ぐーたら日記

キルトの製作状況、猫の話、その他
つれづれ話

1917

2020-02-19 07:23:46 | 映画の話

命をかけた伝令、というサブタイトルが付きますが、そのまんまやないけー!!と突っ込みを入れたくなります。

ずいぶん前から予告編を見ていて気になりました。

まず先月パラサイトを見て面白くて面白くて、オスカーを取った時も喜んだのですが、今回1917を見て、なぜオスカーが取れなかったのだろうと思っちゃいました。ワンカットワンシーンとは言うものの、ここで変わっているのだろう、という個所はあります。しかし、延々と続く塹壕の中を小走りに走るシーン、所々立ち止まってカメラが回っていく、素人でも大変だったろうなあ、と思います。ち密に計算してリハーサルして撮影したのでしょう、カメラはどうなってるのか知りたい・・・・

まるで自分も一緒に走っているような気分になります。イギリス軍の塹壕が悲惨さが伝わってくるような作りだったのに対し、ドイツ軍のそれはコンクリートや鉄骨(多分)なども使ってかなり頑丈そうな作りになってます。

そして音楽、音楽が次に来るシーンを想像させてくれます。

主演の俳優二人は初めての人ですが、最後の方にカンバーバッチさんが出てきます。あんなにいい声だったかしら?

監督のサム・メンデスはロード・トゥ・パーディションやレボリューショナリー・ロードなどを見ています、今回初めて知ったけど・・・・一時期ケイト・ウィンスレットと結婚してたのね。

劇場は一番広いところでしたが、最近スピーカーシステムが変わったそうで良い音でした。今週中に全館のスピーカーが変わるそうです。

残念だったのは前に座った爺さんの禿げ頭がずっと出ていてスクリーンにかかって邪魔!幸い隣の席が空いていたので途中で変わりました。

武漢熱の影響もあるのでしょうが、劇場はガラガラ。しかし、他の映画は客が入っているようで、通路に大量のベビーカーが置いてあって、ロビーはまあ、賑やかでした。子供キーキー声が大嫌いな私には拷問でした。

さ、次はジュディ・ガーランドの伝記映画です、これも楽しみ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンス・ウィズ・ウルブス

2020-02-03 07:15:58 | 映画の話

3月で終了の午前10時の映画祭、私的にはこの映画で最後になります。

昔々コスナーさんがこの映画を監督して作品賞を取って驚きました。その後テレビで見たのですがさほど面白いとも思えず、しかし何度か見ているうちに「この映画すごいかもしれない」と思うようになりました。

今回見に行って正解!「かなりこだわったのだろうなあ」というシーンばかりでした。特にバッファローの爆走シーンには驚かされます。どうやって撮影したのだろう?全部CG?まさかね。家に帰って調べたらこのバッファローの中に、ミュージシャンのニール・ヤングが当時飼育していた2頭が参加していたそうです。ニール・ヤングがバッファロー????つい最近アメリカ国籍を取得したというこだわりのある彼ならありそうです。

ウィキペディアで調べると、映画の中でいわゆるインディアンが話している言葉は女言葉で、わかる人が聞くと大笑いだったとか、色々あります。

自身にもネイティブの血が流れているコスナーさん渾身の作品でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョジョラビット

2020-01-30 07:23:40 | 映画の話

予告編では子供が武器を使っていて、あまり良い印象はなかったのですが、案外評判がいいので見てきました。

実際映画の中でそういう場面は予告編で全部使われていることが分かり、それ以上はなかったのでまず良かった。

正直よくわかりません。戦争中皆が夢中になっていたアイドルみたいなヒットラー、それに女性や子供がはまるのは致し方ないことだったでしょう。しかし、それでも反対する人はいつの世にもいるわけで、その人達は街中で縛り首にされてしまいます。ある日そのぶら下がった足に、母親の靴を見つけたジョジョは号泣します。さすがにそこは可哀そうでした。父親は戦場で行方不明、姉もどうしてだか亡くなっていてジョジョには頼れるのは隠し部屋のユダヤ人の若い女性だけ。

音楽が良いです。いきなりビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版。昔々やっと買ったビートルズのレコードはドイツ語版でがっかりしたのを覚えています。しかし、久しぶりに聞いてみるとそのころの耳コピで思い出せるのを実感しました。その次のトム・ウェイツの曲いいなあ。そしてエンドクレジットではデビッド・ボウイのドイツ語版。

