新型アテンザに世界で初めて搭載された、i-ELOOP(アイ・イーーループ) 。
いわゆる「減速回生システム」である。
走行中にアクセルペダルを戻したエンジンブレーキでの減速中、通常の車両なら燃料カットによる燃料消費をゼロにして、その運動エネルギーをオルタネータの発電力に使ってバッテリーに充電するのだが、一般的な鉛バッテリーは充放電性能が低いので、実際に行われる充電量は少ない。
しかし、i-ELOOPは世界初となる「キャパシター」への充電方法を採用しているので、”あっという間”にフル充電が完了となる。(空っぽから7~10秒でフルチャージ!!)
某S社の「Eネチャージ」は(ノートPCや携帯電話に採用されている)リチウムイオン電池に蓄電するのだが、化学反応による充電のため「キャパシター」への充電と比較すると、リチウムイオンがゆっくりなのに対してキャパシターはまさに「一瞬」でフルチャージが完了する。
しかも、i-ELOOPは減速回生中に、通常の12ボルトに対して最高25ボルトまで電圧を可変しながら効率よくキャパシターへ充電し、アイドリング・ストップ時や加速時などにDC-DCコンバータで12ボルトへ変換して供給する。
オルタネータは発電時に”回転抵抗が増して重たくなる”ので、特に加速時に発電させないようにすると、燃料消費量を減らすことが出来る。
また、停車中のアイドリングストップ時間を長く出来るので、燃料消費量を減らすことが出来る。
実際、車両重量が同等のCX-5 (i-ELOOP無し)と比較すると、燃費は10%良くなっている様だ。
ね、すごいでしょ?