イヌエンジュの小さいスプーンが出来るまで 2013-11-07 23:51:45 | 手彫りの木スプーン 作り方 良いうねりです。 鉈で削る。 斧で削る。 荒削りが終わりました。 ナイフとノミで削る。 ヤスリ一回目 80番、120番、240番をかけます。 洗うと毛羽立ちます。 乾燥させて2回目のヤスリ 240番 洗って乾燥後、布で擦ります。 一部毛羽立ちがでてきます。 3回目のヤスリをかけます、240番。 また洗い、乾燥、布で擦り、毛羽立ちが治まったら4回目のヤスリ 400番。 また洗って乾燥、布で擦って合格したらクルミの絞り油を塗る。 二度塗りして一日馴染ませて布拭きして完成。 写真を撮るのを忘れた。
スプーン作り その11 クルミの油を塗る 2012-12-08 21:41:03 | 手彫りの木スプーン 作り方 山から集めたクルミ。 割って、布に取って、叩いて、潰す。 搾れば油がでてきます。 後は塗るだけ。 完成です。 これが こうなります。 木が曲がっていたので、そのままスプーンも曲がってますね。成功です。 こうなりたかったはずです。 残りの木でフォークも作ってみた。
スプーン作り その10 やすりをかける 2012-12-08 21:22:00 | 手彫りの木スプーン 作り方 やすりをかけます。 このニレの木なら100番、120番、240番、と、やすりをかけます。 洗って乾燥すると、毛羽立ってきますのでまた240番をかけます。 この毛羽立ちが収まるまで何度もやすり、洗いを繰り返し。 さいごに400番をかけて洗って終了。
スプーン作りその9 削る 2012-11-29 22:54:01 | 手彫りの木スプーン 作り方 ナイフで削っていきます。 えんぴつを削るのと同じように、押して削る方法。 削る力は左手親指がメインで、少し右手親指も使ったりする。 手の消耗が激しいので、少しでも楽に削れるように、ただ押すのではなく親指を軸にナイフを回転させる。 自分切るという力とナイフに切らせる力の両方を使う。 こっちは引く方法。 左手で木を持ち、胸で押さえる。 胸が痛くなるので僕は皮のエプロンをしている。 右腕の引く力がメインで、少し左手の指でも押したりする。 この時もナイフに切らせるように、ナイフに上下の動きをもたせる。 板前さんがネタを切るようにと言えば伝わりやすいだろうか。 どちらの方法もかなり疲れます。 汗をかくほどです。 体力が必要です。 なので筋トレはかかせない。 ノミの作業です。 どこまで薄くするか、口当たりはよいか、すくいやすいか、などを考えなくてはなりません。 一番肝心な所なので彫りすぎに気をつける。 削り終了です。
スプーン作りその8 道具 2012-10-18 20:56:17 | 手彫りの木スプーン 作り方 ノミとナイフ。 右の二本は SWEDEN の MORA というナイフです。 両刃でよく切れます、持ち手の部分があまり好きではないですけど、いいナイフです。細かい仕事ができます。 真ん中が山菜ナイフです。 実はこのナイフが一番よく使います。 改良してます。 刃の反対側にもギザギザした刃がありましたが、それは刃をおとして指で押し出せるようにしました。 それから刃を曲げました。 祖父が残した鉄道の蹄鉄を使って、ゆっくりと叩いて曲げました。 あまり切れるナイフではないのでまめに研いであげます。
スプーン作りその7 手斧で削る 2012-10-14 21:53:03 | 手彫りの木スプーン 作り方 鉈が終わったら、手斧を使います。 この手斧は引っ越してきたときに納屋にあったものです。 研いで錆びを落とし蘇らせました。 僕は初めて使う刃物はなるべく研ぐようにしています。 仲良くするためと言うのが一番いいだろうか。 自分の気を入れるのと、誰か前に使ったかもしれない癖をリセットしたいのと、ギラギラした刃物の切れ味の良さのイメージと恐怖を感じるため、僕は研いで自分に馴染むようにしている。 頭の部分を削ります。 これで大体のスプーンの形、大きさが決まります。 それに合わせて胴体を削っていきます。 そしてまた頭を削り、胴体を。 手斧は軽くて扱いやすく、両刃なので、刃がそんなに内へ入らない。 ここまで作れたら、後のナイフの作業が楽になります。
スプーン作りその6 削る 鉈編 2012-10-10 21:08:45 | 手彫りの木スプーン 作り方 さあ、いよいよ削ります。 頭を作ります。 横を削ります。 鉈の刃は内へ入ってくるので削りすぎないように。 鉈で削るのはこのぐらいです。 手を怪我しないようにあまり攻めすぎない。 手彫りの面白いところは、木の個性を活かせるところです。 曲がった木は、曲がったままスプーンに。
スプーン作りその5 道具 2012-10-02 22:44:43 | 手彫りの木スプーン 作り方 道具を紹介。 のこ、なた、おの この三つの道具で大雑把に形作る。 真ん中のなたは、祖父のなたでした。 祖父から父、そして僕へと渡りました。 昔の人は手が大きかったんでしょうか、ずいぶん太くて持ちにくかった。 今ではすっかり手に馴染んでくれて、山でも、作品づくりでもよく使います。 祖父がかつて住んでいた留辺蘂町と書いてあります。
スプーン作りその4 削る方向 2012-09-22 20:54:32 | 手彫りの木スプーン 作り方 どっちの方向を活かすかによって印象が変わります。 木には、板目と正目というのがあるんです。 写真のような横ラインがいいか。 このような丸みのラインだ出たのがよいか。 それによって強度が変わります。 僕はどちらも好きなので、気分で決めます。 強度は厚みでカバーします。 今回は横ラインの作品にすると決めました。 素直にこの方向で作っていきます。
スプーン作り その3 木を見る 2012-09-20 21:34:03 | 手彫りの木スプーン 作り方 このニレの木に決めました。二本取れそうなので切りました。 まずは木の両サイドをノコギリで切り、亀裂がないかよく見ます。 もし亀裂があったなら、亀裂がなくなるまで切ってしまうか、亀裂に斧をいれて割ってしまいます。 スプーンができるぎりぎりまで木が小さくなってもかまわないので、とにかく問題なく使える部分を取り出します。 そのほか虫食いはないかも見ます。 また節がある場合は、スプーンの先端は避け、柄の部分になれば問題ない。 これが合格した木です。 これなら小さじのスプーンができそうです。