富永さなえダイアリー

"富永さなえ”の活動報告&辛口コラム

マツタケごはん食べたどー

2006年09月23日 | Weblog
韓国産ですから、清水の舞台から飛び降りた、というのはちょっと大げさですが、
おもいきって大きいのを、4本買ってきました。
マツタケご飯を炊いたのですが、案外かおりも良くて、おいしかったですう!
ちなみに、お茶碗は、この前会派で視察に行ったときに、香川で買ってきた、明治か大正の頃の九谷焼かなんかです。
色合いが気に入って、1個だけだったので安くしてもらいました。

議会質問報道される

2006年09月22日 | 議会
私の、18年度第3回定例議会の一般質問が、新聞5紙(朝日。読売、毎日、産経、東京)に採り上げられました。「世田谷区の美術品の管理について」というテーマです。
大庭正明議員にも手伝ってもらい、夏休みを返上して調査していたもので、昭和42年から、美術品の点検がきちんとされておらず、美術品20点が行方不明になっていることを、明らかにしたものです。

私は、今期の議員活動の中で、一貫して税金の使い道を質してきました。
世田谷にもあったスーツ支給の問題、未利用の公有地の問題、学校の休日警備の時間外手当の問題などについて質問の中で、税金の使い方について明らかにしてきました。
その多くがマスコミにとりあげられましたが、区として公にしたくないと思っていることは特に、根気強い調査が必要です。
調査して、検証して、事実確認しての繰り返しです。
税金のムダ使いは決して見逃しません、。

こういった質問ができるのも、政党から離れて、しがらみから開放されて、はじめてできることなのかもしれません。

掲載した写真は購入価格が1100万円以上もしたアンティークオルゴールです。
今では、特養老人ホームの片隅にひっそり置かれています。

少し長いですが、質問の全文を掲載します。


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2006/09/ 一般質問

質問通告に基づき、世田谷区の美術品等の管理について伺ってまいります。

私は、今期の議会活動の中で、特に税金の使い道について質していくことを中心にすえて、質問をしてきました。
スーツ支給の問題や、未利用の公有地の問題、そして、学校の休日警備の時間外手当の問題など、税金の使われ方について明らかにしてまいりました。

今回は、区のさまざまな物品の管理について、その中でも特に、美術品の管理を例に挙げて伺ってまいります。

区の美術品は、世田谷美術館の収蔵、管理によるものと、庁舎内などに展示するものとに分けられ、総数は13000点にのぼります。


庁舎内展示用の美術品は約1200点あり、展示されている美術品以外は、船橋公文書庫や区民会館倉庫などに収蔵されています。
展示用美術品の評価額は、1点数万円から、1千万円あまりまでさまざまで、購入したものと寄贈いただいたものがあります。

今回、区が所有している庁舎内展示用の美術品を中心に点検を求めましたところ、60点にものぼる美術品の所在が不明ということが判明しました。

そこで、まずこのことに関しての事実経過について伺いますが、どうも質問通告の前後から、いろいろな場所から、なかったとされる品々が発見されてきているようですが、現在まで所在のわからない美術品は何点になるでしょうか。
また、どのような場所から発見されたのでしょうか。お答えください。
いまだ所在のわからない美術品の中には、船橋公文書庫が開設された際に、船橋デポーから船橋公文書庫に移されたものがあります。
移動の際に、一点ずつ移動番号を付けて、美術品専門業者が移動を行ったのですが、その時の点検で確認できなかった美術品もあったということです。
その結果も所管に報告がなく、台帳の記載はそのままになってしまい、今となっては、デポーに収蔵されている間に他施設へ展示したのだけれど、その情報を台帳に登録しなかったためだろうと、推測するよりほかに手だてがないといった、おそまつなものもありました。

では、なぜこのような結果になったのでしょうか。

庁舎内展示用の美術品で、台帳に記載されている購入年月日では、一番古いものは、昭和44年でしたが、それ以降一度も、きちんとした点検をしてこなかった事実が判明したのです。

