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10年間の小児看護師にピリオドをうち、2010.2.15長女、2012.12.5次女を出産。とんびクラブ復活がんばれ!

臍帯ヘルニア(Cちゃん話1)

2000-11-11 21:22:52 | 大学病院の小児病棟での○○
リートレ終わってスタッフ日勤をしていたら、気分はスタッフムードに戻ってきた。
少しずつは調べ事したりしているけれど、リーダー一色の生活ではなくなった。

Cちゃん。明日で生後4ヶ月。脱出型の臍帯ヘルニアで入院。

脱出臓器はたくさんあったので一期的に還納せずつりあげをして還納していった。
それでも無理に還納した感じでおなかはいまでもはちきれんばかり。
そんなおなかの状態だからということもあって、呼吸状態は安定せず、人工呼吸器をつけたりはずしたり。調子のいいときは抜管したことも何度か。呼吸状態が落ち着くとミルクをはじめて、でもそうするとすぐにまた調子が悪くなって…。
お母さんも一喜一憂の毎日。
水頭症もあるけど水頭症のコントロールはついてきた。

そうとう落ち着いたお母さんで「朝方まで飲んでいたから今日は二日酔いだよ。だから来るの遅くなっちゃった。」って言っているような人。
でも今日だけは違っていた。
私ははじめてCちゃんのお母さんが泣いているところを見た。4ヶ月みてきて始めて。しかも面会中はほとんど泣きどおしだった。

Cちゃんがどんな状態で調子が悪くなっているのかCちゃんのお母さんが帰るまで分からなかったけど、見てみたらすごく良くない状態になっていた。
私はあまり呼吸の型とか分からないけれども、本当に調子が悪すぎる人の呼吸のように思えた。もちろん呼吸器をつけているけれども、それでも声でも空気の漏れる音でもなく口の中で音が出てしまう呼吸。一歩間違えたら昏睡状態の呼吸だった、と思う。

怖かった。やばいと思った。早く何とかしてほしいと思った。
田所先生(Cちゃん主治医)がいたのでセデーションをはじめてくれた。マスキュラックスとドルミカムで。
どうかな、これで立ち直れるかな。
がんばれ、Cちゃん。

今まで何人かもう危険かもと思った子はいたけど、何人も立ち直って元気に退院した。
Cちゃんも元気な子どもになってほしい。それがみんなの願い。

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