西濃地区会員の樋口冨喜子さんはギネス認定(きものコレクション長着3,045枚世界記録)の書籍を出版されました。お訪ねして沢山のきものの保管の様子を拝見しながら、きものに対する思いやご苦労を伺ってきました。
「岐阜県揖斐川町の片田舎の一主婦が、50歳から始めたきものとの数奇でドラマティックな出会いを28編にまとめ、『きものがたり』に題して出版いたしました。今から20年以上前、『循環型社会の構築』や『自然環境の保全』、『環境教育・啓発活動の推進』を活動内容にNPO『いびがわミズみずエコステーション』が設立されました。 今思えば、現在世界中で叫ばれている『SDGs』の先駆けです。このNPOに理事として当初からかかわるうちに『もったいない』の精神芽生え、身の回りの不要品を『今まで以上に彩りを持って輝いてほしい』と、15年間『彩生(再生)講座』を主宰してきました。
その時、怖してしまうのがもったいないきものや帯たちにで会うことになりました。『きものの形のまま残したい』との思いが強く、そこから『きものコレクション』を始めました。蒐集した数なんと、小物を含めて8,000点以上、私個人では賄い切れない、この膨大な数の蒐集品をどうしよう! 後世に引き継いでほしい一心で、ギネスレコードに挑戦し、認定をいただきました。一枚一枚のきものや帯を作家や保存会の皆様に、認定していただく活動も始めました。私のきものとの『めずらしき出会いを』この本から感じとっていただけたら幸いです。
~きものはタンスの置物ではなく生きものだった~
今の正直な気持ちです。
『SDGs』の一環として、この気持ちであなたの回りを、そして、日本中のタンスで眠っているきものや帯たちを見直してほしい。もの言わぬきものたちに代わって、微力ながらきものの素晴らしさを皆様にお伝えする事が、私の使命のように思われます。本を手に取ってお読みしただければ幸いです。今後ともできる限り『日本文化再確認』の機会を作って参ります。」とのことです。
詳しくは、ギネス認定きものコレクター樋口冨喜子さんにお尋ねください。
Tel/Fax 0585-22-2703
携 帯 090-1980-0535
定 価 本体 1600円+税
(発行責任者:樋口冨喜子 編集制作:知活制作)
なお、書籍は国立国会図書館へ寄贈されています。また、アマゾンで購入できます。(種田 美好 記)