アニメ0015 終わりのセラフ

2016年01月28日 | anima
おい、グレン。僕の声が聞こえて・・?



あるアニメを見て、
決定的な間違いを発見しました。

それはどこかの王国の話なのですが、
そこの王子様が飛び回っていて、仕事がたまっている。仕事して下さい!
バサッと書類を渡す。
王子様はサイン仕事をやらされる。


何が間違いかというと、

書類仕事というのは、官僚の仕事であって、ロイヤル・ファミリーの仕事ではないんですね。

ロイヤル・ファミリーの最大の仕事とは、

人と会うこと。なんですね。

それは、神事や、行事も含まれます。

そこへ行って何かをする。

誰かに会う。

これが最も重要なのです。

ロイヤル・ファミリー(それ以上)の方々が書類仕事に忙殺される様を描いて、仕事に拘束されると表現するなど、

いつの時代のマンガか?

と思いますが、

描いている原作者より前に、
編集者が気づいて指摘するべきだし、
その部分をアニメ化すべきではありません。


ああ、もう、
ひとりでマンガを描く時代ではないんだろうか。
と、思う次第です。


と、いうわけで『終わりのセラフ』です。


ファンタジーも住み難くなってきた。
なんとなく既存の軍事的部分を取り入れて、好きなとこだけ描く。

ということが、読者側にとって苦しくなり始めている。気がします。


最近は、軍事オタが喜ぶ作品も頻発していますから、
受け取り手の方が詳しくなってしまっています。

吸血鬼と人間。
ホントに悪いのはどちらか?

と、言うことにしたいのか。


人間は滅ぶべきだ。

と、言うことにしたいのか。


天使は鬼よりも悪だ。

と、言うことにしたいのか。


あらゆる矛盾を、矛盾だね、と表現していくうちに、物語の強引さはカッコよさだ、みたいな開き直りになってしまったのか。

いい声を集めても、
作品の整合性、いえ、面白さの基本がなければ、素晴らしいとは言えない。



今作は、名古屋が舞台でしたので、
色々な場所の荒廃した(笑)姿を見ました。


しかし、物語上、移動距離と移動時間が合わないな、と思いました(笑)。


今作活躍した声優では、

鈴木達央氏は、叫ばないとね。

細谷佳正氏は、大活躍ですね。逆に、彼が声をあててるから、生き残るキャラだと思いました(笑)。

てなところでした。

これでも一作目、二作目続けて観てます。
が、皆さまにおススメできるところは特にありませんでした。
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ベゴニアと霜。

2016年01月27日 | 日々
今回の寒波は、皆さま大変でしたでしょうか。
被害に遭われた方々。お見舞い申し上げます。



こちらはほとんど雪が降らないのですが、
とうとう雪が降りました。

雪、霜、というのは、
ガーデニングで気を付けなければならない場合がありますね。

パンジーは、雪をかぶっても平気ですが、
ベゴニアはダメです。

『ベゴニアに霜の一発』

ということわざがありますが。
(注:ありません)

非常に寒さに弱い植物です。
霜があたると、回復は難しいです。


なので、屋根のある場所に移動していたのですが、今回はダメでした。

ガーデニングサイトでは、
室内に入れるよう勧めているようですが、それくらい過保護でないとムリかもしれません。

ただ、ベゴニアは安価なので、
ムリに手間をかけることもありません。


私は、ベゴニアを下が土の場所に鉢植えで置いていまして、もう何年もこぼれ種で育った株を鉢に植え替えて育てています。

春になれば、また生えてくるサ~。

と、言うわけです。

たくましい花です。

小さな株でも、溢れるほど大きく、花も元気に咲きますから、手間もかからない良い花です。

ベゴニアには種類がありまして、
今回の話題にしたのは、
ベゴニア・センパフローレンス と呼ばれているものです。

ベゴニア(木立性)という種類は、
高価ですから、冬は是非とも室内に入れてあげてください。

これから、毎年雪が降るようなら、
一年草(一年で枯れてしまうもの)として楽しむものと割り切る方が楽かもしれませんね。
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おもむき。

