この作品の原作は、古いですよね。
リアルタイムで読んだ事のない視聴者の方が多い作品だったかもしれませんね。
若い方々にはどう受け止められたのでしょう。
ハクメンのモノは、
沖縄の海に封印されていました。
封印が解けると、
日本列島を破壊しながら縦断し、北海道の最北端まで行った所で連れ戻されました。
日本列島は沖縄から北海道まで、
大きな都市は、天変地異とテロで破壊されたようになりました。
しかも、
日本列島を支えていた地盤に穴が開けられたので、
地震が頻発し、海へ崩れ落ちるのも時間の問題です。
そんな時、
ハクメンのモノと戦うのは、
主人公の少年・うしお と、
妖怪・とら 。
うしおととらが旅で出会った日本のアヤカシ達。
ハクメンのモノを知っていた人間達。
これだけでは足りません。
自衛隊の方達。
その他、生き残った人々の心。
そして、亡くなられた魂達。
古いマンガですが、
もし、日本が悪意と恐怖を求める者に襲われたら。
日本が天変地異(地震、火山、津波、雷雨、、)に襲われたら。
もし、子孫や縁ある者が襲われたら。
こうなるのではないか、と、
全力で描かれていました。
そして、この国のマンガの特徴ですが、
天皇が存在しません。
もし、現実に天変地異が起こったら(今も継続中ですが)、
テロや戦争に巻き込まれたら。
このマンガの主人公のようにたたかうのは、
天皇陛下なのではないか?
現在は、
陛下をお一人でたたかわせているのではないか。
いえ、昭和天皇の御心や状況は、こんな感じだったのではないか。
別に、国民全員が槍を持って戦うのではないのです。
戦える人は戦う。
助けられる手段を持つ人は助ける。
それが出来ない人は、心を寄せる。
それだけで何とかなる手段を持つ人々、
それは人ではなく、
御先祖様かもしれないし、
土地の精霊と呼ばれる存在かもしれないし、
氏神様かもしれないし、
国土の神様かもしれないし、
太陽神かもしれないし、
地球そのものかもしれない。
そういった、
本当に凄いパワーで、
日本晴れを導く存在の実在を、
もう感じて良いのではないか。
なんて希望を持ちました。
コレはマンガだろ。
ホントはこんなコトないよ。
ではなく、
マンガより、
現実はもっとスゴイ!
スゴイコトを、日本人はやってきたのではないか。
このアニメをみて、
心を揺さぶられる人々がいたなら、
面白いですね。