悪縁の女…ブリコ

会いたくない嫌味な友達っていませんか？

ワタシの悪縁の友（知り合い）はブリコと言う。

ブリコと出会ったのは、
１３歳の時。中学入学だった。------------------------------------------

たまたま同じクラスで、たまたま同じテニス部に入った。

同じ時間を過ごすことが多いと、
周囲はワタシとブリコを仲良しこよしと思っていたようだ。
しかし、ワタシは実はひとくくりにされたくなかった
とにかく、ブリコはいつも一言多くて、嫌味な奴なんだ(▼、▼メ)

ブリコ　：　トクコって変わり者だよねぇ。老けてるし。

トクコ　：　うるさいっ！自分こそ、ブリッコ止めたら？
　　　　　　そんなだから、敵を作るんだよ。
ブリコ　：　ひどぉーい

本当に疲れる奴である・・・　
ブリコは言いたいことだけ言って、反撃すると、
オーバーリアクションで、被害者ブリッコするんだっ

毒づくブリコの対応に慣れてきて数ヶ月、
ワタシは親の都合で、
隣町のマタタビ市に転校することになった。

あばよ！ブリコ(▼∀▼)ニヤリッ　脱出だぁ～　るんるん

ところが、あくる日、ブリコから衝撃の告白

ブリコ　：　あたしぃ、マタタビ市に転校することになったんだ。

トクコ　：　(￣◇￣;)エッ　マタタビ市？


ワタシタチの親は、当然、何の関連もない職場に勤めている。
もの凄いタイミングで、もの凄い偶然が起こり、
新居は、歩いて通える距離に決まったんだ。
何とも、恐ろしい悪縁である。

転校後、意外なことに、同じ悩みを共有することになる。
思春期の転校・・・お互いなかなか友達ができなかった。
１３歳にして、“喋り”の味を占めていたワタシは、
ブリコ相手に、お年頃らしく　恋バナなどもした。


トクコ　：　もしさぁ～、引っ越さなければさぁ～、
　　　　　　ケムマキ君と一緒のクラスだったかなぁ…

ブリコ　：　元気だしなよぉ…。週末、一緒に名古屋に遊びにいこう。

ブリコがいい奴に見えたのは、あの時が最初で最後だ。


それから、数ヶ月。
お互い友達も出来たし、自然と離れていった。
ブリコのことなんか、ワタシの頭の片隅にもなかった。


そして、
１５歳の冬…　-------------------------------------------------------
ブリコはケムマキ君と交際を開始する
そして、短期間でケムマキ君をアッサリふった…

　　　

そして、何事もなかったかのように
ワタシにこんな電話をかけてきた　

ブリコ　：　ケムマキ君、彼女と別れたらしいよ。
　　　　　　トクコ、チャンス　告白しちゃいなよぉ～

別れたらしいではなく、フッタのはオマエだ
15歳にして極悪なブリコ。
こうして、長きに渡るワタシの初恋は終わった…

もう、二度とブリコとはお目にかかりたくないと心から思った


それから、数年後…
１９歳の時。---------------------------------------------------------
ホテルウーマンとして働くトクコの職場に、
アルバイトとして、見た事ある人物を発見した・・・。

ブリコ　：　トクコってここに勤めてたんだぁ。ワタシは○○大学なの。
　　　　　　ここって、時給がいいよねぇ～　マニー　マニー

本職のワタシに向かって、
私の本業は大学生ですって言いたいらしい


まだまだ続くよ、数年後…
２２歳の時。---------------------------------------------------------
転職して、ＯＬになっていたトクコ。
バレンタインというメンドクサイ行事の直前だった。
先輩と松坂屋の地下街で、
会社用の義理チョコを大量購入していた。

そこに、ジュエリーケースのような
高級本命チョコをご購入のブリコ様に声をかけられた。
タイミング悪く先輩が一言。

先輩　：　トクコちゃん、バレンタインさぁー、
　　　　　　オール（ナイト）でカラオケ来れるよねぇ～

トクコ　：　は、はいっ・・・

ブリコ　：　転職しても、大変そうだねっ(*￣m￣)プッ


ブリコはワタシが忘れた頃に、
いつも突然目の前に現れて、嫌味を言ってくる。
これって、偶然　まさか、ワタシに探知機とかつけてる


まだ続くのか、数年後…
２４歳の秋。---------------------------------------------------------

マタタビ市のローカル電車で、
再度、ブリコに声をかけられる。

ブリコ　：　久しぶりだねぇ～。最近、どうしてるの？

トクコ　：　普通に仕事して、会社の人と婚約して、
　　　　　　今、結婚式の準備してるの。そっちは彼とどうなの？

ブリコ　：　えっ、今はいないけど・・・

　よっしゃーーーー　
　　　勝ったぁ～　気分はサイコー

あぁ・・・今日、婚約指輪をつけててよかった。
見せ付けてやりましたよっ。
何の勝ち負けなのかよく分からないが、あー、気分爽快

ブリコ　：　トクコが結婚する人って、いくつ位のオジサン？

トクコ　：　二つ上だけど。

ブリコ　：　トクコが老けてるから、もっとオジサンかと思ったぁ～（笑）

負けても、ブリコは毒を吐くが、負けは負けだと思う

神様、反撃の機会をありがとう。感謝×3
もう、二度とブリコに会う必要はありません。
しかし、神様もこの悪縁はどうにもコントロールできないらしい…


あれから、数年…いったいどうなってるんだ？
２９歳、猫野トクコ。--------------------------------------------------

本日の出来事。

年に数回しか行かない、名古屋駅の古切手屋にて。
背後から、鼻にかかった声で名前を呼ぶ者が現れる。

　デタッーーーー
　　　　妖怪ブリコぉーーーー


ブリコ　：　久しぶりぃ～。こんなローカルな所で会うなんてぇ～。
　　こっちの台詞だよ。妖怪め

ブリコ　：　今、あたし、アメリカに住んでてさ、
　　　　　　親の都合で一時帰国してるの。スゴイタイミングだね。
　　　　　　何か、トクコは、相変わらずだねぇ(*￣m￣)プッ

ブリコが何と言いたいのか、スグ見当はつく。
相変わらず、老けてるねって言いたいのだろう。
腹は立ったが、それどころではないっ
・・・アンタ・・・今、ドコニ住んでるって？

　メリケン在住　

　　完敗だった。。。
　　　　　　惨敗ですよ・・・

メリケンブランドに、反撃する要素など微塵もない。


ワタシは無職・・・で、貧乏・・・で、
しかも本日は古切手屋にて、
残り数日で期限切れの映画のチケットを
ケチケチと値切り交渉していたんだから・・・。
　オーマイガッ　オーマイガッ　なんつータイミングだっ（恥）



皆様は、この悪縁をどう思われますか

あの妖怪ブリコがまた数年後に現れたとき、
是非とも、セレブになって、鼻を明かしてやりたいものである。
まっ・・・そんな予定もないけどさ・・・

女の戦いというのは、自分のことながら、見栄っ張りで醜いもんだねっ