2016年01月20日 | 日々
和歌では、旧仮名遣いが原則のようで、
私のようにすべて現代仮名遣いで記してしまっているのでは、おもむきがありません。

昭和天皇も今上陛下も、旧仮名遣いを使っておられますが、
旧仮名遣いで学ばれた世代ですから、
馴染みはありましょうが、

やはり、和歌は旧仮名遣いの方がよいと、
伝統だけでなく、
お感じになられている何かがおありなのでしょう。


しかし、マネしようとするには、
辞典を片手に、暗記しなくてはなりません。

あを(青)

うゑる (植ゑる)

くれなゐ (紅)


などの単語は昭和天皇の御製によく出てきますので、もう覚えました(笑)。


昭和天皇は、ひとつのお題に、数首をお作りになられて、また言葉を厳選し、理想の形に近づけていかれたという話が御製集に載せられています。

あれほどすっきりと歌われている御製が。


いえ、すっきりとした美しさは、
お感じになるみたまと、
絶え間ない努力によるものなのですね。


昭和天皇の歌会始の御製は、
昭和二十二年からのものが宮内庁のHPに載せられています。


また、何の宣伝もなくあげられているので、気づきませんが、

天皇皇后両陛下の御歌は、歌会始だけでなく、年に数首公開されています。

今だけの特典かもしれません。
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長い語は。

2016年01月19日 | 日々
昭和天皇の御製を拝読しますと、

晩年にも御歌に新しい語を取り入れるという若々しさを感じます。

昭和天皇は、ひとつの語を明確にある意味として使われています。


私などはひとつの事に対し、言い換えをしようなどと安易に考えるものですが、


昭和天皇はその現象、その思いに当たる言葉とは何か。

そして、この言葉はこの用例で用いる。

と、対象に焦点を当てて語を選んでおられるのが伝わってきます。


また、歌にするにあたり、現在の単語をいかに織り込むべきか。に、ある指針をお示しになったと思います。

それは、七文字より長い語は、字余りでも良いから七文字のところで歌う。というもの。

実は、他の歌人が決めた事かもしれませんが、
私は昭和天皇から学びました(笑)。



たとえば、
クリスマスローズという花があります。

クリスマスは五文字ですから、

年明けて
ようやく開く
クリスマス
ローズの花の
うつくしきこと


という歌ではなく、


一年に
一度の出会い
寒き朝
クリスマスローズの花が
上がり始める


というように、
(注:歌は私の作です)

長い名前は調子で切らない。


という法則を昭和天皇は使われています。

これは、現在の皇后陛下の御歌でも拝読しました。



皆さんも、字余りをおそれず(笑)、
新しい語、最近流行りの単語を織り込まれると面白いかもしれませんね。
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木を植えること。

2016年01月18日 | 日々
皇室を特集したテレビ番組を観ていますと、国民体育大会に、皇族方が全員で各試合に出席されていることを、不思議に思っていました。

そして、以前、公務を減らすという提案に「植樹祭などは続けたい」という今上陛下からの御意向があったという話を聞きました。


昭和天皇の御製を拝読して、
その理由が少しわかりました。


戦後、昭和天皇は、

国民体育大会で活躍する若者達は健康な男女が国に増えている証拠。

と思われて、見守っておられたのでしょう。

毎年、毎年、若者達が生き生きとスポーツをする様を喜ばれておられたのを感じます。




そして、植樹祭は、

木を植えることは、国を守ること。

と信じておられたのでしょう。


昭和天皇は、昭和四年に南方熊楠とお会いになっておられます。


昭和十二年から、ゴルフをおやめになられました。

それから、皇居にあったゴルフコースの手入れをやめさせ、昭和十五年頃から自然のままにされました。

このように森を作ってどうなるか、という実験をなさったのかもしれません。


そして、

戦後、植樹祭に毎年出席され、
全国に行かれて木を植えられました。


木々が茂ることは国を守ること。


と、確信されておられたようです。


御製でも明確に歌われています。


このお心を、
皇族の皆様はよくご存知で、遺志を受け継がれておられるのでしょう。
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