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HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

Ulf Wakenius 『Music of Keith Jarrett』

2006年06月26日 | ジャズ
 国内発売代理店「ノルディック・ノーツ」から、直送でアルバムが届いた。全編、Keith Jarrettの作品の演奏。原曲の演奏を知っているものは、どうしても比較してしまい、よいと思うものもあれば、物足りないものもあるのが正直な感想。あくまで、丁寧にセンチメンタルに演奏するというスタンスでの、Keith Jarrettの楽曲への解釈が彼の演奏の自由さを狭めた観もぬぐえない。
 厳しめのレビューだが、おそらくKeith Jarrettの演奏を耳にすることなく、本作を聞く人は、素直に楽曲を受け止め、そのクリーンなギタートーンと、美しいメロディーに好感を抱くであろう。

 実際、原曲を私自身知らない楽曲「Everything That Lives Laments」は、私には本作一番のお気に入りの作品となりそうだ。間接的な予想ではあるが、おそらく原曲のベースは、チャーリー・ヘイデンであろう。メロディックなリードベースと後半それを軸に扇情的なギターソロが展開される。そして、ベースとギターのユニゾンで主題が繰り返され、曲は終わりを迎えるのだ。この原曲のアルバムはすでに発売されていないようで、中古市場で高値で扱われていた。

 画像はKeith Jarrett 『Mysteries』

 このアルバムが梱包されていた再利用封筒には、遠い北欧の国の切手が何気なく張られていた。さりげないことだけれど、またこの代理店から購入したいと思った。

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