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HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

Ulf Wakenius

2006年04月19日 | ジャズ
 Pat Methenyとこのギタリストの共演を映像無しで聞いたら、区別できないかもしれない。今まで知らなかったジャズギタリスト、Ulf Wakenius 。
 先日の記事以降、Pat Methenyの映像探査のネットの旅で出会った。Pat Methenyとの共演演奏。ぜひ、目を閉じて聞いて欲しい。
 Pat Metheny & Ulf Wakenius - Angel Eyes

 琴線に触れる即興のライン。意外なところでキース・ジャレットと結びついていた。キースに捧げるトリビュートアルバム。

プレイズ・ザ・ミュージック・オブ・キース・ジャレット
/ウルフ・ワケーニウス
Nordic Notes/Jazz Side NNJ-2026


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Keith Jarrett 『WORKS』

2006年04月08日 | ジャズ
 もう10年以上前、中古CDとして購入した1枚。現在も続いているTRIO編成以前の演奏(主として70年代の演奏)の編集盤(ネットで調べてみると、中古盤はかなりの高値)。
 ソロピアノ演奏、パイプオルガン演奏から、カルテット演奏まで一貫性のない音が寄せ集まっている訳で、彼の演奏のファンでない限り聴き応えはないかもしれない。けれども、彼の音階の癖にはまった人にとっては、時間の旅のようなもの。彼の様々な歩みを1枚のCDを通じて、追体験するのだ。
 
 
 時折、小雪がちらつき、訪れかけた春が実感できない今日のような日。寒いよるに、このアルバムを聴くようになったのはいつからか。


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レインボー・ロータス より 『Paint My Heart Red』

2005年11月12日 | ジャズ
 阪神大震災のチャリティーアルバムとして製作された、「レインボー・ロータス」というアルバムはすでに廃盤となっている。このアルバムにKeith Jarrettの『Paint My Heart Red』というソロ作品が収録されている。最近のライブでもアンコールとして演奏していることから、即興演奏ではない。
 機会があって、この音源を聞くことができた。おそらく最近のソロ演奏の中では屈指の作品といえよう。主題となる旋律をあくまで丁寧にリフレインさせ、中盤リリックに感情溢れる演奏に突入する、そしてやがて種瀬韻律に戻り、静かに音が途絶える。
 彼がこのようなプロジェクトに参加していること自体しらなかったが、どこかで現実社会との接点を持った演奏活動をしていることはなぜかうれしく感じた。
 しばらくこの曲を聴き通しになるだろう。迷う心を奮い立たせてくれる。

 久しぶりに、力強い彼の演奏を聴いた気がする。Facing You 以来の力強さかもしれない。惜しむらくはなぜに廃盤なのかということ。
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リズ・ストーリー 『ソリッド・カラーズ』

2005年10月19日 | ジャズ
 ウンダム・ヒルレーベルは、80年代当初、クオリティーの高い演奏者を輩出した。ウイリアム・アッカーマン自身のアルバムもそうだが、妥協がないというか、ストレートというか、その後のいわゆる「癒しブーム」とは意味合いが違う方向性を持っていたように今となっては思う(ヒーリングということで今では分類されているが)。
 個性が強い演奏者が並ぶ中で、リズ・ストーリーも同様に独自の「色」を持っていた演奏者。

 実は自分で買った最初のウインダム・ヒルレーベルレコードは、『ソリッド・カラーズ』。キース・ジャレットの影響を隠さず、ある程度の年齢に達してから本格的にピアノに向かった女性。
 計算された曲の展開の中にも、奔放さを失わず、それが扇情的であり、クールであった。ネット検索で調べたらオリジナルアルバムは、3枚。後はオムニバスアルバムで彼女の曲は使い回し。ちょっと切ない話。

 ウインダム・ヒルの公式ページを見ても彼女の名前は見あたらない。また、レーベルから発表された少なくない演奏者のオリジナルアルバムは廃盤になっているのも多い。無名ながら光るものを持っている演奏者の演奏を、世界に発信し続けるレーベルの宿命なのかもしれない。

 CD店に行ってもウインダム・ヒルレーベルを気にしなくなったなあ。今、持っているので充分…あっ、パトリック・ボールは未だ捜索中。知っている人はないかなあ。

 おまけ

 レコード時代、ウインダム・ヒルのレコードは、レコードの盤面が傷つかないように独特のパッケージをしていました。音にこだわってた証かな。 
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Keith Jarrett 『Arbour Zena』

2005年10月01日 | ジャズ
 高校生の頃、後輩から借りたキース・ジャレットの『ケルンコンサート』のテープ。それが彼の音楽との出会い。大学生になってからは、中古レコード屋で彼の作品をあさったものだ。ソロの演奏とジャズバンドでの演奏はかなり違うのでとまどう人も多い。
 80年以降、「スタンダーズトリオ」が息長く続いている。モード系の70年代のカルテットと異なり、私のようなソロ演奏から入った者でも心地よく聞くことができるグループである。
 標題のアルバムを聞くことができた。国内生産はもうしていない1975年の作品。私のお気に入りのベース奏者、チャーリー・ヘイデンが参加している(彼とパット・メセニーの共作『beyond the Missouri Sky』はなかなかのもの)。

 丁寧な一音一音が心にしみてくる作品。
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