牛久から高速で1時間程度。ひたち海浜公園の手前に虎塚古墳がある。
国指定史跡である。
年に二回,春と秋に石室内部が一般公開される。(3月下旬や10月下旬ころ)
公開日は毎年異なるので,ひたちなか市のホームページなどで調べてほしい。
この古墳は保存状態が良く,成人の遺骸や太刀などが発掘されたという。
石室内の彩色も残っている全国的にも珍しい古墳と聞いた。
今は高松塚古墳のように空調を効かせた環境で保存されている。
春はちょうどサクラの頃,訪れた。
前方後円墳の形は良く残っているが,比較的小ぶりだ。
古墳の上にも登れて,どうと言うことはない。
大きな木まではえている。
発掘が昭和48年というから,昔からあまり注目されなかったのだろう。
大発見だったと思う。
横穴の入り口近くに小さなテントと椅子があり,10人ほどが順番を待っていた。
ほどなく数人ずつが中に案内される。
ガラス越しに説明員が懐中電灯を照らしながら口早に状態を説明する。
ガラスが曇ってあまりよくわからない。
まあ,大変貴重なものをみせてもらった気分は味わえた。
帰りに車を停めた「ひたちなか市埋蔵文化財調査センター」に立ち寄ると,石室のレプリカがあった。
酸化鉄の朱色は世界各地の洞窟絵画などで見られる色だ。
丸や四角の意味はあったのだろうか。
抽象的ですてきな図柄だ。
自分がこんなお墓に入って,1000年以上たって発掘されて,骨拾われて,みんなが見に来たら。
ちょっとはずかしいなあ。
ではまた,ぶらり。
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