午後電話が鳴った。出てみるといきなり「○○さんですか?」という。そういう電話には返事をしないことにしているので黙っていた。
再び「○○さんのお宅ではないですか?」また黙っていた。
驚いたことに三度目があった。「○○さんのお宅で間違いないでしょうか?」そこで初めて返事した。
「人に名前を聞くときにはまず自分から名乗るのが常識ではないでしょうか?」そこで相手はあわてて名乗った。
「大変失礼いたしました。第一生命の事務を担当しております金○と申します」
結局先日の保険金請求の書類の件だった。「まだ返事が来ておりませんから」というと
「何かご不明な点がありましたが何なりとお電話ください」あたふたと電話を切った。
電話ではじめに名前を聞いてきて、こちらが返事をしないとたいていの人が2度目で自分から名乗る。振り込めさぎが横行する昨今、電話を取ったら名乗らないのが普通の世の中、なのにこの会社はまるで私が悪いことでもしているかのようなものの尋ね方をする。
何も知らない夫に十分な説明もせずに保険に勧誘し、いざ支払う段階になったら約款を盾に支払おうとしない。電話や訪問はいつも食事時。社員に社会常識も教えていない。
夫が亡くなって「お金がたくさん入ってよかったですね」という馬鹿な女を相手に、何でそんな会社の保険なんかに入ったのか。
私は保険金を何倍にもして支払え、と言っているのではない。夫がこつこつと毎月22年間も積み立てたお金を返してください、と言っているだけ。いざ請求すると「約款に書いてありますから」
まるで泥棒・・・・・・・
そんな会社を相手に、いらいらする自分がいい加減いやになってきた。