おい、グレン。僕の声が聞こえて・・?
あるアニメを見て、
決定的な間違いを発見しました。
それはどこかの王国の話なのですが、
そこの王子様が飛び回っていて、仕事がたまっている。仕事して下さい!
バサッと書類を渡す。
王子様はサイン仕事をやらされる。
何が間違いかというと、
書類仕事というのは、官僚の仕事であって、ロイヤル・ファミリーの仕事ではないんですね。
ロイヤル・ファミリーの最大の仕事とは、
人と会うこと。なんですね。
それは、神事や、行事も含まれます。
そこへ行って何かをする。
誰かに会う。
これが最も重要なのです。
ロイヤル・ファミリー(それ以上)の方々が書類仕事に忙殺される様を描いて、仕事に拘束されると表現するなど、
いつの時代のマンガか?
と思いますが、
描いている原作者より前に、
編集者が気づいて指摘するべきだし、
その部分をアニメ化すべきではありません。
ああ、もう、
ひとりでマンガを描く時代ではないんだろうか。
と、思う次第です。
と、いうわけで『終わりのセラフ』です。
ファンタジーも住み難くなってきた。
なんとなく既存の軍事的部分を取り入れて、好きなとこだけ描く。
ということが、読者側にとって苦しくなり始めている。気がします。
最近は、軍事オタが喜ぶ作品も頻発していますから、
受け取り手の方が詳しくなってしまっています。
吸血鬼と人間。
ホントに悪いのはどちらか?
と、言うことにしたいのか。
人間は滅ぶべきだ。
と、言うことにしたいのか。
天使は鬼よりも悪だ。
と、言うことにしたいのか。
あらゆる矛盾を、矛盾だね、と表現していくうちに、物語の強引さはカッコよさだ、みたいな開き直りになってしまったのか。
いい声を集めても、
作品の整合性、いえ、面白さの基本がなければ、素晴らしいとは言えない。
今作は、名古屋が舞台でしたので、
色々な場所の荒廃した(笑)姿を見ました。
しかし、物語上、移動距離と移動時間が合わないな、と思いました(笑)。
今作活躍した声優では、
鈴木達央氏は、叫ばないとね。
細谷佳正氏は、大活躍ですね。逆に、彼が声をあててるから、生き残るキャラだと思いました(笑)。
てなところでした。
これでも一作目、二作目続けて観てます。
が、皆さまにおススメできるところは特にありませんでした。