２０２２ G1 チャンピオンズC 回顧録

中京競馬場で行われたチャンピオンズC(3歳上・GI・ダ1800m)は、中団後方からレースを進めた石川裕紀人騎手騎乗の3番人気ジュンライトボルト(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、直線半ばで進路を見出してから鋭く追い込み、抜け出していた4番人気クラウンプライド(牡3、栗東・新谷功一厩舎)をゴール寸前で差し切って、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分51秒9(良)。

△ジュンライトボルトが新ダートチャンピオンの座を手にしました。芝に転向してまだ、底を見せていなかったのこの馬。父キングカメハメハ産駒はダートも走りますし、勢いのある時に買いの種牡馬。ただ、シリウスS組は過剰人気になりやすいと虎の巻に追記したばっかりに４番手評価でした。鞍上石川騎手もG1初制覇。今年のトレンドの若手騎手のG1初制覇の波に乗れましたね。馬も騎手も世代交代の過渡期と言ったところでしょうか・・。その合間に外国人騎手。今年はこんな流れです。

５歳馬ですがダート馬は比較的高齢になっても衰えがないですし、来年以降も楽しみな１頭ですね。

２着にクラウンプライド。３歳馬が前走JBCクラシック２着の勢いのまま、ここでも２着確保。この馬自体は強かったってことですね。脚質的に前に行ける馬なので、このコース、展開に恵まれましたが鞍上の福永騎手の好騎乗もあり２着です。この馬も父リーチザクラウンで芝の重賞勝ち馬。ここ最近は、ダート専門の種牡馬より、芝で実績のある種牡馬の方が走る時代になってきました。おそらくパワーよりスピード重視のレースが多くなり、芝でのスピードがないと食い込めなくって来たということだと思います。

世代の中でも上位のダート実績の馬ですし、来年以降もダート界を引っ張っていく１頭になると思います。

３着に、これまた３歳馬、ハピ。もう、お手上げです、今年は、芝も、ダートもレベルが高ったという３歳馬でした。軽視して予想した自分がお恥ずかしい限りです。この馬は、重賞勝ちもしていない３歳馬ですからね。よっぽど今年のメンバーのレベルが低かったか、３歳馬が強かったか正直わかりませんが、馬券になったという事実ですからね・・。結果、強かったってことなんでしょうね。

この馬もシリウスS組。今年は、前走、シリウスSとJBCクラシックの１，２着馬を買っときゃ当たるレースだったか・・。

で、４着にそのJBCクラシック勝ちの◎テーオーケインズ。負けてはいけないメンバーに負けてしまいましたね・・。もう、これは、前走JBCクラシックを勝った馬がこのレースで勝てないというジンクスを作ったようなものですね・・。そして、今年の悪い流れの１番人気の呪い・・。

正直、そんなことはないとは思うのですが、こうも１番人気が飛ぶ流れは、馬券を買う身からしたら、どう予想するべきかわかりません・・。もう、残りのレースを１番人気が勝ったとしても例年通りの１番人気が馬券になる割合を大幅に下回っているわけで、こんな年は１０年に一度あるかどうかというレベルです。競馬ファンの見る目がないのか、１番人気に騎乗する騎手が下手なのか・・。難しいところですね。

〇バーデンヴァイラーは１４着、▲オーヴェルニュは９着、×グロリアムンディ１２着、☆サンライズホープ６着と全く的外れの結果となりました。完敗です。

残り４銭となりましたが、有馬記念まで２歳戦２つ。ここで、資金調達できるように、また来週、頑張ります！

最後に、来年につながるよう、「虎の巻」に追記しておきます。

・前走、条件馬は消し。オープンでも、マイル以上のレースで連対してない以外は消し。

・初ダート馬も消し。

・やはり、このレース、前走、「JBC組」、「みやこS組」が強い。特に馬券対象馬、最悪、掲示板に載った馬は高確率で馬券に絡む。（シリウスSは人気になるが過剰人気でなければ中京コースなので、馬券になる馬も出やすい）

・その2レースをステップとして、その年の中央コース（札幌、中京、を含む）のマイル以上の重賞で連対している馬は、さらに高確率で馬券に絡む。

・ただ、JBCクラシック勝ち馬は、地方の方が合っている可能性があるので、そこで負けた馬の方がこのレースには合っている。

・ステップレース以外からの参戦なら、年内にＧ１を勝っている馬を最重要視すること。（特にマイル以上のＧ１、フェブラリーＳなど）

・中京競馬場に変わって、過去、６年、前走１６００m以下から出走してきた馬（南部杯、武蔵野Sとか）は、２０００ｍ以上の重賞で連対か、坂のある１８００ｍダートでの勝ち鞍のある馬のみ。

・前走で、マイル以上で上り最速をだしている馬は、買うべき。

・３歳馬は、１８００ｍ以上のダートでの勝ち鞍は必須。マイル以上の古馬重賞を勝つか、古馬混合の１８００ｍ以上の重賞で連対したことのある馬のみ。

・やはり、このコース、「内枠有利」（７，８枠は不利）。あと、スタート後、坂を上っていくので、逃げ、先行馬には、キツイ展開になるが前残りになりやすい。坂のあるコースで馬券になった馬は先行馬は押さえてもよい。逃げ馬なら、５７ｋｇ以上を背負って、１８００ｍ以上を逃げ勝った馬のみ。（３歳なら５４ｋｇ以上）

・血統的には、クロフネなどのフレンチデュピティ系や、キンカメ産駒、APインディ、ゴールドアリュール産駒、あとネオユニヴァース産駒やシンボリクリスエス産駒のような芝のＧ１勝ちのある種牡馬はプラス評価。

・3角から下って、4角から急坂があるので、坂のあるコース（阪神、中山、中京）で勝ったことのある馬、この3場で好走している馬をチェック。

・リピーター率は高いレース。地方よりも、同年のJRAのレースで馬券になったリピーターは、押えるべき。

これで、来年は、ばっちり当てたいな～