ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

要望書を提出しました。

2020-12-29 | 発信したい!
全国知事会というものがあるとのこと。
沖縄の美しい辺野古の海に土砂を投入し、その世界的にも類を見ない多様な生物の宝庫の自然を破壊してまで、米軍のために滑走路を建設するなんて、なんともったいないことをしているのでしょう。
アメリカの軍隊としては、辺野古でなくてもいいと実は、言っていたのです。日本政府が頑なに「辺野古が唯一」と言い続けているのです。と言うことは、軍事的な理由ではなく、政治的な理由であるということで、それに対して、沖縄では県民投票でも民意を示しましたし、それを玉木知事も安倍総理に伝えました。
沖縄県以外の国民だって、辺野古の美しい自然が破壊されているのを良しと思ってはいないはずです。と、信じたいですが、2チャンネルとか、5チャンネルとかいうサイトの書き込みには翁長知事の行動についての書き込みがえげつないです。悲しくなりました。
結局のところ、辺野古では何が起きているのか? - 国際環境NGOグリーンピース (greenpeace.org)少し前の状況が載っていますが、わかりやすいので。

私は今から三年前の2017年に、沖縄で基地反対の運動をされているダグラス・ラミスさんの山形県での、憲法と米軍基地と安保条約についての講演会に行きました。そこで主催の沖縄に応答する会@山形の方の考えに共感しました。沖縄県の米軍基地の集中負担は差別です。それを正常化するには、ただ安保に反対と訴えるだけでなく、本土への基地の引き取りを訴えて、本土の人間にもっと米軍基地の必要性を真剣に考えてもらうべきという考えが
「基地引き取り運動」です。その運動を起こしているグループで各々の会員が自分たちの
地元の知事や近隣の知事に全国知事会で、政府へ差別を無くし、理不尽な安保条約の見直し・撤回など考えて政府へ提言をしてもらおうと要望書を提出しました。
全国の連絡会会員で全国知事会が行われる12月5日の前に提出できるように時期を合わせ一斉に行いました。
その後、全国知事会のホームページを確認したところ、議題には確かに上がっていました。ただ、内容は現状での問題のそれぞれに検証することを提言する、という内容で根本的な解決になるとは到底思えないものでした。
以下抜粋。
「軍基地負担に関する提言
全国知事会においては、沖縄県をはじめとする在日米軍基地に係る基地負担の状況を、基地等の所在の有無にかかわらず広く理解し、都道府県の共通理解を深めることを目的として、平成28年11月に「米軍基地負担に関する研究会」を設置、計6回にわたり開催し、日米安全保障体制と日本を取り巻く課題、米軍基地負担の現状と負担軽減及び日米地位協定をテーマに、資料に基づき意見交換を行うとともに、有識者からのヒアリングを行うなど、共通理解を深めてきました。
米軍基地は、防衛に関する事項であることは十分認識しつつも、各自治体住民の生活に直結する重要な問題であることから、何よりも国民の理解が必要であり、国におかれては、国民の生命・財産や領土・領海等を守る立場からも、以下の事項について、引き続き一層積極的に取り組まれることを提言します。
(中略)

1 飛行訓練など基地の外における米軍の演習・訓練については、必要最小限とすること
米軍機による低空飛行訓練等については、国の責任で騒音測定器を増やすなど必要な実態調査を行うとともに、訓練ルートや訓練が行われる時期にいて速やかかつ詳細な事前情報提供を必ず行い、人口密集地域等の上空の飛行回避、深夜、早朝など住民への影響が大きい時間帯や土曜日、日曜日、祝日等および重要な地元行事や学校行事等を避けるなど、関係自治体や地域住民の不安を払拭するよう、十分な配慮を行うこと
また、米軍機による事故が発生した場合には、当該事故に係る情報を関係自治体へ速やかに提供するとともに、原因を早期に究明し、公表すること
2 日米地位協定を抜本的に見直し、米軍機の飛行について最低安全高度を定める航空法令や航空機騒音の環境基準を定める環境法令などの国内法を原則として米軍にも適用させることや、事件・事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立入の保障などを明記すること
3 米軍人等による事件・事故に対し、具体的かつ実効的な防止策を提示し、継続的に取組みを進めること
また、飛行場周辺における航空機騒音規制措置については、周辺住民の実質的な負担軽減が図られるための運用を行うとともに、同措置の実施に伴う効果について検証を行うこと
4 施設ごとに必要性や使用状況等を点検した上で、基地の整理・縮小・返還を積極的に促進すること
5 在日米軍における新型コロナウイルス感染症防止対策については、日米両国の責任において、引き続き徹底の強化を図り、常に最善の措置を取るよう、緊密に連携して取り組むとともに、関係自治体等への迅速かつ適切な情報提供に努めること 』
これを政府に提言して、政府としてアメリカ政府に提言・・・。変わるでしょうか?

梨の木舎という出版社が主催の梨の木ピースアカデミーで今オンライン講座で様々な社会問題に目を向けようという取り組みが行われています。そこで、「緊急辺野古土砂投入から2年」というオンラインイベントがありました。こちらについても別記事で詳しく書きますが、登壇者は沖縄の県議会議員の糸数慶子さんはじめYouTubeでわかりやすく沖縄の問題を伝えてくれている沖縄ありんくりんの多喜山侑三さん、県民投票のために尽力した元山仁士郎さん、『新しい提案実行委員会』の米津さんなど。
沖縄からは、本土の日本人が自分たちの問題として基地の存在を考えてほしいという切実な願いが語られていました。
中国が日本を侵略する、北朝鮮がミサイルを撃って危険・・・戦争(殺し合い)が今までは合法的な方法とされてきましたが、世界には軍隊を持っている国が沢山ありますが、戦争して幸せになれたでしょうか?
石垣島にミサイル配備されています。本当に必要になるような外交をしなきゃいいんですよ。
国民一人ひとりもっと、日本は、世界はぼーっと生きていていいような平和ではないこと、アメリカといういじめっこの子分になって沖縄をいじめているのが自分たちヤマトの人間だということを考えないと。
県知事にも会議で話し合ってもらいました。次は市民レベルで話し合う場を作ってもらえるように働きかけていきたいです。
皆さんもご自分の住んでいる市や町で話し合ってもらうようお願いしてみてください。
市議会に請願書を作って提出するといいのです。
書き方は、書籍になっている沖縄発『新しい提案』の中にもあります。


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