東京競馬場で行われた日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)は、中団でレースを進めた福永祐一騎手騎乗の4番人気シャフリヤール(牡3、栗東・藤原英昭厩舎)が、直線で狭いところをこじ開けて進路を確保。先に抜け出していた1番人気エフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)に内から並びかけて競り合い、これをハナ差下して優勝した。勝ちタイムは2分22秒5(良)。
シャフリヤールが今年の3歳馬の頂点の座を射止めました。鼻差の2着に◎エフフォーリア。まさに激闘。歴史的なダービーになりましたね。自分が競馬を初めて鼻差の決着だった日本ダービーは、アグネスフライトとエアシャカール、ディープブリランテとフェノーメノの2回。
何か前者のフライトとシャカールの関係に似てるな・・。そうなれば、エフフォーリアは菊花賞勝つってことになるのですが・・。
8R青嵐賞のレースをみて、嫌な気がしていたのですが、あの少頭数のレースで、2.23.2っていうメッチャ速い時計での決着になりました。昨日の予想の決着タイムをこのクラスで出しているので、こりゃ、スピードのない馬は無理だなぁ・・と思ってしまいました。そうなれば「毎日杯組」やサトノレイナスの出番になるんじゃないかと思っていたら、その通りの結果。皐月賞組の出番はありませんでした。
負けはしましたが◎エフフォーリアは間違いなく、メッチャ強い馬です。横山騎手も落ち着いた好騎乗でした。ただ、福永騎手が上手かったです。歴史は繰り返すじゃないですが、エフフォーリアの父エピファネイアに乗ってた福永騎手が、キズナに乗ってた武豊騎手に競馬の厳しさを思い知らされたみたいに、今度は福永騎手が横山武史騎手にその厳しさを教えた感じです。福永騎手も初ダービーの時にキングヘイローで大敗しましたが、それよりは上手に横山騎手は乗ってましたが、なかなかすんなりダービーは勝たせてもらえませんね。
今日のような超高速馬場になったら、やはり、ディープ産駒は幅を利かせます。スピード上位馬が2400mであっても、来ちゃいます。ダービー馬はダービー馬からの名言通りの結果でした。
虎の巻のデータの「皐月賞より前からのローテの馬は来ない」というデータは、あっさり、覆されました。もう、令和の時代になると、ホント、外厩の仕上げで馬は仕上がって、狙ったレースを勝つためのローテに変わったといっていいですね。とくに、「ノーザンF」の馬は。
野球のピッチャーみたいに先発完投型というか3冠を狙うというより、皐月賞向き、とか日本ダービー向きみたいな感じで、ノーザンFの馬は育成されていくんでしょうね。クラブの持ち馬が多ければ余計に、使い分けってこともされるでしょうし。
しかし、勝った、シャフリヤールは強かったなぁ。正直、あのレコード駆けの後に、この時計を出して勝つんだから。血統も、アルアインの下で通ってるし、兄とは違った感じですが、東京コース向きで秋には天皇賞・秋に出てきたら面白そう。上の3冠馬、コントレイルや、グランアレグリアとの激闘を見てみたい気もします。
◎エフフォーリアもほぼ勝ちですから、この世代トップの面目躍如です。共同通信杯での借りは返されたものの、父同様の日本ダービー2着は立派です。秋は、2冠を目指して父の勝った、菊花賞に向かってほしいです。
3着にステラヴェローチェ。いやな予想は当たるもので、「皐月賞の馬券に絡みながら、フロック視され、ダービーでも、伏兵扱いをされ、穴をあけるタイプ。」ならこっちってことでした・・。
いただいたコメントにも書きましたが、バゴ産駒は古馬になってからかなぁと思っていたところもあり、切りましたが、共同通信杯で1kg重い重量で上の馬と好勝負してましたし、1.32秒台でマイルを走る能力が早い時期からあった訳ですから買うべきでした。クロノジェネシスも2歳から走ってましたし、走るバゴ産駒は早い時期にマイルを勝てるくらいのスピードと重賞での実績がある馬は、今後も、買うべきですね。反省です。
