フィリピン・ダバオの観光パンフレットに
鍾乳洞が載っていたので、行ってみようと
ダバオ市内の旅行者案内所で行き方を尋ねた
案内所のスタッフが
「バスで1時間、隣町のバスターミナルまで行くと
トライシケルやオートバイが鍾乳洞まで
連れて行ってくれる
私はその町に住んでいる」と説明
【説明】
トライシケルとはオートバイにサイドカーを付け
三輪に改造した物
オートバイとは普通のオートバイで2~4人乗りする
ヨシッ と翌日バスで隣り町へ
バスから降りると3~5台のオートバイが寄ってきて
鍾乳洞まで150ペソ(400円)で行くと言う
屋根があるトライシケルで行きたかったが
オートバイの後に乗る
20km約25分走る
ドライバーは町の人に道を聞いている
オイッ 知らないのか!
しばらく走りオートバイが5~6台集まって
いる所で、また聞く
オートバイの群れの話
「ここから山の方へ行く、道が難しいから
俺たちに任せろ」
何? まだ先?
最初のオートバイも「これ以上無理」とあきらめ顔
山に詳しいオートバイに乗り換え
帰りはバスターミナルまで送るからと
600ペソを請求してきた
ここで諦めては無駄になると
500ペソに値切り出発
未舗装の山道を25km また道を聞く
ありゃ なんだお前も知らないのか!
村人が「この先だ」と指差す
お~ なんとか着くか
山道から脇道に入り、施設が見えた
やっと着いた
と思ったら「スイミングプール」
えっ 何これ?
こんな山の中に何故プールが?
その可笑しさもあり、怒ることもできない
オートバイのドライバーもここでギブアップ
ホコリまみれのオートバイ往復90km
しまった!
値段を決める時、成功報酬にするんだった
そうだよね地元の人は観光なんてしないから
鍾乳洞なんて行ったことないんだよね
場所を知らないなら、乗せるなよ! 反省