初ロードバイク考 来るべき日に向けて

わたくしもご多分に漏れず、ロードバイク欲しい病キャリアです。
新しいブレーキとディレイラーのインストールというワクチンにより、現在は小康状態を保っております。が、あくまで対処療法、完治の目処は未だに立たず。
一番のネックである購入資金がまるで無いので購入はまだまだ先の話ですが、どんなロードバイクを買おうか、日々妄想に浸っています。
ロードバイク欲しいよォォーーと念じる毎日ですが、つい先日、最大のチャンスがやって参りました。

「お客様が置いていかれたロードバイクです。ご希望の方にお譲りします。」
とあるバイクショップにて、そんな告知が出された。バイクはMIYATAの古いクロモリ。画像からは判断できませんでしたが、整備が必要との事。
もちろん希望が殺到し、フットワークの軽い何者かにその日の内にかっ攫われ、僕などは手も足も出ず。憧れのロードバイクに後一歩届かず、ハンカチ噛んで悔しがり、地団駄踏んで泣き叫び。壁には穴が……もういいですね。
と言うことで非常に悔しい思いをしたのですが、この一連の出来事を経てロードバイクの好みに若干の変化が生じている事に気付きました。
「クロモリ、いい……！」と……！

僕はいわゆる形から入るタイプみたいで、今まで欲しいと思っていたバイクはいずれもフルカーボンのレーシーなやつでした。（以下、画像は全て無断転載です。突然削除したら、まあそういう事です。）

KUOTA　KHARMA

KOGA　KIMERA UD

こんなの。好みの傾向がモロに分かりますね。
いつの日かこんなフルカーボンバイクで駆けずり回りたいと夢見ていたのですが、そこへきて今回のクロモリロードあと一歩事件。ちょっと視点が変わりました。
KOGAやKUOTAはカッコイイんです。見るからにフルカーボンでぶっといフレーム、超かっこいいですね。誰が見ても格好いいんです。
でもこれに乗ってる自分はどうか？乗るというより乗せられるんじゃないか？
僕はレースに出たくない訳じゃないけど、どちらかというと色んな所へ行きたいほう。ロングライドが得意とは言いませんが、自分の中では速く走るより長く走る方が好き。
ロードバイクを買える頃にはどうなっているか分かりませんが、それでも基本的にはロングライドしたいでしょう。
ロードバイクに乗って長距離を走り、自分の足で到達した岬から眺める絶景イヤッフゥゥゥーなんてのに憧れます。
そんなイメージの中で僕が乗っているバイクは、こう、レーシーなやつじゃなかったんですね。
自分が何をしたいか、どんな用途を考えているかハッキリさせましょうというのはどんな分野でも言われることですが、まさに身をもって知れたような気がする。

そんなこんなでネットを巡回し、何の気ナシにクロモリロードを見ていたところ、『自転車で遠くへ行きたい』『ロングライドに出かけよう』の著者、米津一成さんのサイトへ行き当たりました。

　『現代的な鉄のロードバイクが気になる』-自転車で遠くへ行きたい。　　　　　　　　　http://d.hatena.ne.jp/pedalfar/20100115/1263517790（許可を頂いてないのでURLだけ）

そしたらこんなバイクが今一番欲しくなった。

BaumCycles　CORRETTO

あらやだこのバイク、チタンですってよ……！
とても手が出ないバイクなのは置いといて、その佇まいがなんとも言えず素晴らしい。「シビレルねぇ……」とリアルに言ったのはこれが二回目。前回は眞悧先生のモノマネ。っというのはどうでもいいのですが。

BaumCycles　RISTRETTO

こちらはスチール素材。のバイク。HPにはスチールとしか書いてないのですがクロモリなのかな？これもグッときますね。

クロモリバイクって細すぎてちょっと怖い印象があったのですが、このくらいの太さならデザイン的にもグッド。その分重量が心配？パイプの接合部も素人目から見ても美しい。
っとまあ買えもしない自転車をあれやこれや言っても仕方ないのですが、この妄想がまた楽しいんですよねえ。

好みのカラーリング、フレーム作りをしてくれるフレームビルダーってのもいいかも。クロモリならカラーリングを含めても極端に高くは無いだろうし、この際海外通販でコンポ一式揃えて、自分で組んでみるのも面白いかも。まさに世界に一台のバイクなわけで、愛着が湧かないわけがない。
初めてのロードをビルダーさんに作ってもらった人っているんだろうか。でも自分の体に合ったバイクに乗れるって事はポジション出しも完璧なわけで、市販のフレームにはもう満足出来なくなるのかな。そう考えると幸せなのか不幸なのか（笑）




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