さて、今日は今年初の塾。そして金曜日は最後の午前10時の映画祭・ケビンコスナーさんを予約しました。私はこれで終わりにする予定。

キャッツはどうしようか迷っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リチャード ジュエル

2020-01-23 07:12:23 | 映画の話

タイトルは人の名前です。監督・制作はイーストウッドさん。

公開から1週間近くたって「大ヒット上映中」というTVCMを見て、あ、客の入りが悪いんだなと思って急いで見てきました。確かに客はまばらでした。

アトランタオリンピック開催中に起きたオリンピック記念公園で起きた爆破事件のお話です。

こんなに簡単に人を冤罪に陥れることができるのだと、まずそこにびっくり。爆破現場に居合わせ爆破後「この犯人が面白いやつであることを祈るわ」と平然と言い放つ女性新聞記者。その記者に色仕掛けで迫られて、情報を耳打ちするFBI捜査官。

正義感にあふれて母親思いのやさしいリチャードが犯人でないことはちょっと考えれば誰でもわかることが、こういう頭の良い人たちにはわかりません。やっとそのことに納得がいって涙を流したって遅いのよ!

ちょっと日本映画「それでもボクはやってない」を思い出しました。無罪であるという厳然とした事実があるのにそれでも有罪を言い渡される人のお話ですが、その点でまだアメリカの司法は日本よりはましだな、と感じます。この映画を見る限りでは、ですが。

グリーンマイルの死刑囚役が私には強烈だったサム・ロックウェルとキャシー・ベイツが良いです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラサイト半地下の家族

2020-01-16 07:24:30 | 映画の話

ここにきて急に見たい映画が増えたので連続映画鑑賞です。こちらも2時間10分強、しかし全く飽きることはありませんでした。

いや~実に面白い!このポン・ジュノ監督の映画は殺人の追憶と、母なる証明を見ていますが、どちらもムムム?と思っているうちに話が進む、というかそれでいいの?というのもありますがどちらも大変面白かった。今回はそれの数段上を行きます。

半地下家族の必死の奮闘も笑えますが、セレブ家族の生態も笑わせてくれます。

私が思うに、この映画は今の韓国の縮図ではないでしょうか?日本も似たようなもんですが、格差社会を強烈な映像で見せてくれます、詳しくは書けませんが・・・・

 

明日からクリント・イーストウッドの監督作品が始まるし、予告編でジュディ・ガーランドの伝記映画もあったし、ちょっとなあ、とは思いつつもジョジョ・ラビットも気になるし、しばらく忙しくなりそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アラビアのロレンス・完全版

2020-01-15 07:23:34 | 映画の話

4時間は長い!

しかし大した中だるみもなく、画面に見入っていました。

今年で最後の「午前10時の映画祭」も終わりに近づき、私はあと「ダンス・ウィズ・ウルブス」で終わりです。

昔の映画らしく、序曲があって休憩があって、というスタイル。一番好きなオーバーチュアはウェストサイドストーリーですが、今回はいきなりティンパニの荒々しい音で始まりました。

デビッド・リーンの映画は他に「ライアンの娘」しか知りませんが、あの映画はアイルランドの荒々しい鈍色の海が主役。

アラビアでは強烈なオレンジ色の太陽と砂が主役でした。

冒頭で主演のピーター・オトゥールが「introducing」と紹介されますが、あれ?初めての映画かしら?と帰宅して調べたら正式には2本目だったようです。

私はラスト・エンペラーの印象くらいしかありませんが、きれいな金髪、青い目、とても素敵な青年でした。

段々のめりこんでいく余り、狂っていくのがこちらも苦しくなります。彼はアラビアに残りたかったのか否か、信頼してくれた人たちを裏切った思いがあったのか?自分たち以外は下等なものとして差別する白人社会に嫌気がさしたのか否か。

とにかく、イギリスの3枚舌外交が今の中東情勢に大きく影響していることは間違いないでしょう。

つい最近もテレビで放映していましたが、何年か前にデジヲがテレビで見て「いや~、やっぱ、面白いわ!」と言っていたのを思い出します。今は賛成できます。

今日は1月15日、あの日から1年たってしまいました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サウンド オブ ミュージック

