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2024 G1 東京優駿(日本ダービー) 回顧録

2024-05-26 21:52:00 | G1レース予想

東京競馬場で行われた第91回日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)は、道中は好位で進め、直線で最内から抜け出した横山典弘騎手騎乗の9番人気ダノンデサイル(牡3、栗東・安田翔伍厩舎)が、同じく好位から脚を伸ばした1番人気ジャスティンミラノ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒3(良)。

ダノンデサイルがハイレベル世代のダービー馬の座を手にしました。9番人気という低評価をあざ笑う圧勝劇。鞍上の横山典弘騎手は史上最年長でのダービー制覇という偉業達成です。

この馬、皐月賞をゲート入り直前で取り消したんですよね・・。典さんが少し歩様に違和感を感じて、出走取消。結果、この英断がこのダービー制覇に至ったとしたなら、やはり、典さんは、超1流ジョッキーなんだなぁと感心されられるばかりです。人馬一体という言葉がありますが、今回、デビュー以来、乗り替わり無しでこの舞台に立てたのは4頭のみ。そのうちの1頭がこのコンビです。乗り難しいという評判のこの馬を見事に乗りこなしてダービー馬の称号を手にしたこのコンビに改めて拍手を送りたいです。

この世代のダービー馬ですからね。今後も楽しみです。課題とされている気性が秋には成長したら、血統的も父エピファネイア産駒だけに菊花賞は行けそうだし、2冠を目指してもらいたいです。

2着に◎ジャスティンミラノ。心配していた「枠」ですかね・・。やはり、強い馬でも「7,8枠」しかも、今年のようなスローペースになると、外枠は不利ですね・・。それを見越して前目につけたのでしょうが、それがかえって最後の爆発力を削いでしまったのか・・。ここも、まだ、ダービージョッキーという称号をえていない戸崎騎手とダービー3勝目の典さんとの実力差というものなのかもしれませんね・・。

とは言え、皐月賞馬の実力は十分発揮。2着ですからね。能力はこの世代No.1だと思います。ただ、こちらは、「キズナ産駒」やはりというか2400mのG1では勝てないのかなぁ・・。2000mまでなら、古馬相手でもいい勝負すると思うので秋は「天皇賞・秋」に向かうのかなぁ・・。

奇しくも、父キズナ産駒の馬が、父エピファネイア産駒に交わされ、ダービー馬になるという「11年越しのリベンジ」というサイドストーリーが展開された今年の日本ダービーでした。

3着に▲シンエンペラー。良血馬が、ハイレベル世代のダービーで3着。日本のこの馬場でも3着に好走。これは、能力以外の何物でもないですね・・。レース後、矢作調教師は、「凱旋門賞出走」を宣言されましたからね~。これは、期待せずにはいられません。レース前に、この馬の情報として、まだ、全く、馬ができてないという話を聞いて耳を疑いました・・。ホープフルS、皐月賞時点では、全く、馬が仕上がってなかったとのこと。今回、初めて、レースに向かう調教を施したとか。それで、3着ですからね・・。夏を越し、秋に本格化した際には、どのくらいの馬に成長しているのか楽しみでしかありません。血統的には、完全に日本向きではありませんが、それでも、このパフォーマンス。もし、凱旋門賞でも勝つようなら、それはそれで素晴らしいことですが、その後、この日本でもG1を勝つようなことがあれば、今後、種牡馬としての価値もかなり高くなるはずで、楽しみしかありませんね。とりあえず、この馬に関しては、秋の「凱旋門賞」でどのようなレースをするのかが楽しみです。夏、1戦、「札幌記念」使うのかなぁ・・・?もし出走するなら、買ってみたいなぁ。

〇アーバンシックは、11着。期待した末脚は、不発。×レガレイラは5着。同配合のこの2頭は、血統面、末脚の期待値が高すぎたのかなぁ・・。レースでの上り、1,3番手の決め手は使っても、やはり、後ろからでは届かない。今年のハイレベルなメンバーでは、前で、ある程度、キレる脚のある馬には物理的な位置取りの差で交わせないということになるんでしょうね。

△コスモキュランダは6着。印を打った馬はそれなりの結果でしたが、この馬も出遅れて途中から上がって行ってのこの結果。毎回、いいスタートが切れていたら・・みたいな馬は、やはり、安定感がないですよね・・。能力は認めますが、レースぶりが安定しないだけに重い印は打たない方がいいということですね・・。血統的にも、やはり、2000mというか中山コースが向いていたのかなぁ・・。セントライト記念とか、有馬記念で狙うと面白いかもしれませんね。

