意志薄弱な俺

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『中華カーボンバイクってどうなの。』ついでにシマニョーロもやるよ!

2012年10月16日 | 中華カーボーン


はい、というわけで非常に愛着がありますマイファーストバイク(追記、セカンドバイクでした。コラテックは無かったことにはなってないです)、通称オエー号であります。“オエー号”という呼び名は納車の日、調子に乗って付けられたものですがその後呼ばれたことは一度も無く。ってそんなことはどうでもいいのです。中華カーボンバイク総括、です。

さて、2ちゃんねるやそこらの界隈で密かに起こっていたブームが去り、人柱としての責務も重圧もなーんも感じなくてもいい頃に乗り始めたマイ中華カーボン号、“タイプコルナゴ”。KUOTAタイプだとかPINARRELOタイプはそこそこ情報も転がっているのですが、僕の乗っているコルナゴタイプはネット上にもレビューは数えるほどしか無く、購入検討者はヤキモキしているに違いありません。
これまで様々なところに連れて行って貰い、やっとこさ3000kmほど走ったので、一応どんなもんか、というのを世に放ってみようかと思います。持てるものは持たざる者に提供する義務があるのです。なんちゃってノブレス・オブリージュッ!


かっこいいだろ?中華カーボンなんだぜ、これ……(あくまでも主観)


中華カーボンとはなんぞや、というのはグーグル先生にお任せするとして、結論。コスパ最高。
もうね、これにつきます。そりゃちゃんとしたメーカー品に比べれば(ちゃんとしたってのがどういう事かまた色々ありそうですが)、性能的に劣るのかも知れません。色んなバイクを乗り継いできて、レースに出て一分一秒を争う人には決して向かないと思います。僕自身、真面目に体を鍛えレースに出るような嗜好を持っていたなら選ばなかったかも知れません。

だがそこはド素人。ズブの素人。初めて乗った感想。『うわあーすごい!なんだか分からないけどしゅごいいい!』

それまで乗っていたのがアルミのクロスバイクしかないもので、基準となるものが余りないんですよ。だもんで感動の閾値は低く設定されており、それを軽々と越えた中華カーボンに絶対の盲信をしております次第です。ってあれ、これド主観ですね。というわけでこのレビューは客観性を欠いたものになっており、視野が非常に狭くなっております点にご留意下さい。

で、コスパ最高、という点でした。これはもう、ホントそう思います。あ、でも保証とかなーんも無いので、いきなり破断したりすることが無いとは言い切れません。いつ大事故になるか分からないリアル、俺ワイルド。そんな覚悟がある人のみ手を出すと良いと思います。しかし物質として考えた場合、如何なるものにも経年による劣化、更には破断の可能性があり(以下擁護が続く)




乗るか乗らないか、それは自己責任の世界ですが、個人的な評価としてはすこぶる良いです。伊東へ混浴温泉を堪能しに初めて200kmライドを行った日から距離に対する価値観が少し変わり、以来自分の限界を広げてくれたのもこのバイクです。獲得標高3300という山岳ブルベまでこなすことが出来たし、のんびりロングライドをするには何も問題は無いと思います。


不注意からぶつけてしまい、塗装に剥がれが……


当初懸案だった塗料メーカーのちゃんぽんですが、塗装から5ヶ月、これ、問題無いと思います。って言い切っちゃうのは怖いので責任逃れをしておきますが、僕のケースでは問題ありませんでした。
もっともまだ5ヶ月しか経っていないとも言えるので、なんとも言えませんかね?1年2年経つとどうにかなんのかな?
塗装面をコートするウレタンクリアーは結構強く、洗剤スポンジでゴシゴシしたくらいではビクともしませんが、さすがにぶつけちゃうと剥がれてしまいます。今まで不注意でバイクを倒してしまったことは数知れず、そのたびに“勲章”が増えています。

ちなみに全くの余談ですが、僕は所有物の状態にいちいちオロオロするところを見られるのが極端に恥ずかしいのです。風でバイクが倒れたりすると“あ~倒れてしまいましたな。なに、問題ありませんよ”と、懐の深い大人を演じるのですが、帰ってから傷を撫でては深いため息。しょんぼり。泣いてます。余談終わり。




シフターだけカンパニョーロ、他は全てシマノという形はシマニョーロの王道。4ヶ月ほど使ってきましたが、すこぶる調子が良い。イイ!シマニョーロ!
僕の使用しているコンポはコスパ最高ランクのティアグラ、105ミックス。クランクだけはSORAだけど、そこはご愛敬。シフターは廉価グレードのヴェローチェ。“カンパはコーラス以上から。”なんていう人も居ますが、そこは贅沢を知らない素人の強み。下位グレードでも幸せを感じることが出来ます。
最初の調整こそ面倒な部分もありますが、決まってしまえばこっちのもん。ばちばちばちっ!と小気味よく音を立てる多段シフト、レバーのかなり付け根でもブレーキが掛けられる点、持ちやすい形etc……は病み付きになります。シマニョりたくなってきましたでしょ?
注意点はウルトラシフト、パワーシフトをきちんと把握すること。これさえ守れば幸せ。以前詳しく書いたのですが、なんだかごちゃごちゃと書きおって、よく分からんですね、自分でもそう思います。まあ迷ったらウルトラシフトのエルゴパワーで今のところ間違いないですよと。(パワーシフト様イコールプーリーも開発中らしいです)

11速エルゴパワー →イコールプーリー赤で10速シマノとシンクロ
10速エルゴパワー →イコールプーリー青で9速シマノとシンクロ

これさえ覚えていれば間違いありません。というかGROWTACのHPリンク貼っとけば間違いなかったという。ごちゃごちゃと書き殴ったあのエントリはなんだったんだ?という気持ちにもなります。

また大回しという裏技もありますが、これは茨の道。お金が無い人は迷わず茨の道へ。僕のことですね。




結論。コスパ最高!(2回目)
『金ねーなー、でもロード乗りてえ。』『フレーム買いしてきてコンポ余ってるな。遊びの一台組んでみるか』なんて御仁にはオススメの中華カーボンフレーム。よく走るか走らないか、性能が良いか悪いか、死ぬか死なないか、全て自己責任の世界ですが、納得して買う分には良いんじゃ無いでしょうか。
世に数ある中華カーボンフレームレビューの一つに加われればと願うと共に、購入検討者の良き参考になればこれ幸い、と筆を置く次第でございます。今更そんな人いるんかい?という問題の存在はまた別の話。



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2 コメント

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Unknown (mbo-)
2012-10-16 20:22:23
tomさんのおっしゃる通りでこういう内容のupは意味がありますよー
どうも小学生みたいな日記を書いている人が多いですからね…
さて
中華カーボンは初期の開発費と製品保証が無いので
そういったコストがかからないのが大きいんでしょうね。
その分、テストもしてないフレームなわけですが…
tomさんがテストを兼ねて使用しているということなるのかな。

デュラエースがアルテより2倍高いのも製造コストよりも
実戦テストを含めた開発費によるものでしょう。
そのコストをユーザーが負担している計算になるのでしょう。
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Unknown (tom)
2012-10-18 18:47:58
>mbo-さん
なるほど、確かにデュラとアルテの価格差にはそういったコストが掛かっていても不思議ではないというか、考えてみれば当然そうですね。今まで考えたこともありませんでした。
プロユースだからというだけでなく、開発費も回収しなければなりませんからね……
そう考えると、中華カーボンの安さ、ちょっと怖くなってきちゃいますねwいや、笑い事じゃ無いんですけど。
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