この速い時計の決着で、掲示板には、「毎日杯1,2着」、レコードの桜花賞2着のサトノレイナス、1.32秒台だった朝日杯2着のステラヴェローチェと速い持ち時計の馬が占める結果となりました。
そして、○タイトルホルダー、▲ヨーホーレイク、×グラティアスは「6,7,8着」とやや重だった皐月賞組は掲示板にすら乗れませんでした・・。予想でも書きましあが、戦前言われていた通り、「皐月賞組との勝負付けは済んていた」ってことです。
「虎の巻」によるデータも、大幅に改定しなくちゃね・・。もう、データ通用しない時代になってるのかもしれません。京都競馬場も改修され、コースデータも一から練り直さなければならないし、データより、やはり、その時の、馬の調子を見てから判断するべき時代になってきてるのかもしれません。
とりあえず、「虎の巻」を改定しておきます。
ダービーの馬券はこの2パターン。
・1つは、皐月賞の馬券に絡みながら、フロック視され、ダービーでも、伏兵扱いをされ、穴をあけるタイプ。
・もう一つは、皐月賞で、6着以下になった馬の巻き返しというパターン。
・皐月賞直行組は、1~3着馬。それ以下からの巻き返しは、皐月賞で5番人気以内で、負けた馬のみ。
・皐月賞出走で掲示板以下からの巻き返すには、前走で重賞連対必至。
・内枠・先行有利。雨ならさらに。先行馬で2200m以上で34秒台のある馬は要チェック。差し馬なら、マイル以上で33秒台の経験があること。
・7,8枠で馬券になるのは、2000m以上のG1,G2の重賞連対馬のみ。
・1番人気は買っておくべし
・1800m以上での連対は、必至!(ただし、牝馬なら、G1勝ちくらいレベルならマイルでもOk)
・NHKマイルC組は、勝ち馬を含めて、1800m以上の重賞勝ちか、2000m以上のレースで勝ち鞍のある馬のみ。皐月賞からの転戦なら、リフレッシュ度が重要で、調教が前走以上のパフォーマンスなら、買い。
・トライアル組は、「青葉賞連対馬」と「京都新聞連対馬」のみ。青葉賞は、馬券対象外からも過去馬券に絡んだことはあるのですがその場合、1800m以上の重賞勝ち鞍があること。基本は、皐月賞組が強いので、レースのレベルで比較を。
・その青葉賞組は、1着馬以外は、青葉賞以前に重賞に出走した経験がある馬しか、馬券に絡むことがでない。青葉賞で連対したとしても、それ以前の重賞に未出走なら、「消し」
・青葉賞勝ち馬は「上り最速」で勝った馬のみが馬券になる。
・京都新聞杯組で、買えるのは、最先着したディープ産駒のみ。「1枠」を引くか「先行できる」ことが条件。
・プリンシパル組は、2000m以上の重賞連対か、マイル以上の重賞勝ちのある1番人気で連対した馬のみ。
・重賞未勝利馬は、2000m以上の重賞で連対か、皐月賞出走で2000m以上のオープン勝ちのある馬のみ。
・1勝馬は、2000m以上の重賞で連対かつ、G1で連対経験のある馬のみ。
・皐月賞時点で、1800m以上の重賞勝ちをしていたのにもかかわらず、皐月賞に出走しなかった馬が、ダービーに出走して来たら、要注意。(小回りを嫌って出走しなかった可能性があるため)
・皐月賞で、6番人気以下かつ、6着以下だった馬は馬券に絡まない。
・阪神1800m、2000m、京都1800m、2200m、中山1800m、2000m、東京1800、2000、2400m好走馬は買い。特に、「きさらぎ賞」、「弥生賞」、「スプリングS」、「皐月賞」好走馬は買い。
・当日の馬場をチェック。速いタイムならディープ、キンカメ産駒。
これで、来年はバッチリか・・?
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