ということで、馬券は外れ。かなり、自信があっただけに、残念でした・・。

~総評~:ハイレベル3歳世代のダービー馬は9番人気という波乱の結果だったが、中山2000mの重賞勝ちという実績はあった。皐月賞をアクシデントで、出走除外となったが、そこから立て直しての勝利。鞍上との人馬一体感がこの勝利に導いたか。亀の甲より年の劫と言ったところか。2,3着馬は、この世代のG1レースで、馬券になっていた馬。やはり、世代トップの馬がその実力をいかんなく発揮した形だった。現段階では、騎手、条件が変われば、入れ替わる可能性はあるレベル。秋以降、この馬たちを陵駕するような馬が出てくるのかが楽しみではある。

~予想結果~ :◎皐月賞馬の力は存分に発揮したものの、鞍上の経験のなさからダービー馬の座を手に出来なかったのかもしれないが、2400mは幾分長かったのかもしれない。やはりキズナ産駒は2000mまでなのか?〇皐月賞での末脚を期待したが、やはり、あのレースは、後ろから差した馬が強そうにみえただけで、やはり、前で勝負していた馬が強かったレースだった。レースが決着した後に伸びた馬の末脚に目を奪われてジャッジを間違えたと反省。▲良血馬が成長途中でもその実力を発揮。秋の凱旋門賞に期待を持たせる3着だった。△皐月賞2着馬だったが、この馬は、中山コースが向いていた可能性が高い。今後も、直線の長いコースより、4角競馬が合ってそう。セントライト、有馬記念で狙うのが面白そう。×牝馬で17年ぶりの勝利を期待されたが、やはり、今年のような牡馬もレベルの高い年では厳しかったか。スワーヴリチャード産駒もひょっとしたら、キズナ産駒同様、2000mまでなのかもしれない。

今回、データが覆されたことも踏まえ、「虎の巻」を改定しておきます。

ダービーの馬券はこの2パターン。

 ・1つは、皐月賞の馬券に絡みながら、フロック視され、ダービーでも、伏兵扱いをされ、穴をあけるタイプ。

 ・もう一つは、皐月賞で、6着以下になった馬の巻き返しというパターン。

・皐月賞直行組は、1~3着馬。掲示板以下からの巻き返しは、皐月賞で5番人気以内で、負けた馬のみ。

・皐月賞を6着以下から、巻き返した馬は、皐月賞で、4番人気以内の馬のみ。さらに、皐月賞の前走で重賞連対必至。

・皐月賞で、6番人気以下かつ、6着以下だった馬は馬券に絡まない。

・内枠・先行有利。雨ならさらに。先行馬で2200m以上で34秒台のある馬は要チェック。差し馬なら、マイル以上で33秒台の経験があること。

・7,8枠で馬券になるのは、2000m以上のG1,G2の重賞連対馬のみ。

・1番人気は買っておくべし

・1800m以上での連対は、必至!(ただし、牝馬なら、G1勝ちくらいレベルならマイルでもOk)

・NHKマイルC組は、勝ち馬を含めて、1800m以上の重賞勝ちか、2000m以上のレースで勝ち鞍のある馬のみ。皐月賞からの転戦なら、リフレッシュ度が重要で、調教が前走以上のパフォーマンスなら、買い。

・トライアル組は、「青葉賞連対馬」と「京都新聞連対馬」のみ。青葉賞は、馬券対象外からも過去馬券に絡んだことはあるのですがその場合、3勝馬で1800m以上の重賞勝ち鞍があること。基本は、皐月賞組が強いので、レースのレベルで比較を。

・その青葉賞組は、1着馬以外は、青葉賞以前に重賞に出走した経験がある馬しか、馬券に絡むことがでない。青葉賞で連対したとしても、それ以前の重賞に未出走なら、「消し」

・青葉賞組は、「上り最速」で連対した馬のみが馬券になる。

・プリンシパル組は、2000m以上の重賞連対か、マイル以上の重賞勝ちのある1番人気で連対した馬のみ。

・重賞未勝利馬は、2000m以上の重賞で連対歴のある馬のみ。

・重賞未連対馬が消し。

・1勝馬は、2000m以上の重賞で連対歴のある馬のみ。さらに重賞で2回以上馬券対象にはなっていること。

・皐月賞より前からのローテーションからくる馬なら、直線の長い阪神、京都、東京コースでの勝ち鞍があり(1800m以上)、重賞勝ちがある馬のみ。

・皐月賞時点で、1800m以上の重賞勝ちをしていたのにもかかわらず、皐月賞に出走しなかった馬が、ダービーに出走して来たら、要注意。(小回りを嫌って出走しなかった可能性があるため)

・阪神1800m、2000m、中山1800m、2000m、東京1800、2000、2400m好走馬は買い。特に、「東スポ杯2歳S,共同通信杯」、「中山2000m重賞(ホープフルS、京成杯、弥生賞、皐月賞)」、「スプリングS」好走馬は買い。

・当日の馬場をチェック。速いタイムならサンデー系のリーディング上位種牡馬が強い。

これで、来年はバッチリか・・!?



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