区役所には、物品管理規則があり、毎年点検を行うことと定められています。
そうしますと、これは明らかに物品管理規則違反と言われても仕方のないことではないでしょうか。

申すまでもなく、物品はすべて税金で購入しており、その管理をおろそかにすることは税金をおろそかにしていることにつながります。

また、今から10年前、平成8年に、古今情報館という管理ソフトを購入して、物品管理のシステムづくりを行おうとしたようですが、基礎データの入力が行われたのは、ようやく今年度になって、ということです。この空白の10年間はどのように説明するのでしょうか。

そこでまず伺いますが、美術品の管理において、物品管理規則にしたがった点検が行われず、美術品の紛失を招いてしまったことについて、見解を質したいと思います。お聞かせください。

また、美術品は、購入価格によって、備品と消耗品にわけられるということですが、美術品を一元的に管理するルールが確立されていないということも今回の質問を作る過程で判明しました。
金額上消耗品だからといって、いいかげんに扱っていいということはないと思います。
美術品を一元的に管理するルールを早急に設けるべきと考えますが、見解を伺います。

加えて、今回行方不明の美術品も、管理のルールがしっかりしていれば、なくなることもなかったわけですが、さらに一歩進めて、管理の方法をもっと効率的にしてはどうかと思います。
最近はICタグを物品に付けて管理する方法が取り入れられて、有効だと聞きます。美術品についても、また備品全般についても、そうした方法を導入してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。

美術品の管理は、点検だけに止まりません。
区民の財産をいかに有効に活用するかということです。

区立特養ホームの「きたざわ苑」のエントランスにドイツ製のアンティークオルゴールがおいてあります。
これは庁舎内展示用美術品の中での最高額、1107万1058円で平成3年に購入されたものです。
今では、ごくたまに、希望があると演奏されることもあるといった程度で、あちこちぶつけたような傷がついて、つやもなく、片隅に置かれていました。
現在、価格の評価をしたら、購入当時の値段には、はるかに及ばないことでしょう。

このオルゴールは、「きたざわ苑」がオープンしたのは平成13年4月のことですから、最初から「きたざわ苑」に置くために購入されたのではなく、実は烏山総合支所の開設に際して、ロビーに置くオブジェのかわりとして購入し、当時
は、一日4回オルゴールコンサートがおこなわれていたそうです。
「きたざわ苑」に置いてはいけないと言っているのではありません。「きたざわ苑」に持ち込まれた経緯も、こんなものが余っているようなのだけど置いてみようか、というようなことだということです。一千万円を超すオルゴールの扱わ
れ方とすればあまりにもぞんざいではないでしょうか。
価値をきちんと認識した上で、広く区民が、楽しむことができる使い道を考えるべきではないでしょうか。

また、最近の緊縮財政のもとでは美術品の購入は行われていませんが、いちばん新しいもので、平成13年、14年の購入があります。その美術品のなかには、購入されたきり一度も展示されることもなく、区民会館収蔵庫にしまわれているものもあります。
では、なんのために購入したのでしょうか。
月日が経てば資産価値が上がるというものでもないでしょう。(それにしては、区民会館収蔵庫では、管理状態が良好に保てるとは思えないのです。)
美術品は、飾って、めでる人があって、はじめて価値があるものだと思います。

区民の大切な財産である美術品の有効活用について、今後どのようにしていくのか見解を伺います。

最後に、私は、以前の一般質問でも、区の公有財産の不統一な事務処理について質してまいりました。
そういったことが、所管が変わると活かされていないということが、残念でなりません。
区の仕事のアウトソーシングがすすんでいる今、管理という仕事が大きな比重をしめてまいります。というより、役所にあって管理は基本の基本なのではないでしょうか。
今回は美術品について質問をしましたが、物品管理規則があるにもかかわらず、それがなおざりにされていたことが明らかになったわけです。
そのことからしますと、区の物品全般についても、同様のことがあるのではないかと、残念ながら懸念せざるを得ません。
また、点検作業で、棚の上から出てきたり、はずしたまましまいこまれていたりと、職員の間にも、物品が区の財産、区民の税金なのだという意識が低いように思うわけです。

今後、美術品に限らず、物品管理を徹底していくために、規則のじゅん守や職員の意識をどのように変えていかれるつもりか、区の考えを伺います。

以上で壇上からの質問を終わります。



秋祭り

2006年09月18日 | 地域
16.17日は世田谷八幡の祭礼でした。
議会質問の作成も気になりながらも、お祭り大好きな私ですから、2日間めいっぱい参加しました。
お神輿はやっぱり担ぐものですね。終盤になって急に雨が降ってきたのですが、濡れるのもきにせず、熱くなりました。
でも、最近は神輿の担ぎ手が減って、苦労しているようです。
袢纏も用意してありますので、興味のおありの方は声をかけてください。

会派視察写真集・豊島編

2006年09月18日 | 議会
不法投棄された廃棄物60万トンのほとんどが。まだビニールで覆われて残っています。 

細かく粉砕して、汚水が漏れない構造のトラックにのせてフェリーで直島の処理場に運びます。


資料館には廃棄物が長い間に地層のようになった断面がそのまま展示してありました。


その資料館前には、失った自然を取り戻す願いをこめて小泉首相などが植えた、オリーブの木がありました。


ようやく美しい海が甦ってきました。



会派視察写真集・直島編

2006年09月18日 | 議会
高松港からなおしま丸で直島に着きました。カメラマン大庭議員、右から小泉議員、田中議員、富永です。
   

廃棄物を無害化したスラグに変える、溶融炉について講義を受けています。


溶融炉の模型です。


香川県の溶融炉は三菱マテリアルの敷地の中にあります。
三菱マテリアルは、パソコンや自動車などの廃棄物から有価金属を抽出しています。
 

帰りは甲板から見る夕日がとてもきれいでした。
 

視察報告

2006年09月09日 | 議会
夏も終わろうとしている28日から30日にかけて、私たちの会派「せたがや政策会議」で香川県の豊島(てしま)と直島へ視察にいきました。
豊島は、産業廃棄物の不法投棄で有名になった島です。
60万トンの廃棄物が不法に捨てられ、流れ出た有害な水で周辺の海は死にかけました。島民1300人の血のにじむような長い戦いで、ようやく3年前から、香川県が、解決に動き出しました。
まず、有害な水が流出しないように、鉄板で囲みました。そのあと10年間で、豊島から廃棄物を直島へ運び、溶融炉で無害なスラグに変えて有効利用できる形にしていきます。有害な水も、何段階もの行程を経て無害化されて、放流します。
聞くと見るとは大違い、無人島に廃棄された程度に考えていた自分の不明を恥じました。

「うどん」考

2006年09月03日 | プライベート
先日、香川県の会派視察の折、帰りの飛行機まで少し時間があったので、讃岐うどんのはしごをすることになりました。
映画「UDON」が上映中ということで、讃岐は「UDON」一色でした。
地元の人に聞きながら、行列のできるうどん店をまわったのですが、とくに感動する味には出会えずじまいでした。
ただ、感動したと言えば、ほとんど立ち食い状態でごった返す店内でありながら、なぜかスムーズに行列が進みます。
ある一定のルールに従ってお客さんは動いているんです。必要な玉数を伝えどんぶりを受け取る→トッピング(いろいろなてんぷら)を選んでお金を払う→自分で汁と薬味をかける→食べ終わったら箸、どんぶりなどを整然とかたづける。といった決められた手順にしたがっていたのです。
よそものの私たちが、よくわからずにウロウロすると、とたんに渋滞がおきてしまいました。
親切な方に、教えていただいて事なきを得ました。
それにしても、うどんとはゆっくり味わうものではないんですね。のどごしでスルッとやってしまうのがいちばんおいしいんでしょうね。