フィレンツェの2日目から3日間は美術館めぐりが主体です。 これまで写真撮影が禁止されていた美術館や一部の教会が
この2年ほどの間に写真撮影OK(フラッシュうなし)となったので、改めて美術館めぐりを企画したわけです。
今回の秘密兵器、フィレンツェカードです。72ユーロとちょっとお高いんですが、最初に使用してから72時間フィレンツェの
代表的な美術館や、有料の教会等72ヶ所を、予約なしで優先入場できるカードです。予約だと指定の時間に縛られてしまいますが、
こちらのカードなら行きたいときが予約時間という便利さが特長です。
■ウフィツィ美術館
フィレンツェ、いやイタリアを代表する美術館です。8時15分の開場でしたが、30分以上前に長蛇の列が出来上がっていました。
こちらは優先入場なのでゆっくりと優先入場口に並びます。
・フィリッポ・リッピ…聖母子と二人の天使
・ピエロ・デッラ・フランチェスカ…ウルビーノ公夫妻の肖像
・ボッティチェッリ…プリマヴェーラ(春)
・ミケランジェロ…聖家族
・ラファエロ…ひわの聖母
・パルミジャニーノ…長い首の聖母
・ティツァーノ…フローラ
・ティツァーノ…ウルビーノのヴィーナス
・カラヴァッジョ…バッカス
有名な所を並べてみました。それにしても小生美術鑑賞をなめていました。写真を撮りながらだと歩く距離も3倍以上、
周囲の人へも気遣いをする必要があるなどで殆ど死にそうなほど疲れてしまいました。腰が痛くて思うように歩けないほどです。
最後はよれよれになって美術館を退出しました。
■スカルツォの回廊
次はサン・マルコ美術館に入る前に、その近くのスカルツォの回廊を尋ねました。本当に小さな回廊ですが、
モノトーンで描かれたフレスコ画が実に良い雰囲気尾醸し出しています。
■サン・マルコ美術館
・ギルランダイオ…最後の晩餐
小食堂(現在は土産物店)の壁に描かれた大作です。
・フラ・アンジェリコ…受胎告知
二階の僧坊に上がる階段の先にある有名な一枚。
・フラ・アンジェリコ…我に触れるな
二階に並ぶ質素な僧坊の中にはこのようなフレスコ画が一つずつ描かれています。
■アカデミア美術館
言わずと知れたミケランジェロのダビデ像がある美術館です。でも逆に言うと見ものは殆どこれだけ、展示物も少ないし、
傑作というものも少ないのにウフィツィ美術館に次いで人が並ぶ美術館なのが不思議です。
いながらにしてウフイツイに紛れ込んだ見たい。 シヤワセです。
フイリツポ、リッピの聖母子、 ラファエロのひわの聖母、この間
上野で見たフローラなどなど。
毎回楽しみにしています。