うしくの辺り:魅力度最下位? 茨城県の南部

茨城県の牛久市を中心に、散歩やドライブで見つけた素敵な場所や不思議に思ったことをつづった。魅力度最下位茨城の地味な魅力。

まんぼう:北杜夫を思い出す

2023-05-13 15:00:00 | アート

ミュージアムパーク茨城自然博物館。茨城県の西部にある。

その天井からマンボウがつるされているのを撮って思い出した。

どくとるマンボウ、こと、北杜夫氏

 

最近はほとんど忘れられた作家のように思う。

純文学で芥川賞も受賞している大家である。

三島由紀夫も絶賛していたという。

が、どくとるマンボウ航海記や青春記などのユーモアある自伝小説で出版当時一世を風靡していた感がある。

祖父は政治家で医師。父は医師で歌人の斎藤茂吉。本人も医師で作家。子供も作家。

3代続けて精神科医師。Wikipediaに詳しい。2011年10月に亡くなっていた。

 

 

なんかユーモアある顔。

ひょうひょうと海に漂っているマンボウの姿をテレビでときどき見る。

マンボウのようになりたいと思った。

最近の世界情勢やタイパといわれる忙しい時代にはまったく似合わない存在だ。

荒波には似合わない。

しかし、台風のような荒波でも水中は静かだとも聞いた。

わが心にマンボウを飼ってみようか。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

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エゴン シーレ展:上野東京都美術館

2023-03-05 22:00:00 | アート

上野公園内にある東京都美術館でエゴンシーレ展が開催中

時間帯別のチケット事前購入であったが取れない時間帯はなかった。

それでも区切りの時間には入場者が固まるそうなので、30分ほど遅らせて行く。

シーレ展とはいうものの、シーレが活躍した当時のウィーンの画家たちの展示が並ぶ。

シーレの作品は半分もない(ちょっとがっかり)

この時代のウィーンの美術界はグスタフ クリムトが仕切っていたというが、確実に新しい風が吹いていたようだ。

新しい風は決してさわやかではなく、多くの批判や論争を生んだ。

いまでこそクリムトやシーレは世界的に評価されているが、当時としては刺激的過ぎたのだろう。

心地よさの中には退廃のみ。

結局、クリムトも、シーレも、1918年にスペイン風邪で亡くなっている。

シーレはまだ27歳。結婚後間もなく、画家としても認められ始めたときに

 

第一次世界大戦、スペイン風邪の流行と暗い時代だったようだ。

ロシアのウクライナ進攻、新型コロナウイルス。私たちも今、にたような時代。

 

そして最近のアート新しい潮流はなんなのだろう。

AI? まさか

 

ではまた、ぶらり。

 

シーレのサインです↓

 

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リーウーファン李禹煥:国立新美術館

2022-10-15 13:00:00 | アート

李禹煥

リーウーファン氏の展示会が国立新美術館15周年を記念して開催されている。

 

いつのころだったろうか。

テレビで自分の作品の意図を熱っぽく韓国なまりの日本語で語る氏の様子を見て興味をもった。

作家であるとともに美術評論家でもあるので、単に見て感じる美術ではない、言葉による強烈な個性を感じた。

特段のアートファンでもないので、忘れていたが、この案内を見つけて思い出した。

 

日本の美術館は基本的に写真はとれないが、

野外展示のこれはOKらしい。

これと同じモチーフの作品はフランスベルサイユでもつくったそうだ。

それよりかなり小規模らしいが、

東京ミッドタウンを背景にくぐるのも悪くない。

 

室内の一連の展示を見て、なぜかとても自然を感じた。

自然の一角を切り取ったような気がした。

切り取り方が作者の意図を明確にし、アートとして提示することなのか、と思った。

李禹煥のイメージが少し変わった。

 

ではまた、ぶらり。

 

 

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