ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

2020.02.15 野塚岳西峰BC ケンさん遠征2日目

2020-02-18 | バックカントリースノーボード
前日迷いに迷って、天気の間違いない野塚峠に決めていた。

旭川ベースなので普通に考えたら、旭川から野塚はあり得ない。だが天気は間違いない予報。

「ケンさん、どうする?」

すると本州も酷い雪不足で大阪から新潟近辺まで行かないと滑れないとのこと。

どのぐらい時間かかるの?」
すると『7~8時間はかかりますわ~』
「片道?」
『そうです』

自分たちには驚愕の事実。
関西のひとは苦労してますな~。
道内なら端から端まで行けるんじゃない?

というわけで、ケンさんロングな移動を決意。
初めから言っておくが雪は別にして、あくまで天気でってことで。」






野塚峠を上がっていくとガスガスになってきた。
かなり不安がのしかかってくるが、トンネルまで来てガスが抜けた。
ちょっと安心。だがほぼ曇り空。
ときたま青い空が雲の切れ目から覗いてる。

晴れることを確信してハイク開始。
すでにP帯からガリガリ、なんと出発時からクランポン装着。
はっきり言って前途多難。
さすがに今日はケンさんクランポン持参、しっかりクランポン装着しての出発。





先週の日曜日に、にゃかたちがここを訪れている。
カリカリのトレースは彼たちのものか?
だとしても、あまりにも今年も雪が少ない。




出発してすぐに渡渉の連続。
おまけにカリカリのために難儀の連続。





それなりに沢沿いを進み、コルと西峰の沢の二股の手前の急勾配にさしかかり、ケンさん、『怖いわ~恐ろしいわ~』を連発。
そうなのよ、こんな時でもクランポンで行けるのよ。



無事に通過して二股。
西峰の沢に向け直登。やはり無理っぽい。
おまけに滑って来ることも無理っぽい。
右の樹林帯にトラバって稜線を目指す。
ここまで来る途中から、にゃか達であろうトレースは消えている。





疎林帯の方が斜度も雪も楽ではあった。
そのまま詰めて疎林が混んで来る頃には雪も柔らかくなり、登行はずいぶんと楽に。







疎林帯を上がって行くと、次々に見えてくる日高の山々。
その壮大さにケンさんもご満悦。
この距離でこの眺望。
コスパは相当高いと思われる。





シール+クランポンで稜線に乗り上げる。
風は強めながら寒さはさほどではない。

トヨニ岳もはっきり見えている。




今度はあそこに行くか?」
『えぇ~崖にしか見えへん』

「案外滑れるのよ、あそこに立てば」
『ほんまっすか?』

「大丈夫、去年はタカシと2人で滑ってるから」

『・・・』

「まっそれはさておき、せっかくだから西峰ピークまで行ってみるかい?」

今日は登山、冬山登山ということで。」












板をエントリーポイントにデポして西峰ピークに立つ。
素晴らしい眺めだ。何度来ても素晴らしい。




ホントに天気だけは良くて良かった。かなり安心した。ケンさんにもこの景色は喜んでもらえただろう。







エントリーポイントまで戻り、セットアップして落としていく。





危険がない限り、ケンさんにファーストトラックを滑らせる。
やはり硬そうだ。




だが、ケンさんなかなか転ばない。
滑りは上手い。





自分たちもドロップ。
自分なんか硬いところでガッガッガッてしりもちついてる。








もう自分の滑りも、若いもんたちにはかなわないのだろう。


そんな若いもんに滑りも登りも経験をつんで、自分以上になってもらいたい。スノーボードでもここまでできるということを知ってもらいたい。
そのためにアドバイスすることが自分の使命だとも思ってる。
わざわざ大阪から自分を頼って来ているのだ、いろんな事を吸収して実践して帰ってもらいたい。できればバフバフを滑らせてあげたいが・・・




西峰の沢は落として行けそうにないので、疎林に逃げ滑れるところまで滑っていく。




疎林の方がましで、一部柔らかいところもあった。
ケンさんはそれだけでも満足していたことに救われる。













帰りは登りトレースを戻り、何度か板を外したが、P帯までなんとか滑って終了。





なんだかんだで、今日も天気が良くて、止まればしゃべくって楽しい1日だった。

さぁ明日はみんなでは最終日、どこにするかは、電波のある大樹の道の駅まで戻り作戦会議。

続く・・・






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