パルマの観光もいよいよ最終日、5日目です。今回の旅行で初めてすっきりと晴れた中、ピアチェンツァまで出かけてきました。
■ドゥオーモ
ピアチェンツァのドゥオーモは、12世紀前半から元々この場所に建っていた聖ジュスティーナ大聖堂の上に建てる形で13世紀前半に完成しています。
・ドゥオーモのファザード
・中央の門の上を飾るフレスコ画とロマネスク様式の彫刻
ロンバルディア・ロマネスク様式のドゥオーモにはこのようなロマネスク様式の彫刻が数多く残っています。
・主祭壇
・説教壇
説教壇にもロマネスク様式の彫刻が刻まれています。
・クリプタ
地下に残る聖ジュスティーナの聖遺品を納めているクリプタです。
■聖アントニーノ聖堂
4世紀のローマ時代に建てられた初期のキリスト教教会まで遡る古い教会ですが、内部は後世にかなり手を加えられています。
・教会外観
入口にアーチが設けられていて、独特の構造となっています。
・3廊式の教会内部
・左側廊の礼拝堂
一応3廊式の構造となっていますが、左側廊に部屋が設けられて、ミサなどはこちらで行われているようです。
ここからは、旧市街の西の端まで歩いていくつかの教会を尋ねました。4つほどの教会を尋ねましたが、
幸い1つを除いて内部を見学することが出来ました。ここではその中から一つをご紹介します。
■サンタ・マリア・ディ・カンパーニャ聖堂
旧市街の西の果てに建つ教会です。
・教会外観
・教会内部(主祭壇)
・クーポラのフレスコ画
さすがにここまで歩いてくる観光客はいません。たまたまGoogleで調べていて見つけた教会ですが、
素晴らしい絵画やフレスコ画に出会うことが出来ました。
■カヴァッリ広場
旧市街の中心にある広場です。旧市庁舎やサン・フランチェスコ教会等がたっています
・旧市庁舎
お昼ごはんはこの近くで頂きました。
■サン・シスト教会
この辺の教会はいったん12時で締めると、午後は16時からの公開となるので時間の調整が大変です。
・教会ファザード
教会の前に中庭があって周りは回廊となっています。
・教会内部
手前から左右に4つずつの礼拝堂が並んでいます。クリプタもあるんですが、今回は閉鎖されていました。
・サン・シストの聖母
主祭壇を飾るラファエロの作品です。現在オリジナルはドイツのドレスデンにあるので、残念ながらこちらは複製画です。
幼子イエスを抱く聖母マリアの左右には聖シクストゥスと聖バルバラが描かれています。もともとこちらの教会(修道院)
からの注文で作成された傑作です。ちなみにシストさんのと言うのがシスティーナとなります。
ドレスデンは有名な絵を手に入れたら、手放しませんね。戻ってくることもないか。。。残念
本物を見たことがあるって本当に羨ましいです。まぁ戻ってくることはないでしょうね。
イタリアの教会を巡っていると、意外な田舎や小さな教会でも物凄い宝物が埋もれていたりするので堪りません!!