東京流行通訊

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

うそでしょう・・・

2006-04-28 21:49:17 | 東京写真日記
 昼間や夜のテレビ番組ではいつも、食後やお茶の時間のちょっとした娯楽となる面白い話題を提供している。

 大分県のある遊園地で、開園20周年を記念してジェットコースターの「逆乗り」のギネスブック記録大会を開催した。一旦乗ったら、負けを認めるまで降りることができない。たくさんの人が途中でギブアップし、最後に栄冠を勝ち取ったのはころころ太った女子高校生とやせ細った男性サラリーマンだった。その記録は 1150回の「逆乗り」であった!

 考えてみてほしい。飲み食いもせず、トイレも行かず、眠りもせず、二日続けて飛ぶようにジェットコースターに「逆乗り」続けて、まだ「いい気分だ」などと言っているのだ。まさに鉄人である。だが、優勝したサラリーマンが一番心配していることはなんと、月曜日に出勤しなかったために首にならないかどうかということであり、乗っている間に携帯で会社に臨時休暇を申請したのだそうだ。

 また、こんなわざとらしい話題作りもあった。左右の腕にそれぞれ二粒の米を貼り付けると、ダイエット効果があるというのである。特に腹部をへこますには、ごく普通の四粒の米を腕に貼り、太鼓腹の中年女性が一ヶ月で12キロやせたという。アラビアンナイトの不思議な話を聞いているようだ。

 テレビの女性ゲストたちはその場で自ら貼り付けて、このダイエットの「不思議な効果」を体験しようとしていた。しかし視聴者の中には眉をひそめた人も多かっただろう。せっかくほっそりして美しい腕なのに、どうしてあんなことをして 虫のわいた豚肉みたいにしなければならないのだろう? もしもこのただ四粒の米に頼って体重を減らすことできるとしたら、世界中のダイエット・健康関連会社が皆倒産するのではないだろうか?

 実際には、 視聴者の前で堂々として貼り付けた米を最後にはどのようにがっかりして取ったかは、女性ゲスト自身が分かったはず。

  生計を気にする人もあり美しくなりたい人もあり。そもそも人生とはこんなふうにどうしようもなく、かつ面白いものなのだ。それは日本であろうと外国であろうと同じこと。あなただって、私だって、その他の誰かさんだって。


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1 コメント

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Unknown (アンジェリーク 森本)
2006-04-29 12:40:42
おはようございます^^



はじめまして、アンジェリークの森本と

申します。



ビューティーカテゴリから遊びに

きました!またお邪魔させて頂きますね。



今後とも宜しくお願いします^^