるのを見つけましたが、そういえば、1ヶ月くらい前には「膝掛け」がなくなっており、これは未だ見つかっていません。

最近日常的に起こることと言えば、夕食後の歯磨きをさせる際、義歯をはずし、翌朝まで薬液に漬けておくのですが、本人は自分の歯も義歯も区別が付かないらしく、夜半に起きだしてきては、自分の歯を指して、「さっき歯をはずしたはずなのにまだある」と言ったり、逆に「さっきまであった歯がない」と言ったりします。自分の歯と義歯との違いをいくら説明しても納得いかないのか、一時はそれが錯乱のきっかけになりかけたこともあります。

もうひとつ特徴的なことは、やはり夜、パジャマ姿で起きだしてきては、「こんな格好じゃ、恥ずかしくて、あしたホームへ行けない」とか、「()病院へ行けない」とか言い出して、いくらこちらが、出かける時は別の服を用意するから、それに着替えて行くんだ、と説明しても、納得できないのか、怪訝な顔をしております。

一昨日は、更に発展して、「こんな格好で行ったらあなたが笑われるんだからね」と言ったと思うと、急に「どうしてそんなに私のこと苛めるのよ」と言い出し、「あなたなんか大嫌い!」と続いてしばし治まらず、対応に苦慮した次第です。

最近は暑くなってきましたので、ホームに行かない日は、夕方シャワーを浴びさせていますが、どんなやり方をしているのか、2分もしないうちに、ろくに拭きもせず、水を滴らせて出てきますので、拭く介助が欠かせません。

総じて、現に目の前にあることしか理解できないらしく、周囲の状況や時間の経緯からものを判断することなどは一切できません。朝起こして洗顔させますが、それが終わると、もう「寝ていい?」と聞きます。これから朝食を食べるということに思い至らないようです。歯磨きなどもいつも決まったパターンなのに、まるで思い出してくれません。

ま、デイケアやショートステイには抵抗なく行ってくれるので、それが唯一の救いとなっておりますが――

以上

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