2019-12-18 07:19:02 | 映画の話

今年で最後の午前10時の映画祭、したがってスクリーンで大好きなこの映画を見るのも最後となります。

何度も見ても初めてのような発見はあります。

今回、マリアがバスに乗るシーンの後ろの方で馬車に乗るご婦人二人、はっきり確認できました。二人のどちらかがご存命だったマリア・フォン・トラップさんだったそうです。自分の話が映画になるというので撮影現場を訪れ、こっそりの出演となったようです。

そしていつも思っていた、若いころのクリストファー・プラマーと現在のすがたの乖離(って勝手にそう思ってた)。昨日はじっくり眺めて納得がいきました。若いころは本当に良い男だったのね。お年を召して顔の肉がそげて、面長に拍車がかかった感じでしょうか。お相手役のエリノア・パーカーは近年亡くなってしまったけど、彼は今でも現役でスクリーンで見られるのがうれしいです。

今年の映画はこれで終わり。年明けにアラビアのロレンスとダンス・ウィズ・ウルブスを見る予定。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イエスタデイ

2019-10-17 07:26:31 | 映画の話

やっぱり見に行っちゃいましたよ。

テンポが速くて面白かったです。

最初ジャックはビートルズが存在しないことだけに気づいたのですが、存在しないものが徐々に増えます。コカ・コーラ、タバコ、最後はハリーポッター。結局映画はもとに戻ることなく終わるのですが、この分で行くとビートルズのいない世界は今の世界と全く違うものになるのかもしれません。

エリナー・リグビーの歌詞が思い出せず悶々としますが、こちらは胸の中で「違うだろう!それは後の歌詞だろう!!」と思わず叫んじゃいます。

映画の終盤、出てきた人物に思わず息を飲みました。そしてジャックはその人を「78歳までよく生きていてくれた」とハグするのですが、もし彼が今でも生きていたらこんな感じだろうなあ、という雰囲気でした。

そうかジョン・レノンへのオマージュでもあるのね~。

本人役で出演しているエド・シアラン(バラカンさんの発音による)とプロのマネージャー役の女性が、業界人のいやらしさを出して良い味出してました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

砂の器

2019-10-02 07:16:50 | 映画の話

今年で最後の「午前10時の映画祭」

ということはこの映画もスクリーンでは見納め。やっぱり行っちゃいました。

劇場が小さいせいもあるでしょうが、ほぼ満席。

途中何度も「この夕暮れのカットを撮るのに何日もかかったんだろうなあ」などと想像しながら見ていました。

映画のクライマックスではあちこちで鼻をすする音が聞こえてきました。

次はスティングだけどこれはパスして、アラビアのロレンスとダンス・ウィズ・ウルブスは是非見たいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

2019-09-05 07:18:42 | 映画の話

諸般の事情から二日連続映画鑑賞。

苦手なタランティーノです。しかし、とても興味のある題材に俳優たち。意を決して行ってきました。結果・・・・

 

???????です。テレビCMではラスト15分、エンドクレジットが涙で滲んだ、なんてやってますが私的にはあれ???シャロンテート事件はどうしたの?です。涙は出ません。まあ、確かにドキュメンタリー的な映画ではないし、フィクションなんだから、とは思いますが、でもねえ・・・少々肩透かし。しかし、タランティーノさんにこの事件をまともに撮らせたら、目を開けてまともに見ることは出来ないだろうから、仕方ないかもとも思う。シャロンさんの大きなお腹を切られるところなど見たくないですもんね。

でも面白いです。途中出てくるブラピにやられちゃうブルース・リーとか、レオ様が歌うフラバルーとか、懐かしい場面や人々満載。ハリウッドが舞台なので色々な人が色々な形で出てきます。

タランティーノさんの映画は音楽も素敵、既存の曲をうまく使います。途中バフィ・セント・メリーのサークルゲームには驚きました。

まあ、この映画の通りだったら、シャロンさんも今頃は孫に囲まれて幸せだったろうし、ポランスキー氏も逃げ回らずにアメリカに居られただろうに、とは思います。面白いです。

予告編で気になったのはイエスタデイ、という映画。スラムドッグミリオネアの監督作品なのですが、ミュージシャンのエド・シーラン(バラカンさん曰く正しくはシアランと発音するのだそうです。確かに映画の中ではシアランと言ってます)が本人役で出てきて「ラップはやめた方がいいよ」と言われます、大笑いです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする