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tomimi 山とクライミングライフ

山とクライミングの日々の記録。

2025.5.15 ピースが揃い二子山乾杯RP

2025年05月15日 | クライミング 二子山
5月15日(木)
なぜだろう、平日に自然と行きたくなっていました。週末の天気予報悪さや梅雨が近づいていること、はたまた、何か心で思うことがあったのだろうか。
仕事の予定を木曜日に照準を合わせて調整し、当日早朝いつものように二子山へ向かいました。

●岩場
ここ最近ちょこちょこ雨が降っていましたが、弓状の壁はなんとか染み出しつつももっていてくれました。
空を見上げれば高いところに一面に雲が広がり、ごくたまにしか日差しがない天気。気温が高めにあったので乾杯の付近は薄暗いものの肌寒い程度。湿度は感じるが登るにはいい温度感でした。

◯ノースマウンテン5.12a
一部濡れていましたが、滑らぬようぐっと握り込みマスターで登りました。先週の疲れが残っているのか?調子はあまりいい感じではありませんでした。

◯輪入道5.11d
日が雲に影っていて眩しくなく登れました。降りながら乾杯の落ちどころを確認し、いつものように気持ちの準備をしました。

◯乾杯5.14b x2 RP
先週の反省から作戦は2つ。乾杯ゾーン最後の深いクロスカチから右側へ飛び出す際の出方にカードを2つ考えていました。それを試すが如く、10時半頃1便目に臨みました。

1便目、やはり体力は十分あって乾杯ゾーン最後のパートも余力は感じて動き続けられていました。そしていざ深いクロスから右側へ出るもフォール。だめか、、飛び出す際に体が壁から離れてしまう。これではなくもう一つの方か。。

2便目、14時ごろ。湿度が高めのようなので液体チョーク変更。あとのやるべきことは決まっていましたのでそれに集中してスタート。1便目よりやや腕に疲れを感じながらも落ちどころを2つ3つこなし、再び深いクロスから右側へ飛び出す。フォール、、同じだ。飛び出し方を変えても体は壁から離れながらになってしまっていた。。

なぜなんだろう、わからない。。ロープにぶら下がりながらつぶやきつつ考えを巡らせていました。用意のあった2つの策はものの見事に失敗に終わり、万策尽きた感覚でした。なぜなんだ、、、

…あぁ、もう受け止めるしかない。これまで策はいつくもやってきても、全て飛び出しの際に体が壁から離れ続けていたんだ。これは単に体を壁近くに引き寄せ続けるために必要な左手の力が…

残っていないんだ。

認めるしかない。僕の持ち合わせている持久力の限界がここにあるのか。。今すぐにどうにかなるものではないものです。受け入れる以外にありませんでした。さすがにこれは参りました。

いや待てよ、落ち込む必要ないか。

こんな急峻な岩場で美しい緑に囲まれながら自分で決めた目標に真剣に全身全霊で向かう、こんな幸せな事他にない。今は左手の力が残ってないとはっきりしたんだ。ならば、次に繋がるようまた策をみつけ、今日は目一杯出し切り次に繋げよう❗️

そんな事を思い、3便目は途中どうにか左手をシェイクできる所でほんの少し手を振ることを取り入れることをやってみることに。

スタートからはいつものように進み、シェイクも想定通りできた。そしてその後、例の深いクロスに到達した瞬間に、リスタート後の力の残り方に近い感覚があることにふと気づく。しっかりカチを握れている。右側へ飛び出すと右手が止まった。体は壁から離れた感覚はなかった。そして縦ガバへ左手を力いっぱいに出し、5ピン目をクリップ。あとは輪入道。呼吸を整え輪入道核心を抜け終了点へ到達。

できた、登れたよー✨️





これまで沢山のビレイや応援ありがとうございました。
膝の怪我、ホールドの欠損をどうにか乗り越えて来たので想いもひとしおですが、嬉しいというか安堵の方が大きい感覚です。
皆さんには感謝しかありません。本当にありがとうございました。


tomimi


P.S.
このgoo blogが今年閉鎖になるようですので、これを節目に引っ越ししようと思っています。引っ越し先が決まりましたらまた投稿して記載しますので、引き継いよろしくお願いします。

コメント
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