梅で有名な水戸の偕楽園は三大庭園の一つといわれる。
この庭園は弘道館とセットで徳川斉昭が1842年に作ったそうなので、後楽園や兼六園よりずっと新しい。(なのに3大庭園)
そんな偕楽園を学芸員の方の案内で梅まつり前に巡った。
斉昭は藩士の師弟に弘道館で勉強させ、疲れたら、偕楽園で遊べるようにとここを造成した。
大いに勉強するが、息抜きも忘れない。
一張一弛(いっちょういっし)というらしい。一張はしっかりと気張る。そして一弛で緩める。
大いに遊んでからでなく、一張が先である。
弘道館からここに来るには20分ほど歩く。
今は正門のようになっている東側の入口は当時なくて、本来は西側の門から入るのが正式という。
ここを入ると、左に孟宗竹と右にスギ林のやや暗い小径を降りていくことになる。
青竹が清楚だ。
ゆるやかなカーブの小径をしばらくすすみゲートをくぐると、開けた空間があらわれ、梅が並ぶ庭園にでる。
なかなかおしゃれな演出だ。
それが現在はおみやげ屋が並ぶ通りからいきなり梅林に入る。風情はない。
梅のソフトクリームをなめながら自撮りする観光客をかきわけ、梅林に入る。
正面には千波湖の見える一角に好文亭が立っている。
2階の広間から眺めると広々とした絶景が見える。
これが偕楽園の一つの見せ場という。
梅と松の先に広がる千波湖。
江戸時代は倍の大きさがあった。
梅はまだ咲いていない。
わずかに数本咲く紅梅に観光客が集まっている。
今年の梅まつりは2月10日から始まるそうだ。
よければぜひ水戸に足を運んでいただきたい。
ではまた、ぶらり。
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